東山魁夷せとうち美術館 – HIGASHIYAMA KAII SETOUCHI ART MUSEUM

瀬戸大橋の色を「ライトグレー」と指定したのは昭和を代表する日本画家の一人、東山魁夷さんってご存知ですか。お祖父様が、瀬戸大橋のかかる櫃石島(ひついしじま)出身ということで、瀬戸大橋のよく見える沙弥島に「東山魁夷せとうち美術館」はあります。美術館のカフェ・ラウンジからは、櫃石島をはじめ瀬戸内海の多島美を楽しむことができます。美術館のある沙弥島は、香川県側から陸続きになっており車で行くことのできる島で、瀬戸内国際芸術祭の開催島でもあるのでとても人気のスポットです。

Kaii Higashiyama (1908-1999) is a celebrated Japanese landscape painter. After he passed away, his family generously donated more than 270 lithographs to Kagawa Prefecture, since the painter’s grandfather was from Hitsuishijima Island in Sakaide, Kagawa pref., Japan. It was Higashiyama who proposed that light gray color would suit the Seto Ohashi Bridge. Visitors can enjoy a splendid view of the Seto Inland Sea from the Lounge, which is a good resting place. Refreshments are available at Cafe at the Lounge.
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樹齢800年の孔雀藤。香川県高松市の岩田神社 – Peacock Wistaria at Iwata shrine

香川県高松市飯田町の岩田神社で藤(フジ)の花が見頃を迎えています。樹齢800年と言われている岩田神社の藤は「孔雀藤」と呼ばれており、1本の幹から左右に広がる見た目が豪華です。毎年恒例の「藤まつり」が開催されており、多くの人たちが訪れております。藤の見ごろは4月末、藤まつりは5月3日までコンサートやバザーなど開かれています。

There are a lot of wisteria flowers growing at Iwata shrine, Kagawa pref., Japan. And the wistaria is called Kujyaku Fuji (Peacock Wistaria), because the flowers are look like beautiful peacock plumes. 続きを読む 樹齢800年の孔雀藤。香川県高松市の岩田神社 – Peacock Wistaria at Iwata shrine

四国唯一現存、日本国内最古の水車場「高原製粉精米水車場」 Takahara water mill

高原水車の運転と見学者案内
日程:2018年3月31日(土)
時間:10:00〜15:00
場所:香川県高松市六条町672 [Google Maps]

水車解体の様子はこちら(2017年12月10日)
江戸末期につくられた水車が、香川県高松市六条町に残っています。驚いたのは、その水車を動力として精米や製粉をするための機構です。旧古川の水の流れを利用して直径約5.0mの木製水車の動力が建物中にめぐらされた歯車やベルトコンベアに伝わり、小麦の製粉やお米の精米を自動的に行う機構が施されています。

There is a mill that has machinery that is driven by water at Rokujo town, Takamatsu city, Kagawa pref., Japan. The architecture and tools were designated by the Government as tangible cultural properties. The water-wheel has about 500 years of history, and is used by the domain of Takamatsu. A water mill is a mill that uses moving water as its power source. It is thus a structure that uses a water wheel to drive a mechanical process such as milling , rolling, or hammering. Such processes are needed in the production of many material goods, including flour and rice. 続きを読む 四国唯一現存、日本国内最古の水車場「高原製粉精米水車場」 Takahara water mill

【これが高知の桜】日本の植物学の父、牧野富太郎がみつけたセンダイヤ桜 – Sendaiya cherry tree

世界的にも有名な日本を代表する植物学者、牧野富太郎さんが発見したセンダイヤ桜が、高知県立牧野植物園で桜が見頃と聞いて撮影してきました。「センダイヤ」という名前の桜は、牧野富太郎さんが仙台屋という屋号の商家で見つけたことから、その名前がついたと言われています。山桜の園芸品種。花は淡紅紫色で先端と縁はやや色が濃い。開花期は、3月下旬〜4月上旬です。

I took photographs of “Sendaiya” cherry tree named by a historical figure Tomitaro Makino. One of the most comprehensive botanical garden in Japan opened in 1958 to honor the achievements of the world renowned botanist from Kochi Dr. Tomitaro Makino (1862-1957). Taking advantage of the South Garden errain, complete with ponds and gorgeous surroundings, this garden features oriental plants such as cherry blossoms, irises, lotuses and gentians. Relax and enjoy the changing seasons on benches by the ponds. 続きを読む 【これが高知の桜】日本の植物学の父、牧野富太郎がみつけたセンダイヤ桜 – Sendaiya cherry tree

【入居者募集】仏生山駅前の老舗の喫茶店「銀嶺(ぎんれい)」 Old coffee shop “Ginrei” at Busshozan

香川県高松市仏生山(ぶっしょうざん)の駅前にあった老舗の喫茶店「銀嶺(ぎんれい)」。劇団ペピン結構設計のまち歩き演劇の会場としてもつかわれた昭和レトロなお店、その後、町の観光案内所「門前町のまどぐち」や、期間限定のコーヒースタンドをされていました。娘さんがオープンしたコーヒースタンドに足を運んだところ、次々に昔から仏生山に住まわれている方たちが覗いては、この場所の思い出に語っておられました。また、高松市内においても、若い移住者が増えているものの、ここ仏生山には夜遅くにやっているお店はそれほど多くないため、仕事帰りにふらっと駅前にあるこのコーヒースタンドに寄るのが毎日の楽しみという若い方もおられました。 続きを読む 【入居者募集】仏生山駅前の老舗の喫茶店「銀嶺(ぎんれい)」 Old coffee shop “Ginrei” at Busshozan

絶景の瀬戸内海!一度は降りてみたい美しい駅「下灘駅」 – Shimonada station

「一度は降りてみたい!日本の美しい無人駅」としてもテレビや雑誌などで紹介され、最近ではInstagramの影響から国内外から多くの人が訪れる小さな無人駅が、愛媛県の双海町にあります。

愛媛県伊予市双海町大久保 [Google Maps]
Okubo, Futami town, Iyo city, Ehime pref., Japan

I admired the scenic view from the station. Shimonada Station is a railway station on the Yosan Line in Iyo, Ehime Prefecture, Japan. The station is very popular with photographers and tourists. The station is served by the JR Shikoku Yosan Line and is 222.4 km from the beginning of the line at Takamatsu. It is located on the older, original branch of the line which runs along the coast of the Seto Inland Sea. The tourist train Iyonada Monogtari runs on the coastal branch and makes a stop at Shimonada to allow passengers to take in and photograph the scenic views. One train times its arrival at sunset to catch the view of setting sun over the Seto Inland Sea. 続きを読む 絶景の瀬戸内海!一度は降りてみたい美しい駅「下灘駅」 – Shimonada station

美しい店 ガーンヴ ラバーリ gaouv rabari

香川県の西、観音寺(かんおんじ)という地にとても洗練された空間のお店があります。数々みてきた四国のお店の中でも、最も洗練された空間です。そこはまるで集落のように、分棟の建物ごとにそれぞれの世界が広がっています。オーナーが世界中を歩きながら集めてきた様々な道具や布には、ひとつひとつに生活の物語が詰まっていて語りかけてくるようです。どこを切り取っても絵になります。

お店の名前は、インド北西部 グジャラート地方に住むラバリ族に由来しています。ラバリ族の7割が遊牧民、あるいは半遊牧民で、他の民族とは生活様式が異なり、彼らの施す鮮やかな刺繍は、かなり古くからその芸術性が認められてきたそうです。

The oriental shop “gaouv rabari” is located at Kanonji city, Kagawa pref., Japan. The name “rabari” comes from rabari tribe who live in Gujarat, the western part of India. The shop achieves a polished space. You can feel and enjoy exotic mood. 続きを読む 美しい店 ガーンヴ ラバーリ gaouv rabari

香川県丸亀市にマイクロブルワリー「MIROC BEER」 – Micro Brewery “MIROC BEER”

香川県丸亀市にビール醸造所がオープンしたと聞いて行ってきました。丸亀駅から北側の港の方向に徒歩5分ほどの場所に位置しているので公共交通をつかっていくのも便利。商店街には丸亀ゲストハウス ウェルかめもできたので飲んで泊まっていくのも楽しそうです。

シックな雰囲気の内装を手掛けたのは、TEAM クラプトンの皆さん。メンバーの白石くんは四国食べる通信で一緒に農家さんの取材で通ったかつての戦友です。年齢層高めのグループから家族連れまで多くの人が訪れていました。英国のパブにはじめていったときに驚いたのは、日本の居酒屋のようにお酒を飲む大人の社交場としてのみならず、家族連れが足を運ぶ家族団らんの場所でもあるという落ち着いた雰囲気作りがよくできていることです。そんな場所になりそうな予感がして、今後がますます楽しみなお店です。

On 15th February 2018, A new Micro Brewery “MIROC BEER” opened at Marugame city, Kagawa pref., Japan.

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リノベーションスクール@紫波(しわ)

岩手県紫波町の地域おこし協力隊、平真弓さんに「リノベーションスクール@紫波(しわ)」の現場などを撮影・見学させていただきました。 続きを読む リノベーションスクール@紫波(しわ)

新しい公民連携の形。岩手県紫波町の持続可能な街「オガールプロジェクト」

岩手県紫波(しわ)町「オガール・プロジェクト」を見学・撮影させていただきました。補助金に頼らず民間にできることは民間に委ねる、新しい公民連携(PPP/Public Private Partnership)のモデルとして全国的にも注目を集めているスポットです。 続きを読む 新しい公民連携の形。岩手県紫波町の持続可能な街「オガールプロジェクト」

【グッドデザイン金賞】広島県・福山市商店街アーケード「とおり町Street Garden」

広島県福山市の「福山本通」と「福山本通船町」のアーケード改修プロジェクトがグッドデザイン賞で金賞を受賞しました。JR福山駅の南東、南北に約450mの街路には、雑貨店や飲食店などが約100店あります。老朽化したアーケードを撤去し、屋根のあった雰囲気を残すためにステンレスワイヤ約7,000本をつるし、植栽豊かな通りに生まれ変わりました。

Arcade [FUKUYAMA CITY HONDORI / FUNAMACHI STREET ARCADE RENOVATION PROJECT -TORI-CHO STREET GARDEN-]
This is a renovation project of the arcade. The existing arcade was removed, and specifically, a beam and stainless wire were newly attached, leaving the existing pillar. A little wind also shakes by the product made from stainless steel, and the wire can visualize a wind, or its shade swings. By planting trees and flowers at feet of each pillar, the place which feels the four seasons, such as spring fresh green and autumnal leaves of autumn, is made. 440 m new and old good passage which is interdiurnal changed would attains center activation of Fukuyama. 続きを読む 【グッドデザイン金賞】広島県・福山市商店街アーケード「とおり町Street Garden」

琵琶湖を巡る発信拠点が日本橋にオープンここ滋賀 -COCOSHIGA-

東京・日本橋滋賀県の情報発信拠点「ここ滋賀」がオープンしました。

1階は、物販と日本酒の飲み比べができるカウンターBAR
2階は、近江牛や発酵料理を頂ける本格的なレストラン
3階は、イベントなども催せるフリー・テラス 続きを読む 琵琶湖を巡る発信拠点が日本橋にオープンここ滋賀 -COCOSHIGA-

アートベース百島 ART BASE MOMOSHIMA

広島県尾道市の百島(ももしま)という島に、かつての学校の校舎をアートセンターとして再活用しているプロジェクトがあります。1999年に閉校した旧百島中学校を、2010年に現代美術家の柳幸典さんが中心となって改修を開始し、2012年に開館。毎年秋に企画展を開催しており、私が訪れた日も外国人観光客も訪れていました。

The former junior high school in Momoshima was closed down in 1999. In 2010, Yukinori Yanagi, an artist, began to renovate this abandoned school building with collaborators to transform it into a vibrant art center. Two years later, in November 2012, ART BASE MOMOSHIMA opened to public and since then it has attracted many visitors from the region and beyond . In addition to the display of works that change regularly, ART BASE MOMOSHIMA presents a special exhibition every fall. (ART BASE MOMOSHIMA) 続きを読む アートベース百島 ART BASE MOMOSHIMA

昭和の映画館が生まれ変わったアートスペース旧百島東映劇場「日章館」Nisshokan, Momoshima island

広島県尾道市沖、瀬戸内海の百島(ももしま)のアートプロジェクトを撮影させていただきました。1961年(昭和36年)に建てられた映画館「百島東映劇場」は、4年間だけ営業し廃墟になっていたものを、2014に百島のアートプロジェクトの一環で改修・再生され「日章館」として生まれ変わりました。2014年の夏には、島民を招待し「モスラ対ゴジラ(1964年公開)」の上映会を開催。柳幸典さん「ヒノマル・イルミネーション」を常設展示されていて、100円玉をいれると点灯します。

This is a long-term project to renovate the abandoned movie theater built in 1961. The aim of this project is to reuse the building to present artworks while respecting the original architecture. The renovation started in 2013. In summer of 2014, local residents were invited to the screening of “ Mothra vs Godzilla,” one of Godzilla lm series released in 1964, who also enjoyed a rst glimpse inside the renovated theater. 続きを読む 昭和の映画館が生まれ変わったアートスペース旧百島東映劇場「日章館」Nisshokan, Momoshima island

米NY財団が香川の体育館を危機遺産に認定 Kagawa Prefectural Gymnasium 2018 World Monuments Watch

世界的建築家・丹下健三さんが設計し老朽化のため閉館した香川県立体育館が、歴史的建築物などの保存に取り組むアメリカのWMF(ワールド・モニュメント財団 World Monuments Fund)の世界危機遺産に選ばれました。WMFの公式サイトでは、当時の金子正則知事のことを先進的な知事(the visionary governor)と紹介しています。香川県立体育館は1964年に完成した船のような独特なデザインが印象的な建物で、2014年に改修を検討したものの費用面が捻出できずに断念、その後建物が閉館したままとなっています。 続きを読む 米NY財団が香川の体育館を危機遺産に認定 Kagawa Prefectural Gymnasium 2018 World Monuments Watch

【徳島 10/31まで入居者募集!】神山町の新しい家『大埜地(おのじ)の集合住宅』

神山町の新しい集合住宅の第一期入居者募集が始まりました。 続きを読む 【徳島 10/31まで入居者募集!】神山町の新しい家『大埜地(おのじ)の集合住宅』

来たことのある 初めての場所『四国村』 Shikoku-mura village

四国村を学芸員の西谷美紀さんに案内していただきました。香川県高松市の外国人観光客向けサイトをゴーフィールドの宮井佑介さん、地域おこし協力隊の小瀧恵理さん、カメラマンの南川昌輝さんと制作しています。 続きを読む 来たことのある 初めての場所『四国村』 Shikoku-mura village

HATCHi 金沢 THE SHARE HOTELS

金沢で宿泊した『THE SHARE HOTELS KUMU(クム)金沢』の系列のリノベーションホテルがあると聞いて足を運びました。中古マンションのリノベーションなどを手がけるリビタがプロデュースする『THE SHARE HOTELS HATCHi(ハッチ)金沢』。1号店のHACHIはドミトリーが主体で、2号店のKUMUは個室のみという仕様が異なるので旅のスタイルや価格によって選び分けることができます。
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金沢の伝統文化を未来につなぐリノベーションホテル KUMU 金沢 THE SHARE HOTELS」

金沢の中心地にオープンしたホテル「KUMU(クム)金沢 THE SHARE HOTELS」。茶の湯や禅など「金沢の伝統を『くむ』場所」という意味が込められていて、金沢の伝統文化を未来につなぐ文化サロンとしてまちに開かれたシェアスペースを目指して「SHARE HOTELS」と名付けられています。

築45年の8階建てオフィスビルをリノベーションし、家族や友人と宿泊可能な個室、炉や水屋を備えお茶会ができる畳の部屋が用意されています。一階のカフェスペースは、地域住民も利用できるシェアスペースで、工芸作家やアーティストの作品展示やワークショップなどが開催されます。

I stay the hotel “KUMU” at Kanazawa city, Ishikawa pref., Japan. The hotel is located at central Kanazawa city. Situated in Kanazawa, this hotel is within a 10-minute walk of Oyama Shrine, Omicho Market, and Ashigaru Shiryokan Museum. Kanazawa Kutani Museum and Izumi Kyoka Museum are also within 10 minutes. Every visitor use “TEA SALON KISSA & Co.” at the ground floor. The concept is space for sharing traditional culture of Kanazawa city.
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【香川 9/13オープン】セトウチ海街ステイ SUNNY DAY HOSTEL

香川県高松市の高松城のお掘り跡の近く、かつての「のし屋」をリノベーションしたホステル『SUNNY DAY HOSTEL(サニーデイ ホステル)』が2017年9月13日(水)にオープンします。高松港からも街からもとても近い距離にあるので瀬戸内国際芸術祭などの島旅の際にもとても便利な立地にあります。
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松賀屋 シェアビレッジ仁尾 Matsugaya, Share Village Nio

松賀屋は、塩業営んでいた塩田忠左衛門さんの邸宅で、50年近く空き家になっていたのを一般社団法人「誇」が中心となりクラウドファンディングなどを活用して修繕し、2016年に「シェアビレッジ仁尾」として生まれ変わりました。

The “Matsugaya” was a house of Mr. Chuzaemon Shiota who was salter. It had been empty house for 50 years. The house made a fresh start by general corporate judicial person “Hokori”. They raised small amounts of funds from many investors by crowdfunding of “Share Village” to repair house.
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香川県に唯一残る、戦前の港湾事務所「旧坂出港務所」 The old Sakaide port office

瀬戸大橋のたもと、香川県の坂出港にぽつんと洋風の建物が残されています。
高松港にあった「旧高松港管理事務所」は取り壊されてしまったので、
香川県にはこの「旧坂出港務所」が唯一のこされた戦前の港湾事務所だそうです。

A western style building left at Sakaide port near Seto Big Bridge. Because the Takamatsu port office was pull down, this architecture is the oldest port office which was constructed before the war in Kagawa pref..
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細部に美が宿る「桜花園 葉山」 Ōkaen, antique architectural material shop at Hayama

友人のススメで神奈川県葉山町にある
古道具、古材、アンティーク建材の販売をしている桜花園さんに行ってきました。
ところ狭しとおかれた道具屋、建材ひとつひとつに個性があり
たくさんの物語がつまっていそうです。
建材一つ一つみてもインスピレーションをたくさんもらうので、
こんな場所にいると何時間でもいられます。
聞くと、遠くは広島や直島などの瀬戸内の島のお客さんもいるそうです。
また実家に帰った時にゆっくりと寄らせていただきたいと思います。


雨に濡れた佐島石の石段。三浦半島の多くの石垣をつくってきた砂岩。
昭和40年頃から砕石が行われていないのと、脆く崩れやすいため貴重です。


石と庭木は、雨も似合います。


様々な古道具や生活雑貨


窓辺のグラスたちに庭木の緑が映えます。


木サッシ


サッシを変えるだけで建物の印象はとても変わるので
金属サッシが主流の世の中でこうしたお店があるのはとても貴重です。


ところ狭しと置かれたひとつひとつのモノに物語が詰まっていそうです。


長材や床材もあります。


直島の島小屋さんもご利用だそうです。


さり気なく置かれた帽子も絵になります。


暖炉


竹籠


「細部に美が宿る」そんな言葉が似合います。


電灯


漆塗りの器


半円のガラスサッシ。よく扉の上にあるやつですね。
こういうの見るとインスピレーションが湧きます。


床板一枚一枚に個性があります。見ていて飽きません。


「ノックして下さい」 ここでノックしても何も起きません。

桜花園

時間:10:00〜日没
定休:月曜日
場所:神奈川県三浦郡葉山町上山口1421 [Google Maps]
電話:046-894-0072
メール:okaen@jcom.home.ne.jp

Oukaen

Time : 10:00-Sunset
Close : Monday
Place : 1421 Kamiyamaguchi, Hayama town, Miura-gun, Kanagawa pref., Japan [Google Maps]
Tel : 046-894-0072
Mail : okaen@jcom.home.ne.jp

BOOK AND BED TOKYO

今日の宿。何事も自分で体験することが大切。

BOOK AND BED TOKYO

ふかふかなマットレスも無ければ、
低反発の枕も無ければ、
軽く暖かな羽毛の布団も無い。
最高な環境での良い寝心地は、
ここにはありません。
あるのは、
読書をしてたら(マンガでも良いですよ)
いつの間にか夜中2時になってて、
もうあとちょっとだけって
まぶたが重くてたまんない中も読み続けてたら、
いつの間にか寝てしまった。
そんな、誰もが一度は経験した事があるであろう
最高に幸せな「寝る瞬間」の体験です。
だから、コンセプトは泊まれる本屋。
(あ、本は売らないです。言うなればってやつです。)
「映画を観てたら寝ちゃった」とか
「友達とLINEしてたら寝ちゃった」とか、
とにかく「好きなことをしてたら、うっかり寝ちゃった」って
最高の「寝る瞬間」の体験じゃないですか?
そんな「寝る瞬間」に至福の体験を用意してくれるホステルを、
本をテーマに自分たちで作る事にしました。

山口県熊毛郡田布施町『後井古墳(ごいこふん)』

雑誌『せとうちスタイル』 のメンバーと瀬戸内海の古墳調査。
山口県熊毛郡田布施町にある『後井古墳(ごいこふん)』。6世紀末から7世紀初頭の横穴式石室あるの古墳です。山口県指定史跡。

夜の瀬戸大橋 Night Great Seto Bridge

今日は、男4人で瀬戸内海の取材・撮影旅。
瀬戸内アーカイブの船霊(ふなだま)の調査と、せとうちスタイルの写真家・宮脇さんと考古学者・乗松さんの連載取材の撮影でした。
深夜0時、帰りに与島に寄って、夜の瀬戸大橋を撮影。

地域交流拠点『新家(しんや)』のロゴを検討

本日も徳島に1000年つづく村。5月にオープン予定の村の地域交流拠点『新家(しんや)』のロゴの最終打ち合わせでした。多くの人の意見に耳を傾けながらデザインを決定していくのはなかなか難しい事も多いですが、この過程そのものが理念やビジョンや暗黙知の共有のために必要だと感じています。

カリン塔に苦労して登って手に入れた超聖水がただの水で、塔の登り降り自体が修行になっていた。みたいな気分。

建築の物語を引き継ぐ

徳島県最後の村、佐那河内村(さなごうちそん)には数多くの優良古民家物件が存在します。一般財団法人さなごうちでは、そうした古民家の中でも使われなくなった物件をリノベーションし、お試し居住施設や地域の交流拠点として新たな機能を受け継ぎ創り出していくこともミッションとして活動しております。そんな中、お邪魔した村の古民家で、灌漑用水車やしめ飾りを発見。
この建物や地域がもっている物語を引き継いで、次の時代に繋いでいく。そんなお手伝いができればと思っております。

【U39 3/6締切】愛媛県西条市で隈研吾さんらが審査員の建築コンペ

西日本最高峰の石鎚山(いしづちさん)を望み
「うちぬき」と呼ばれる綺麗な湧水のある瀬戸内海沿岸の町、愛媛県西条市。
この土地で新しいコンセプトのまちづくり「糸プロジェクト」が進められています。
建築家の隈研吾さんや乾久美子さんらを審査員に招いて、
全国から住宅部分90戸の設計案を募集し、39歳以下の若手建築家9組を選び、
建設・販売するという、世界的にも珍しい建築設計コンペです。

愛媛県西条市というと、
イサム・ノグチさんが四国に来る際に重森三玲さんが案内した「保国寺(ほうこくじ)」の四国最古の名園や、
安藤忠雄さんが設計した「南岳山・光明寺」などもありますので、
全国から現地視察で来られる方はあわせて足を運んでいただけるといいかもしれません。

登録・作品提出締切:2017年3月6日(月)必着 送付のみ受付。持ち込み、バイク便不可。

審査委員
審査委員長隈研吾 (東京大学教授)
審査委員
 乾久美子 (横浜国立大学大学院Y-GSA教授、乾久美子建築設計事務所主宰)
 馬場正尊 (東北芸術工科大学教授、Open A代表)
 馬郡文平 (東京大学生産技術研究所特任講師)
 山名正英 (糸プロジェクト実行委員会代表)

コンペ概要
●東京大学隈研吾研究室で作成されたマスタープランを元に、住宅部分90戸の設計案をコンペ形式で広く全国から募集します。

●住宅部分90戸は9区画に分けられ、それぞれの区画の設計者を選定します。9組の設計者を選ぶコンペです(1区画は6戸のグループと4戸のグループに分けられています)。

●9区画の中から1区画を選び提案してください。ただし、1次審査終了後またはコンペ終了後、区画替えをする可能性がありますのであらかじめご了承ください。

提出先
株式会社新建築社「伊予西条 糸プロジェクト 住宅設計コンペティション」係(必ず明記のこと)
〒100-6017 東京都千代田区霞が関3-2-5 霞が関ビル17階
tel. 03-6205-4380(代表)

スケジュール
告知開始:2016年12月1日(木)
質疑締切:2017年1月16日(月)
登録・作品提出締切:2017年3月6日(月)
1次審査結果発表:2017年3月中旬
1次審査通過者オリエンテーション:2017年3月24日(金)
2次審査:2017年4月15日(土)
最終結果発表:2017年6月1日(木)
基本・実施設計終了:2017年10月中旬
着工:2018年1月下旬
※着工については全棟一斉着工ではなく段階を踏んだ着工を予定しています。

1. 敷地条件
所在地:愛媛県西条市朔日市(ついたち)ほか
地域地区:無指定地域(用途地域)、田園居住地区、幹線道路沿線地区(一部)、建築基準法第22条区域
建蔽率:60%
容積率:200%
全体敷地面積:約66,500m2(住宅エリア面積:約31,300m2、商業エリア面積:約35,200m2)
道路幅員:マスタープラン参照
敷地内高低差:なし

2. 各区画の敷地面積
1:580+900=1,480m2
2:585+870=1,455m2
3:595+900=1,495m2
4:600+900=1,500m2
5:600+900=1,500m2
6:600+870=1,470m2
7:600+870=1,470m2
8:580+870=1,450m2
9:580+870=1,450m2

3. 住戸の建築条件
敷地面積:150m2程度
延床面積:120m2前後
階数:法規に則った高さ制限内に収めること。地下は不可。
構造:在来木造工法
給水方式:自噴する地下水「うちぬき」を利用
排水方式:合流式下水道

4. その他の条件
・さまざまな世代の方の入居を想定しています。入居者がどのような構成なのかを明記して提案してください。
・戸建て住宅の提案だけではなく、各住宅間の関係性など、区画内全体の提案をしてください。
・区画内における各住戸の敷地境界線は自由に提案してください。ただし、敷地面積150m2程度を守ってください。
・各住戸の駐車台数は1台以上とします。
・構造材(木造)や仕上げ材は、できるだけ地元の素材を考慮して提案してください。
・バリアフリーに配慮した設計をしてください。
・省エネと環境に配慮した設計をしてください。
・各住戸は「土地付き一戸建て住宅」として販売します。

伊予西条 糸プロジェクト 住宅設計コンペティション

愛媛県西条市は、海と山に囲まれた風光明媚な場所で、西日本最高峰の石鎚山を背景に、日本一美味しいといわれる水が湧き出る水の都でもあります。この西条市で新たなコンセプトのまちづくり「糸プロジェクト」が進められています。東京大学隈研吾研究室によるマスタープランを基に「エネルギー」、「テクノロジー」、「グリーンインフラ」、「食」、「建築」をキーワードとした実験的なフィールドが展開される予定で、ホテルやマルシェなどがある商業ゾーンと戸建て住宅で形成される住宅ゾーンが計画されています。この住宅ゾーンの90戸を対象に、若手建築家(39歳以下)のための活躍の場とすべくオープンコンペを開催します。90戸は9区画に分けられ、それぞれの区画の設計者を選定します。9組の設計者を選ぶコンペです。 実施を前提としたコンペティションですので、ぜひ、奮ってご参加ください。

※糸プロジェクト実行委員会:新たなコンセプトのまちづくり「糸プロジェクト」を推進するための組織。糸プロジェクト実行委員会の代表である山名正英氏は、22年前に愛媛県西条市で、同級生の首藤信生氏と株式会社アドバンテックを創業しました。自分の生まれ育った町であり、また、自分たちの事業を育ててくれた町「西条」に、昔のような賑わいを取り戻したいという山名社長の思いから「糸プロジェクト」は始まりました。それぞれの希望や思いを持って、ここに集まる人びとのための参加型プロジェクトで、今後立ち上げるウェブサイトで、随時、情報発信していく予定です。

隈研吾(くま・けんご)
東京大学教授

1954年神奈川県生まれ/1979年東京大学工学部建築学科大学院修了/1985〜1986年コロンビア大学客員研究員/1990年隈研吾建築都市設計事務所設立/2001~2009年慶應義塾大学教授/2008年KUMA & ASSOCIATES EUROPE設立(パリ、フランス)/2009年~東京大学教授

子供から高齢者までさまざまな人たちが永続して住めるまち、エネルギーも地産地消とするまちをつくりたいと思います。すぐ隣の商業エリアとも連携しながら、その場所で働いたり、子供を育てたり、その地域で人・モノ・経済がつながり、循環するサステナブルな街を目指しています。
今回のコンペはひとつの建物の設計ではなく、群としての設計であり、その集合体としてまちができあがります。また、コンペ区画は道を挟んで設定されています。住宅が個もしくは群として隔たりをもつのではなく、周辺とうまくつながっていくデザイン、コンセプトが大切になります。地方都市のどこにでもありそうな敷地ですが、注意深くまちを観察し、まちの特徴をとらえた、この場所でしかできない提案を求めます。
今回のコンペは、若手建築家9組を選び、さらにその案をすべて建設し販売するという、世界的に見ても例をみないコンペです。単に住む家ではなく、そのまちに住む人びとの営みを考えた案を期待しています。
 
 
乾久美子(いぬい・くみこ)
横浜国立大学大学院Y-GSA教授、乾久美子建築設計事務所主宰

1969年大阪府生まれ/1992年東京藝術大学美術学部建築科卒業/1996年イエール大学大学院建築学部修了/1996〜2000年青木淳建築計画事務所勤務/2000年乾久美子建築設計事務所設立/2011〜2016年東京藝術大学美術学部建築科准教授/2016年〜
横浜国立大学大学院Y-GSA教授

現地を拝見し関係者の方に話を聞き、プロジェクトの全貌をあらためて理解するにつれて、このコンペの珍しさ、稀有さに驚き、こんなプロジェクトが存在するのだと感動さえ覚えました。「糸プロジェクト」を立ち上げたアドバンテックという会社は不動産や建築に関係ないのですが、その方々が、まちづくりというものに飛び込んでいくことが素晴らしいと思っています。
だからか敷地の形もちょっと普通ではなくて、プロのデベロッパーはまず買わないだろうと思うのですが、西条市の中心地にぽっかり空いていた土地で、幹線道路に辛うじて面していて、中央に川も流れていてというように、周辺環境が整っています。そういう土地に可能性を見出したセンスのよさを感じました。不整形な土地だからこそ、いままでにない何かを生み出してくれるような潜在力を感じています。
応募者の方に期待したいことについてですが、美しい水や山と海に囲まれた環境など、西条市には魅力に溢れているので、とにかく自分の目で見て、足で歩いて、いろいろ調べ、西条市の可能性を体得した上で案をつくっていただきたいと思います。そうでなければ、このコンペに応えることはできないでしょう。また「糸プロジェクト」自体に、時間をかけてつくりあげるというコンセプトがあるので、提案も、作品性というよりは、粘り強い何か、未来をつくる何かを感じる力のこもった提案をしていただきたいと思います。
 
 
馬場正尊(ばば・まさたか)
東北芸術工科大学教授、Open A代表

1968年佐賀生まれ/1994年早稲田大学大学院建築学科修了/博報堂、 早稲田大学博士課程、雑誌『A』編集長を経て、2003年Open A設立/ 「東京R不動産」
運営/2008年〜年東北芸術工科大学准教授/2016年〜同大学教授

西条市というエリアの魅力と、日本中どこにでもありそうな複合宅地開発という、地域性と一般性の双方の接点にある興味深いコンペだと思います。
地域性については、自噴水の「うちぬき」があり、敷地中央を流れる御舟川(みふねがわ)もたいへんきれいです。南に石鎚山を望み、北に瀬戸内海を抱えて、美味しい食べ物もたくさんあります。そういう意味で西条市はとても魅力があるのに、街に入るとその魅力がバラバラに存在しているように感じて、ひとつの物語に見えない。それらを十分に編集すれば、街の人にも外部の人にもそのよさが伝わり、住宅のあり方も見えてくると思います。
敷地を見学したのは偶然にも西条祭りの日で、30軒の住戸で1個の「だんじり」を所有しているというシステムに驚きました。それが脈々と残っている西条市ならではのコミュニティをこの住宅地で継承してほしいです。
一般性でポイントになってくるのは、敷地境界の設定のあり方です。日本の住宅は塀が巡らされ、そこに自分中心の家が建つということが繰り返され、それが住宅地の風景を形成してきました。必ずしも僕らはそれをハッピーだと思っていないのではないでしょうか。このコンペでは、接道の問題、敷地の問題、隣棟との位置関係の問題、密度の問題などを見つめ直すことで、今までの日本の住宅地で見たことがない風景をつくることや、宅地開発のエポックになる可能性があります。皆さんの提案によって、そのブレイクスルーを発見できたら……、それを楽しみにしていますし、その端緒になるようなものを選びたいと思います。
 
 
馬郡文平(まごおり・ぶんぺい)
東京大学生産技術研究所特任講師

1965年東京都生まれ/1990年工学院大学工学研究科機械工学専攻修士修了/1990〜2009年竹中工務店設計部設他/2003〜2009年東京大学生産技術研究所野城研究室特任研究員/2006年FactorM設立/2009〜2011年同研究室産学官連携研究員/2012年東京大学建築学工学博士取得/2012年~東京大学生産技術研究所馬郡研究室特任講師

「糸プロジェクト」を立ち上げたアドバンテックの山名さんは、ご自身が若いときに、いろいろな方からのチャンスを生かし、会社を築くことができた、今度は、ご自分の生まれ育った街で、若い人にチャンスをつくり、それが街の人にも還元できるようなまちづくりをしたいとおっしゃいます。このコンセプトはとても素晴らしい。こうようなオープンなコンペは滅多にありません。
ですから、提案される方々には、きれいなものをつくるというよりも、敷地をしっかり読み込み、歴史、文化、社会性を織り込んだ提案をしてもらいたいと思います。周辺環境を見ると、とてもきれいな水があり、山と海が身近にあり、アドバンテックのソーラー発電で電気を賄うなど好条件がそろっているので、いろいろなものを味方につけて設計してほしいですし、設計を楽しんでもらいたいとも思います。
また、1棟ではなく、10棟をまとめて設計できるというのも、やりがいのあることだと思いますし、また、逆にいえば、建築家としての持てるすべての能力を発揮しなければならないものかもしれません。自らが築き上げてきたセンス、ヴォキャブラリー、技術を出せるだけ出して臨んでほしいと思います。どういう提案が出てくるのか非常に楽しみにしています。
 
 
山名正英(やまな・まさひで)
糸プロジェクト実行委員会代表、株式会社アドバンテック代表取締役社長

1960年愛媛県生まれ/証券会社などを経て、1995年株式会社アドバンテックを設立/国内外で半導体製造装置部品等の製造メーカーとしての実績を積みながら、環境事業にも着手し、再生可能エネルギーの発電所を全国で展開。そのネットワークを活かしながら、今後は地域再生、活性化を目指し、まちづくり事業をスタートする

この住宅地をコンペにしたのは、若い人、やる気のある人にチャンスがある街にしたいという思いがありました。また、プロジェクト名が「糸」ということで決まりました。「糸」には、つなぐ、編む、縒る(よる)など、人と人の関係や社会の関係など、関係性を彷彿させる意味合いがあります。家族のあり方、会社と従業員のあり方、地域のコミュニティと個人のあり方など、もう一度考え直す時期にきているということを含め、まちづくりをしたいと思いました。
住宅ということについては、当然住みやすいというのが一番ですが、外観だけきれいにつくって、10年もすると魅力を失ってしまうという家が最近多いように感じますので、長く住むというのを大前提にしていただければと思います。年数が経てば経つほど魅力を増すものになってくれたらうれしいです。
それから最後にひとつ。家というのは「帰るところである」という原点を考えてもらえればと思います。人生は山あり谷あり、私のようなおじさんでも、お母さんでも、子供でも、外に出れば嫌なことがたくさんあります。でも嫌なことがあったときに、「帰りたい」と思える家をつくってもらえれば有難いです。 みなさんの提案に期待しています。

西条市で実験的まちづくり/隈研吾氏が協力/若手建築家募りコンペ | 建設通信新聞

愛媛県西条市で、大規模まちづくり「伊予糸プロジェクト」が計画されている。地元企業などで構成する実行委員会が検討、建築家の隈研吾氏が協力している。東京大学隈研吾研究室が作成したマスタープランをベースに、▽エネルギー▽テクノロジー▽グリーンインフラ▽食▽建築--をキーワードとし、実験的なまちづくりを進める。
 同市朔日市の田園地帯約6万6500㎡に、分譲戸建て住宅100戸を建設する住宅エリア(3万1300㎡)とマルシェやホテルを整備する商業エリア(約3万5200㎡)で構成する。
 住宅エリアでは、90戸を対象に若手建築家(39歳以下)を対象として設計コンペを実施している。90戸を9区画に分け、9組の設計者を選定する。若手建築家が10戸ずつ設計することで、多様なまちなみを形成する。
 応募登録をコンペウェブサイトで行った後、3月6日まで作品を新建築社(電話03-6205-4830)で受け付ける。プレゼンテーションなどを経て、6月1日に結果を発表する。審査委員長は隈氏、審査委員は建築家の乾久美子氏らが務める。
 参加資格は、個人、グループを問わないが、代表者は1級建築士、2級建築士、木造建築士のいずれかの資格を求めている。住戸条件は、1戸当たり敷地面積150㎡、延べ床面積120㎡程度を見込む。給水は自噴する地下水「うちぬき」を使用するほか、構造材や仕上げ材はできる限り地元の素材を考慮した提案を求めている。10月下旬に設計を終え、2018年1月下旬から順次着工する。
 商業エリアでは、ホテルや温泉施設、地元食材を扱うマルシェや多目的スペースを設ける。さらに若者が働くインキュベーションセンターやシェアオフィスも整備する。

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標高1,100mからの琵琶湖の絶景「びわ湖テラス」 THE BIWAKO TERRACE

7月にオープンした「びわ湖テラス」。標高1,100mの山頂にテラスカフェがあります。人の入れない水盤をつくることで空間を区切り、手すりを少なくして眺望を確保しています。SNS時代だからこそ、観光地に見せる景観を意識的につくることが、より重要性を増しているように感じます。屋島や大串半島をはじめ、山上の展望台やカフェの計画がある瀬戸内海の各地でも参考になりそうな事例です。

A wide terrace with splendid view is newly opened at Biwako Valley. Just 5 minutes on the ropeway, you’ll reach the peak where stunning panoramic views await. Relax on the open terrace, at the chic terrace café with a woodstove and in the promenade where you can feel Biwako’s four seasons.

びわ湖テラス THE BIWAKO TERRACE
住所:滋賀県大津市木戸1547-1 [Google Maps]
電話:077-592-1155

THE BIWAKO TERRACE
Address : 1547-1 Kido, Otsu city, Shiga pref., Japan [Google Maps]
Tel : 077-592-1155

ラ・コリーナ 近江八幡 La collina at Omihachiman

視察で滋賀県に来ております。藤森照信さん設計のラ・コリーナ近江八幡。ランドスケープは重野国彦さん。三角屋根の建物の内部は和洋菓子のお店やカフェがはいっており、その菓子づくりを支える「農」のあるランドスケープが、八幡山からつづく丘に溶け込んでいます。中庭では収穫され稲が、はぜかけ(はざかけ)されていました。
別棟のたねや農藝 愛四季苑(はしきえん)では、地元住民との交流や大学との共同研究が行われています。長い年月をかけてこの場所がどんなふうにこの土地の物語を受け継ぎ、どんなふうに新しいランドスケープをつくっていくのか、楽しみです。

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ラ コリーナ近江八幡 | たねや
住所:滋賀県近江八幡市 北之庄町615-1 [Google Maps]
電話:0748-33-6666
営業時間 :
【メインショップ】9:00~
【カフェ】9:00~ (ラストオーダー17:00)
【カステラショップ】9:00~18:00
【カフェ】9:00~18:00(ラストオーダー17:00)
【食事】11:00~売れ切れ次第終了
【コンテナショップ】9:00~18:00

ラ コリーナ近江八幡は、自然を愛し、自然に学び、人々が集う繋がりの場。
八幡山から連なる丘に、緑深い森を夢み、自ら木を植え、ホタル舞う小川を作り、生き物たちが元気に生きづく田畑を耕しています。
このような環境の中に、和・洋菓子のメインショップをはじめ、たねや農藝、本社、飲食店、マルシェ、専門ショップ、パンショップなど、ゆったりとした自然の流れに寄り添いながら、長い年月をかけて手がける壮大な構想。
これからの人と自然、共に生きる“いのち”の在り方をわたしたちは見つめ、ラ コリーナ近江八幡から世界へと発信してゆきます。ご期待ください。

La collina | Taneya
Address : 615-1 Kitanocho town, Omihachiman city, Shiga pref., Japan [Google Maps]
Tel : 0748-33-6666

藤森照信読本
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作庭家・重森三玲も認めた息呑む石庭、国の名勝「阿波国分寺庭園」 – Awa-Kokubunji Temple


はっと息を呑むほどの圧倒的な存在感を放つ庭が徳島県、四国遍路15番札所の国分寺にあります。全国の庭園調査もしている作庭家の重森三玲さんは、この庭の実測調査を1966年(昭和41年)に行い、「庭園の石組は、各時代を通して、日本庭園中での第1級品」と評価、自身の作庭にも大きな影響をあたえています。

There is National Place of Scenic Beauty Awa-Kokubunji Temple Garden.The temple is 15th temple on the Shikoku pilgrimage.

阿波国分寺庭園は、阿波の青石を力強く豪快に組んだ枯滝・枯池などで構成された石庭です。
全体として桃山時代に特徴ある意匠や様式を良好に示しているもので、学術上の価値も高いことから、文化財保護法に基づいて2000年に国の名勝に指定されました。江戸時代末期(18世紀末〜19世紀初頭頃)の琉璃殿(るりでん/正面に見える本堂)の建立に伴って現在の姿になったと考えられますが、この琉璃殿と一体となった風致景観にもきわめて優れた特色を見ることができます。

薬王山 金色院 國分寺 – 四国八十八ヶ所霊場
住所:徳島県徳島市国府町矢野718-1 [Google Maps]
時間:9:00〜16:30
料金:300円
四国八十八箇所15番
庭園:国の名勝、徳島県史跡
駐車:普通車は無料で10台

Kokubunji temple
Address : 718-1 Yano, Kokubunji town, Tokushima city, Tokushima pref., Japan [Google Maps]
Time : 9:00〜16:30
Fee : 300yen
Shikoku pilgrimage No.15
National Place of Scenic Beauty of Japan
Parking : 10 cars

徳島県指定文化財 史跡 阿波国分寺跡

Awa Kokubunji Temple
Designated Cultural Property of Tokushima pref.

国分寺は、741年に聖武天皇の勅旨により、国分尼寺とともに全国に建立された官立の寺院です。
阿波国分寺跡は、1978年度以降の発掘調査で、金堂から延びると想定される回廊跡や築地塀跡、寺域を区画する溝などが確認されたことから、かつては西に塔を配し、金堂・講堂などが一直線上に並ぶ「東大寺式伽藍配置」を有し、現在の国分寺を中心とした方2町(約218m四方)におよぶ範囲に存在していたと考えられています。
現在境内の隅に残る塔心礎は、寺の南西側の「塔ノ本」の字名が残る水田の中から出土したと伝わるものであり、周辺地域には東門、西門、北門、坊などの字名が今も残っています。
発掘調査で出土した遺物の一部は、徳島市立考古資料館に収蔵・展示されています。

The Kokokubunji Temples (also officially known as Konko Myo Shitenno Gokoku no Tera) were nationally-owned temples erected throughout the country by imperial decree from Emperor Shomu in the year 741.

Excavations beginning in 1978 have uncovered the remains of a larger temple complex, including a cloister and mud wall thought to extend from the main sanctuary, as well as a gutter delineating the temple grounds. Based on these discoveries, the temple is thought to have had a pagoda to its west, with its main sanctuary, auditorium and other buildings lined up in a row in the style of Nara’s Todaiji Temple, forming a temple ground of over 200 square meters in area, the present-day Kokubunji Temple at its center.

中田ギャラリー

重森三玲氏(日本庭園史大系 桃山の庭 77頁)より
「本堂に上がって、左に廻ると、直ちに須弥山手法による石組みが、板石状の石によって立てられている。横と裏とに同じ板石状の巨石を傾斜させて中心石に挑みかかっている。この石組みなどを一覧すると、第一に作者が鋭い感覚によって選んだ庭石材料であることが分かる。何人もアッと驚きの声を放つだけの剛健極まりない石組みである。これほどの石組みは、各時代の石組みの中にも見出せない。全く見る者をして圧迫感を感じさせるもどのものであり、雄勁そのものである。」

重森三玲氏(日本庭園史大系 桃山の庭 80頁)より
「これらの石組みは、立石あり、横石あり、傾斜の石あり、逃ぐる石あり、追う石あり、入り込む石あり、留める石ありといった風で、千姿万態の自由自在な技法が駆使されている。そしてしかも剛健そのものであり、雄勁そのものであり、観る者をして身動きさせぬものを持っている。驚目、只驚き入る次第であり、最敬礼という訳である。」

重森三玲氏(日本庭園史大系 桃山の庭 80頁)より
「これらの対岸には、下部の護岸石組みを初めとして、上部にかけて三段の石組みがある。西部に近い上段の石組みは蓬莱式の石組みであって、何れも躍動的であり、横石と立石の組み合わせが自由奔放であり、剛健な手法が目に飛び込んでくる。」

日本庭園史大系〈8〉桃山の庭 (1971年)
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オランジーナのTVCMに瀬戸内海の直島小学校や大崎下島が登場!「オランジーナ先生」Madame Orangina

サントリーの飲み物「オランジーナ」のテレビCMに
直島の小学校校舎や、大崎下島(広島県呉市)の豊町御手洗の風景が映っています。
ORANGINA(オランジーナ)が、フランスの国民的炭酸飲料ということで、
フランスから赴任してきた先生を中心に、瀬戸内海の島の風景のなかでストーリーが展開します。
続きを読む オランジーナのTVCMに瀬戸内海の直島小学校や大崎下島が登場!「オランジーナ先生」Madame Orangina

前川國男さん設計の京都会館が蔦屋書店に!「京都岡崎 蔦屋書店」

香川県庁舎や香川県立体育館を設計した丹下健三さんの師にあたる前川國男さんが設計した京都会館が
蔦屋書店やスターバックスコーヒーを含む、通称・ロームシアター京都(ROHM Theatre Kyoto)として
2016年1月10日にリニューアルオープンしました。

1960年に竣工した建物は老朽化に伴い、2012年3月に閉鎖していたのですが、
命名権を地元の電子部品メーカー・ロームに売買、契約期間は50年、総額52億5000万円で
改修工事費用を捻出することができました。

modern Terrace
京都モダンテラス

ロームシアター京都について
1960年4月29日、全国に先駆けた多目的な公立文化ホールとして、京都・岡崎の地に京都会館は誕生しました。当時の京都市は、財政的に非常に厳しい状況にありましたが、市民会館建設に対する市民の強い要望もあり、市民や企業からの多額の寄付金を財源の一部として建設が実現しました。
設計を担ったのは、日本を代表する建築家である故前川國男氏です。同氏は、京都会館を京都市民の、あるいは京都の青少年の一つの「生活道場」として活用していくという、当時の市長をはじめとした京都市の熱意に打たれたと述べておられます。こうして出来上がった京都会館は、岡崎地域の周辺環境との調和を考慮し、水平線を強く意識した意匠で設計されており、日本建築学会賞を受賞するなど、「モダニズム建築の傑作」として高い評価を受けています。

京都会館 – Wikipedia

旧京都会館
竣工:1960年3月31日
設計:前川國男 / 前川國男建築設計事務所
構造:鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造り
規模:地下1階、地上3階建
受賞:日本建築学会賞、日本建築年鑑賞、照明普及賞、BCS賞受賞

2003年には、DOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築に選定。
施設の老朽化に伴い、2012年3月限りで閉鎖して改修工事に入り、2016年1月10日に新装開場した。また、改修工事費用の捻出のため、地元の電子部品メーカー・ロームに命名権を売却した。契約期間は50年で総額52億5000万円という破格の契約となっている。なお、命名権が適用されるのは改修工事による施設の新装開場からであるが、名称は発表されており、隣接する京都市営バスの停留所名も2014年3月22日から「岡崎公園ロームシアター京都・みやこめっせ前」と一足早く変更されている。
この再整備計画に対し、国際記念物遺跡会議の国際学術委員会は「前川國男の代表作の一つとして京都会館の文化財としての重要性を位置付けたうえで、京都市が再整備計画に示す建て替えは、文化財としての価値に対して『取り返しのつかない害を及ぼし、美と調和を破壊する』として危機遺産警告を発令する可能性」を示唆した意見書を提出した(ただし、建物が遺産認定されているわけではない)。これに対し、京都市は「建物の形状自体がホールとしての機能を低下させており、改修ではデザイン性・機能性とも要求を満たせないため、委員会の意見を取り入れた上で改築を行う」と回答した。

建築家・前川國男の仕事
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国の重要文化財の木造小学校「八幡浜市立日土小学校」 The Hizuchi Elementary School in Ehime pref.

愛媛県八幡浜市、ミカンの段々畑がつづく山の中に世界的に注目される木造小学校があります。四国や瀬戸内でであった建築の中で一番好きな建築です。ほんとに居心地のいい明るい空間。モダンでシンプルな近代建築が多い中で、絶妙に木や人の温もりが感じられる素晴らしい建築です。1956年~1958年に建築家の松村正恒(まつむら まさつね)さんが設計した2階建て木造建築。鉄筋造が主流だったモダニズム建築を木造で実現したとても珍しい建築です。国の重要文化財に指定、DOCOMOMO JAPAN選定、日本建築学会賞、ワールド・モニュメント財団のモダニズム賞など高く評価されています。

The Hizuchi Elementary School is wooden modern school which is designated as one of Japan’s Most Representative Modern Buildings. I love this architecture very much. The architecture was Important Cultural Property. 続きを読む 国の重要文化財の木造小学校「八幡浜市立日土小学校」 The Hizuchi Elementary School in Ehime pref.

【2月20日(土)開館】SANAA設計の個人住宅がギャラリーとしてオープン。岡山・S-HOUSE

妹島和世さんと西沢立衛さんのSANAAが1996年に設計した
岡山県の木造住宅「S-HOUSE」がギャラリーとして生まれ変わります。
瀧口修造さんの理念「同時代の芸術こそ人々の心を豊かにする」を込めて、
日本の最先端の現代芸術を体験できる美術館がオープンします。

アーティストを固定し10年計画で作家それぞれが毎年新作を発表します。
チン↑ポム下道基行さん高田冬彦さん伊東宣明さん毛利悠子さん加藤泉さん
茶室には、宮脇愛子さん松井冬子さん岡崎和郎さん太田三郎さんの作品が季節ごとに。
楽しみです。

SHOUSE

S-HOUSE ミュージアム
場所:岡山県岡山市南区浦安南町445-8 [Google Maps]
電話:090-7374-1096
メール:hanafusa-kaoru@mtd.biglobe.ne.jp

S-HOUSE MUSEUM
Address : 445-8 Urayasu south town, Minami district, Okayama city, Okayama pref., Japan [Google Maps]
Tel : 090-7374-1096
Mail : hanafusa-kaoru@mtd.biglobe.ne.jp

【全国から応援、蔵書は3500冊】島の図書館、男木島図書館。移住相談窓口も Ogi island library

高松港からフェリーで40分のところにある男木島(おぎじま)の古民家に
私設の「男木島図書館」が開館しました!
2014年春に移住された福井さんご夫婦を中心に、
島民のためだけではなく、島外からきた旅行者も使うことができる
島の交流拠点として、クラウドファンディングなどを使い、
古民家をリノベーションしてオープンすることができました。
作業には東北や関東など全国からおよそ120人が駆けつけてくれました。

男木島には、福井さん一家に続いてこの二年間で3世帯13人が移住し
休校していた小中学校も再開、5月から保育所も再開予定です。

Ogijima library was established at Ogi island. The old house was drastically renovated by young islanders, and newly opened. 120 people participated in volunteer work for construction. The island’s library holds 3500 books. 続きを読む 【全国から応援、蔵書は3500冊】島の図書館、男木島図書館。移住相談窓口も Ogi island library

食からつながる秋田の交流拠点「よこてのわがや」 Yokote no wagaya, Akita pref.

秋田県の方に「横手市にいくならぜひ寄ってほしい」と紹介していただいてお邪魔した「よこてのわがや」さん、リノベーションされたとても素敵な空間で、美味しい酒と美味しい料理を頂きました。

I had cozy dinner at Yokote no wagaya at Yokote city, Akita pref. which my friend recommended to me. I drunk tasty sakes and delicious dishes. Recently in Japan the rationality and durability of these traditional Japanese construction methods using wood as the main material are being looked at again and there have been an increasing number of attempts to preserve kominka on the verge of demolition.
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秋田杉を使った美しい秋田駅バスターミナル Timbered Akita station bus terminal

秋田駅を降りるとまず目につくのがこの木造の美しいバスターミナルです。
秋田杉は、木曽のひのき、青森のひばと並んで、日本三大美林のひとつ。
曲げわっぱにも使われる柔軟性と強度をもつ木材は、
樹齢100年近く、じっくりと時間をかけて育てられます。

戦後の植林によって杉だらけになってしまった日本の山林をもっと活用していこうという
「日本全国スギダラケ倶楽部(スギダラ)」の秋田支部「北のスギダラ」の活動がきっかけとなり
バス会社「秋田中央交通」からターミナルの建て替えの依頼があり実現したものです。
設計は、ナグモデザイン事務所の南雲勝志さんと小野寺康さん。

Akita Station’s beautiful new bus terminal located on the west side of the station. Akita is Japan’s top producer of Akita Cedar. It is one of Japan’s most beautiful woods. The new bus terminal is made entirely from Akita Cedar. It was all harvested locally. The architecture was designed by Katsushi Nagumo.


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武智和臣さん設計、松山・衣山の家 House of Kinuyama designed by Kazutomi Takechi


世界記念物基金(WMF)の「モダニズム賞」を受賞している八幡浜市立日土小学校の保存・再生、オーベルジュ内子を手がけた、ATELIER A&A 武智和臣さんの傑作住宅。「松山・衣山の家」が売りに出るとのことなので撮影にいってきました。

鉄骨造 平屋 38坪 土地123坪 4台駐車可 築20年。

いまは妹さんが暮らしているのですが、近々引っ越しされるそうで、長く住んだこの建物を大切に住み継いでくださる方を探しているそうです。ご興味のある方、ぜひご連絡ください。

I went to the house of Kinuyama designed by Kazutomi Takechi. He is the architect who joined the rebirth project of Hizuchi junior school at Yahatahama, and designed Auberge Uchiko. Although now his sister live in the house, she would like to move. Thus, They want to some person who buy and live here. Because this house has central garden space, you can feel nature in the house like phases of the moon and change of seasons. If you are interested in the house, please contact us.


丸い天窓のあいた中庭を囲むようにキッチンとリビングとダイニングが配置されています。


この日は天気がよく、陽だまりができていたので冬でも暖かかったです。
夏至の日の日射角度で北側のダイニングルームに直射日光が入らない角度になっています。


円形の天窓。満月の日は灯りをつけなくても部屋が明るいそう。
すぐ裏には、縄文時代から中世の大峰ヶ台遺跡・古墳群のある松山総合公園の木々がみえます。


ダイニングルーム。
友だちをよんで食事会などしたら楽しそうです。


建物の周囲の柱で屋根が浮いているので
内側の仕切壁には隙間があり、ゆるやかに他の部屋の気配がつながっています。
ちなみにこの裏側にバスルームがあって建物の中央にあるので冬でも寒くなりにくいので
ヒートショックの心配も少ないです。


キッチンをはさんで左右に、リビングとダイニングがあるので、
家族や友人たちの気配がそれとなく感じられます。



玄関


三津の港町や、瀬戸内海の興居島(ごごしま)がみえる高台にあります。


こちらが松山沖にある興居島。


三津の田中戸さんに寄ってコーヒーを一杯のんで高松に帰りました。
今度は島旅もしたいとおもいます。

瀬戸内海を一望できる安藤忠雄さん設計のホテル「瀬戸内リトリート青凪(あおなぎ)」 Setouchi retreat AONAGI

安藤忠雄さんが設計した瀬戸内海や忽那諸島を一望できる高級ホテル
「瀬戸内リトリート青凪(あおなぎ)」がオープンしました。
建物は、愛媛県四国中央市の大王製紙が所有していた美術館を、
ホテルとしてリニューアルしたものです。
運営は、温泉旅館やホテルのコンサルティングをしている「温故知新」です。

The new hotel which was designed by architect Tadao Ando, “Setouchi retreat AONAGI” opened at Matsuyama city, Ehime pref., Japan. The rooms provide a fabulous view of Seto Inland Sea.

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photo : 瀬戸内リトリート 青凪

瀬戸内リトリート 青凪
時間:9:00〜21:00
場所:〒799-2641 愛媛県松山市柳谷町794-1 [Google Maps]
お問い合わせ・ご予約:089-977-9500
プロデュース:温故知新
建築:安藤忠雄

Setouchi retreat AONAGI
Open Hours : 9:00〜21:00
ADDRESS : 794-1 Yanaidani-cho, Matsuyama, 799-2641 Ehime, Japan [Google Maps]
Contact : 089-977-9500
Architect : Tadao Ando

CasaBRUTUS(カ-サブル-タス) 2016年 1月号 [雑誌]
マガジンハウス (2015-12-10)

【レポート】寿ぎ百様(ことほぎひゃくよう)~森須磨子しめ飾りコレクション展~

写真レポートはこちら。この展示かなりオススメです。
グラフィックデザイナーでしめ飾り研究家でもある森須磨子さんの
しめ飾りコレクションがずらっと、
香川県高松市の古民家博物館「四国村」のギャラリーに登場します。
四国村ギャラリーは、四国村内にある安藤忠雄さん設計の美術館です。

This exhibition seems to be quite interesting. I strongly recommend. “Shime-kazari” is the decoration of straw rope. The collection of Ms. Sumako Mori who is graphic designers will appear in “Shikoku-mura village gallery” which is the old houses museum at Takamatsu city, Kagawa Pref., Japan. Shikoku-mura gallery was designed by architect Mr. Tadao Ando.

寿ぎ百様(ことほぎひゃくよう)~森須磨子しめ飾りコレクション展~
日程:2015年12月12日(土)~2016年2月14日(日) 
   期間中無休(年末年始も無休)
場所:四国村ギャラリー(香川県高松市屋島中町) [Google Maps]
料金:大人1,200円・高校生700円・小中学生500円
   四国村入村+ギャラリー入館セット券(企画展特別料金)
電話:087-843-3111(公益財団法人 四国民家博物館)

安藤忠雄氏設計の「四国村ギャラリー」で開催する企画展で、今回は全国の様々な「しめ飾り」を展示いたします。1年の平安を願って作られる「しめ飾り」は、地域ごとに様々な伝承や作り手の創意工夫が感じられ、目と心で楽しめる機知に富んだ形にそれぞれの暮らしや文化と密接に関わる願いや思いが込められています。本展では、香川県生まれのしめ飾り研究家である森須磨子氏が所蔵するコレクションの中から初公開を含む約100点のしめ飾りを公開して、心あらたまる年の初めを晴れやかに彩ります。

Kotohogi Hyakuyo ~Sumako Mori collection of straw rope decoration~
Date : 12th December 2015 – 14th February 2016 / open all day
Place : Shikoku-Mura gallery (Yashima, Takamatsu city, Kagawa pref., Japan) [Google Maps]
Fee : ¥1,200 (fee of entry and gallery)
Tel : 087-843-3111

Shimenawa (“enclosing rope”) are lengths of laid rice straw rope used for ritual purification in the Shinto religion. They can vary in diameter from a few centimetres to several metres, and are often seen festooned with shide. A space bound by shimenawa often indicates a sacred or pure space, such as that of a Shinto shrine.

Shimenawa are believed to act as a ward against evil spirits and are often set up at a ground-breaking ceremony before construction begins on a new building. They are often found at Shinto shrines, torii gates, and sacred landmarks.

They are also used around yorishiro (objects capable of attracting spirits, hence inhabited by spirits). These notably include certain trees, in which case the inhabiting spirits are called kodama, and cutting down these trees is thought to bring misfortune. In cases of stones, the stones are known as iwakura.

A variation of the shimenawa is used in sumo wrestling by yokozuna (grand champions) during their entrance ceremonies to denote their rank. This is because the yokozuna is seen as a living yorishiro (formally shintai), and as such is inhabited by a spirit.(Shimenawa – Wikipedia

展示会レポート

香川県高松市の古民家博物館「四国村」にある
安藤忠雄さん設計のギャラリーで開催している
森須磨子さんのしめ飾りコレクション展に行ってきました。
これほど多くの日本全国のしめ飾りが一堂に会する機会はめったに無いので、
ぜひ、この機会をお見逃しなく。
東京の皆さんもこの展示を目指してこの機会にぜひ四国へ!


四国のしめ飾り。圧巻のコレクション。


手前の荒々しいものは、イリコ漁で有名な伊吹島(いぶきじま)のしめ飾り。


関東中部地方


沖縄・九州地方


北海道・東北地方


ディテールも凄い迫力。
普通はガラスケースのなかでしか見ることできない展示品を
有り難いことに直接みることができます。なんという贅沢。


香川県


日本各地巡っているしめ飾り研究家、グラフィックデザイナーの森さんの軌跡。
年末年始は大忙しで日本各地を巡っているそうです。


ちょろけん
京都で流行した「門付け」(大道芸の一種)が名前の由来。
ちょろけんは、大きな顔にユニークな目鼻を描いて芸を披露したそうです。
その姿かたちをしめ飾りで表現しています。

The name originates in “Kadozuke”, a kind of street peforming, was popular in Kyoto. It is said that Choroken, drew unique eyes and nose on his large face, gave performance. The figure is expressed in Shimekazari.


しめ飾りカルタ


写真も美しい。森さんはデザイナーでもあるので、
こうしたグラフィックひとつひとつが美しいのも見どころ。


ここから四国のしめ飾りの紹介です。(一部)


香川県


宝船
福を呼ぶ七福神たちが乗る船。米俵などを乗せた宝の船には、五穀豊穣の祈りが込められており、香川県あたりに多い形。

Ship, The Seven Deities of God Fortune, bring good luck, ride on. Treasure ship, has straw rice bag aboard, is with a prayer of bumper harvest and the shape is popular mostly in Kagawa prefecture.



イリコ漁で有名な伊吹島(いぶきじま)。裏側に鯛をつけます。


俵。香川県


しめ飾りと一言でいっても、本当にいろんな造形があります。


エビ・メガネ。香川県


神棚用。香川県


三社。香川県


香川県


ゴボウ。香川県


輪〆(わじめ)。香川県高松市


エヒメスダレ。愛媛県


愛媛県西予市


杓子
1年の福を杓子ですくいとるという願いが込められている。愛媛県松山市では、上部に橙(だいだい)を2個飾り付ける家もある。この橙は、正月におりてくる神様の目だという説がある。

With a prayer to scoop up good luck with a dipper. Some families decorate two bitter oranges on the upper side in Matsuyama City, Ehime pref.. There is a theory that this bitter orange is eyes of God, comes down at New Year’s Day.


愛媛県


愛媛県


房飾り。愛媛県


輪〆(わじめ)。高知県


高知県幡多郡


高知県高知市


エビ。徳島県


稲穂

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ゼロ・ウェイスト徳島県上勝町のブルワリー建築設計は中村拓志さん RISE & WIN Brewing

ゼロ・ウェイスト宣言をした町、葉っぱビジネスの有名な徳島県上勝町に廃棄される前の上勝特産の柑橘のゆこうの皮をつかったクラフトビールを繰り返し使えるリターナブル・ボトルで飲めるブルワリーがオープンしました。
建築設計は、隈研吾さんの事務所から独立し、「ランバン ブテイック(銀座)」「Dancing trees,Singing birds-(目黒)」などを手がけた人気建築家の中村拓志さん(NAP建築設計事務所)です。ゴミ焼却所を持たず、ゴミを34分別することで再資源化を8割達成する全国的に注目される町らしく、建築の内装にも棚やシャンデリアなどがゴミ廃材をいかしたつくりになっています。

RISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Store
時間:平日11:00~21:00 土日祝10:00~21:00
場所:徳島県勝浦郡上勝町大字正木平間 237-2 [Google Maps]
電話:0885-45-0688
定休:不定休

RISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Store
Time : Weekday 11:00-21:00 / Weekend 10:00-21:00
Place : 237-2 Hirama, Kamikatsu town, Tokushima pref., Japan [Google Maps]
Tel : 0885-45-0688
Close : Irregular holidays


外観



窓枠


入り口


内装。
リサイクルのガラス瓶をつかったシャンデリア


グラノーラ


上勝町でつかわれていた棚に様々な商品が並んでいます。


今瀬健太さんによる廃材をリメイクした独創的な棚。


施設の中にある毒性的な形をした棚や机は、上勝町のゴミステーションにあった廃材から作られています。


メイソンジャー
気密性のあるねじ蓋がある保存用ガラス瓶。分厚くて丈夫であること、二重構造のふたによって長期保存が可能であることが特徴です。メイソンジャーは、100年以上の歴史があり、アメリカのポートランドをはじめとする飲食店では、コーヒーをいれたり、デザートの器として使われたことで、人気に火が付きました。これまでの「保存瓶」としての使用から「食器」としても用いられる機会が増え、いま注目されています。


様々なスパイス


SOAP on a ROPE


リターナブルボトル


ゆこうサイダー


ゆこうシャーベット


鹿の角とゆこう


ビールのおつまみも充実


ジビエ。鹿の自家製ベーコン


ジビエ・ソーセージ。


bottle by botanist
水と空気の循環に着目しデザインされた屋内用植物観察装置。


こちらも上勝町らしい。
いらない紙の裏側を束ねてつくったノート。
ZERO WASTE NOTEBOOK 540円


みちこの有機ぽんず
原材料はすべて有機、こだわりの有機ぽんず。


ロケーションもとてもいいです。


外ではバーベキューもできます。

RISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Store
時間:平日11:00~21:00 土日祝10:00~21:00
場所:徳島県勝浦郡上勝町大字正木平間 237-2 [Google Maps]
電話:0885-45-0688
定休:不定休

RISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Store
Time : Weekday 11:00-21:00 / Weekend 10:00-21:00
Place : 237-2 Hirama, Kamikatsu town, Tokushima pref., Japan [Google Maps]
Tel : 0885-45-0688
Close : Irregular holidays

徳島県上勝町にある「 RISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Store 」は生産から流通、販売の過程でなされる過剰な梱包や包装から解放されなければゴミは減らないという意識の基に作られました。量り売りやリサイクル商品などを扱っていた上勝百貨店が装いも新たにジェネラルストアとなり、これからの環境教育を楽しく理解してもらう場所として誕生します。ゴミ集積所にあった建具や家具を再利用した地産地消的な建築設計のアプローチ、廃棄対象になる上勝特産の柚香の皮を香りづけにつかったクラフトビール、繰り返し利用することに意味のあるリターナブルボトルデザインなど、すべては、上勝が真剣に取り組む「リサイクル」「リデュース」「リユース」の3R推進の情熱によって突き動かされた、各界のクリエイティブ達の思想がカタチとなったものです。

ライズアンドウィン ブルーイングカンパニー バーベキューアンドジェネラルストア(RISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Store)

2015年5月上旬、徳島県上勝町にマイクロ・ブリュワリー「RISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Store 」が誕生します。マイクロ・ブリュワリー、テイスティング・スタンド、BBQ ガーデン、ジェネラルストア(旧:上勝百貨店)から構成されるこの施設は、プロデュース&プロジェクトマネジメントをTRANSITが手がけ、建築設計を中村拓志&NAP建築設計事務所が行ないました。

徳島県上勝町は、「葉っぱビジネス」で一躍全国にその名を知られているとともに、“持続可能な地域社会”をミッション・ステートメントに掲げて平成15年9月に日本で初めてゼロ・ウェイスト宣言をおこない、平成32 年までに焼却、埋め立てゴミをなくす日本初の試みを宣言している町です。その取り組みは全国の地方自治体や海外からも視察に訪れるほどで、ブータンの行政官が視察に訪れたことでも話題になりました。

「RISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Store 」は生産から流通、販売の過程でなされる過剰な梱包や包装から解放されなければゴミは減らないという意識の基に作られました。量り売りやリサイクル商品などを扱っていた上勝百貨店が装いも新たにジェネラルストアとなり、これからの環境教育を楽しく理解してもらう場所として誕生します。

ゴミ集積所にあった建具や家具を再利用した地産地消的な建築設計のアプローチ、廃棄対象になる上勝特産の柚香の皮を香りづけにつかったクラフトビール、繰り返し利用することに意味のあるリターナブルボトルデザインなど、すべては、上勝が真剣に取り組む「リサイクル」「リデュース」「リユース」の3R 推進の情熱によって突き動かされた、各界のクリエイティブ達の思想がカタチとなったものです。また、今後、上勝町では、「持続可能な社会と我々の行動責任」というテーマに、町の文化やゼロ・ウェイストの理念を結びつけて教育の場とするシンボルプロジェクト(仮称) 上勝サスティナブルアカデミーの創設も検討されています

ライズアンドウィン ブルーイングカンパニー バーベキューアンドジェネラルストア
場所:徳島県勝浦郡上勝町大字正木字平間237−2 [Google Maps]
時間:未定
定休:不定休

RISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Store
Place : 237-2 Hirama, Masaki, Kamikatsu town, Tokushima pref., Japan [Google Maps]

PRODUCE & PROJECT MANAGEMENT : TRANSIT GENERAL OFFICE 中村 貞裕 / 岡田 光
ARCHITECT : Hiroshi Nakamura & NAP Co.,Ltd./中村拓志
GRAPHIC DESIGN : DIAGRAM/鈴木直之
BREWING DIRCTION : Ryan Jones
FURNITURE : WRAP建築設計事務所/今瀬健太
BBQ TOOL : 株式会社釜浅商店/熊澤大介
CONSTRUCTION : 株式会社大創
BUSINESS OPERATION : SPEC Bio Laboratory inc.
SPECIAL THANKS : 藤巻 幸夫

「RISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Store」 OPEN!! TRANSIT NEWS|TRANSIT GENERAL OFFICE INC.

5月30日ごみゼロの日、徳島県上勝町にマイクロ・ブリュワリー「RISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Store 」が誕生しました。マイクロ・ブリュワリー(クラフトビールの醸造所)、テイスティング・スタンド、BBQ ガーデン、量り売りのジェネラルストアから構成されるこの施設は、プロデュース&プロジェクトマネジメントをTRANSITが手がけ、建築設計を中村拓志&NAP建築設計事務所が行ないました。
人口約1700人の上勝町は美しい景観を守りながら自立的で持続的な循環型社会を目指して「ゼロ・ウェイスト運動」を推進しています。ゴミ焼却所を持たず、ゴミを34分別することで再資源化を8割達成するなど、全国や海外からも視察に来るほど注目を集めている地域です。
高い山と深い谷の隙間に展開する棚田に現れたこの施設は、これからの上勝町を象徴するような場所になるように作られています。町内産の杉板の端材をリユースし、柿渋など自然由来の塗装を施した外壁、町内の廃材となった建具を再利用しパッチワークのように組み込まれた高さ8.1mのファサードなど、地産地消的な建築設計のアプローチをはじめ、上勝特産柑橘「ゆこう」の果汁をしぼった後の皮をつかったクラフトビール、リターナブルボトルデザインなど、上勝町が真剣に取り組む「リサイクル」「リデュース」「リユース」の3R 推進の情熱を各界のクリエイティブチームの協力の元、ついに完成しました。
また、今後、上勝町では、「持続可能な社会と我々の行動責任」というテーマに、町の文化やゼロ・ウェイストの理念を結びつけた新プロジェクトも検討されています。
楽しい、嬉しい、美味しいことからまず、理解してもらう。ゴミをどうするかではなく、ゴミをどう出さないか。物を
愛して、クリエイティブに使っていく。おいしいビールとBBQを味わい、美しい棚田の景色を見ながらゴミについて考えるきっかけになれば嬉しいです。

そうだ、葉っぱを売ろう!  過疎の町、どん底からの再生
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持続可能なまちは小さく、美しい 上勝町の挑戦

広島市営基町(もとまち)高層アパート Motomachi Apartments Hiroshima city

広島市営基町(もとまち)高層アパート。原爆スラム解消を目的に造成された集合住宅。
2013年度のDOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築に選出。
設計は、多摩ニュータウンのマスタープラン、横浜・みなとみらいの基本計画、
新宿副都心計画、香川・坂出人工土地などを手がけた大高正人さん

I went to Hiroshima Municipal Motomachi high-rise apartment. This is a collective housing made ​​in order to eliminate the slum that was called “Atomic bomb Slam”. This architecture has been election of the DOCOMOMO JAPAN 2013. Architect Masato Otaka who designed Sakaide population land has designed this housing complex.


この建築の特徴のひとつ「ピロティ」。
地上階を一般市民も通り抜けられる公共的空間として開放し、
歩行者路や子どもの遊び場、駐車スペース等として活用されてきました。


くの字型の住宅棟の配置により、
日照時間の確保、プライバシーの確保、構造的安定性の確保を実現しています。
北側から南側のほうが低くなる配置にすることで
南東方向に対して開いた形になっています。
写真:1988年10月10日(昭和63年) 国土地理院


写真:1947年04月14日(昭和22年) 国土地理院
戦後まもなく。いわゆる原爆スラムと呼ばれた木造密集市街地がよくみえます。
広島原爆投下が、1945年(昭和20年)8月6日午前8時15分ですから、
2年も立たないうちにこれだけ復興するということに驚き。


写真:1962年05月26日(昭和37年) 国土地理院
基町アパートの着工は1969年(昭和44年)、竣工は1978年(昭和53年)7月31日。


住居棟や学校、店舗、屋上庭園、屋上集会場が、歩道網やエレベーターによって繋げられています。


学校・幼稚園・保育所・商店・公衆浴場・診療所などが組み込まれています。


住居棟は鉄骨構造で、溶接による柱・梁接合の際には
造船業が盛んだった呉などから優秀な溶接技能者が参加していたそうです。


柱や梁の配置の工夫によって、4戸ぶんの住居空間を自由に組み替えることができる構造形式になっていて、
丈夫な構造と柔軟に変更できる内部設備をもつ、
現代のスケルトン・インフィルに繋がる仕組みが取り入れられています。

市営基町高層アパート
用途:集合住宅、店舗、小学校、集会所など
設計:大高建築設計事務所(大高正人)
構造:青木繁研究室
施工:熊谷組・増岡組・鴻池組・大之木建設・間組・鉄建建設・鹿島建設・安藤建設(建設担当)
建築主:広島市
面積:81,100m²
戸数:
 改良住宅 1,886戸
 公営住宅 1,059戸
着工:1969年(昭和44年)3月31日
竣工:1978年(昭和53年)7月31日
場所:〒730-0011広島県広島市中区基町 [Google Maps]

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瀬戸内海を望む礼拝堂「リボンチャペル(Ribbon Chapel)」

広島県尾道市の瀬戸内海を望む小高い丘の上にある礼拝堂「リボンチャペル(Ribbon Chapel)」が、
国際的な建築賞「リーフ賞(LEAF AWARDS 2015)の大賞(Overall Winner)」を受賞しました。
設計は、中村拓志さん(Hiroshi Nakamura&NAP Co.,Ltd.)。
単独では不安定な螺旋構造を二つ結びつけることで、
互いに支えあい自立するようにつくられています。
スパイラルを描きながら一つになる構造は、新郎新婦ひとつとなる結婚までの道のりを象徴しています。

This wedding chapel stands in a garden of a resort hotel, “Bella Vista Sakaigahama,” in Onomichi, Hiroshima. The site is midway on a hill enjoying a panoramic view of the Inland Sea of Japan. By entwining two spiral stairways, we realized a free-standing building of unprecedented composition and architecturally embodied the act of marriage in a pure form. A single spiral stairway would be unsteady in a horizontal direction and is prone to vibration in a vertical direction, hence, very unstable.(Ribbon Chapel by Hiroshi Nakamura & NAP Co

リボンチャペル(Ribbon Chapel)

場所:広島県尾道市浦崎町1376 [Google Maps]
設計:中村拓志さん(株式会社NAP建築設計事務所
運営:ベラビスタ スパ&マリーナ尾道
受賞:
 日本商環境設計家協会 JCDデザイン賞2014 大賞
 Wallpaper * Design Awards 2015 Best Chapel
 第10回日本構造デザイン賞
 LEAF AWARDS 2015 Overall Winner

敷地は造船業を営む企業が経営するリゾートホテルの一角。瀬戸内海を臨む結婚式用のチャペルである。我々はこの建物に美しい島々を眺望するための展望台を設けることを提案。木登りをした人が木の幹からそっと頭を出して外の景色を覗き込むように、建築も木々の隙間から控えめに頭を出そうと考えた。形状は二本の階段によるダブルスパイラル。2つの鉄骨階段が脚となって建物を支え、階段同士はダンパージョイントによって揺れを吸収した上で、基礎は免震構造とした。その結果わずか直径100ミリの繊細な柱で支持することが可能となり、スパイラルリボンが自律的に上昇気流を描く外観となった。バネに似た形状のため、支保工を外すと40ミリ沈み込むことが予想されたが、それを計算に入れた設計がなされた。このような複雑な鉄骨架構は、造船職人たちの高度な技術によって実現可能となった。
 別々にスタートした二本のリボンが、ゆったりと上昇スパイラルを描きながら一つになる様は、新郎新婦が晴れて一つになる結婚までの道のりを象徴している。実際、式の中で新郎新婦が別々のスパイラル階段を徐々に昇って最頂部で出会い、抱擁し、庭で見守る参列者から祝福されるという式典も想定している。我々は、このようなふるまいそのものをシンプルに建築化したのである。

日本人の最高賞は2012年の藤本壮介氏以来、二度目となります。「Ribbon Chapel」は広島県尾道市のリゾートホテル「ベラビスタ スパ&マリーナ 尾道」にある礼拝堂で、主に結婚式用の教会として使われています。
リーフ賞は、ヨーロッパ主要建築家フォーラム(Leading European Architects Forum)の運営で、次世代の基準となる作品を評価し、建築デザインの発展を目的とする国際建築賞。

■Ribbon Chapel
瀬戸内の島並みを360度見渡す小高い山の中腹に建つ礼拝堂です。単独の螺旋は左右にふらつき上下に振動する、きわめて不安定な存在ですが、二つの螺旋を結び付けることで、互いに支え合い自立する構造を生み出しています。二つの人生が紆余曲折を経てひとつになるように、二つの螺旋は頂部で滑らかに繋がり、一本のリボンとなります。

中村拓志
1974年東京生まれ。神奈川県鎌倉市、石川県金沢市で少年時代を過ごす。1999年明治大学大学院理工学研究科博士前期課程修了。同年隈研吾建築都市設計事務所入所。2002年に株式会社NAP建築設計事務所を設立し、現在に至る。
建築をコミュニケーションデザインと考え、人が自然や建築と関わり、愛着を感じることをモットーに設計している。

参考:国際建築賞「リーフ賞」最高賞を日本人建築家 中村拓志が受賞~受賞作品は広島県尾道市のリゾートホテル内の礼拝堂~|プレスリリース

Hiroshi Nakamura&NAP Co.,Ltd.

Completion : 2013.12
Principal use : Chapel
Structure : S structure
Site area : 2500㎡
Total floor area : 80㎡
Building site : Hiroshima
Structure design : Ove Arup & Partners Ltd.
Contractor : P.S.Mitsubishi Construction Co.,Ltd.

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琴電屋島駅 近代化産業遺産 Yashima station, modernization industrial heritage

高松のシンボルである屋島の麓にある琴電屋島駅。経済産業省の近代化産業遺産に認定されている建物です。屋島登山鉄道の開業に伴い、1929年(昭和4年)に今の場所に移転しました。軒の出が浅い緩勾配のスレート屋根や、平面の凹凸を抑えた外壁が、平明でグラフィカルな外観を構成しています。モダンな住宅をイメージさせる駅舎は、屋島観光を支えた昭和初期の大衆文化を反映しています。(ことでんー近代化産業遺産ー

Kotoden Yashima Station at the foot of Yashima is the symbol of Takamatsu city. The building was certified to the modernization of industrial heritage of the Ministry of Economy, Trade and Industry. This architecture was moved here, when Yashima mountain railway opened in 1929. Design of the station building looks like the modern housing. It reflects the early Showa era of popular culture that supported tourism Yashima.

yashima

場所:香川県高松市屋島中町 琴電屋島駅[Google Maps]

Place : Naka town, Yashima, Takamatsu city, Kagawa pref., Japan [Google Maps]

丹下健三設計、淡路島・戦没学徒記念 若人の広場 Memorial of War Dead Students, Youth Plaza

若人の広場は太平洋戦争で戦没した全国約20万人の学徒ら若者を祈念して、1967年に淡路島の大見山(標高145m)のなかに建設された建物です。世界的建築家 丹下健三さん設計で、高さ25mの慰霊塔は学徒の象徴としてペン先をモチーフとしています。戦没学徒を慰霊する施設としては、全国唯一のものです。

The Memorial of War Dead Students, “Youth Plaza” is constructed to pray for 20 million student who were war dead in World War Ⅱ. This architecture was designed by global architect Mr. Kenzo Tange among Mt Omiyama (altitude 145m), Awaji island in 1967. The Memorial tower height 25m has the motif pen as a symbol of the student. This facility is the only memorial facility for war dead student in Japan.


山の上にペン先をモチーフにした慰霊塔。
鎮魂の塔「慰霊塔・永遠のともしび」


ペン先


石積み


天井


「永遠の灯」が灯されています。『若人よ。天と地を結ぶ灯たれ。』


階段


養殖場。船にクレーンがついているので、牡蠣の養殖でしょうか。


福良港


紀伊水道。向こう側は徳島県


淡路島の南側から四国が見えます。
阿波への路、淡路島。


大鳴門橋。
橋長は1,629m、中央径間は876m、幅は25m、主塔の高さは144.3m。


養殖場


鳴門の渦潮をみることができる遊覧船

戦没学徒記念若人の広場
料金:入園無料
時間:9:00〜17:00 (季節により変動あり)
駐車場:27台
場所:兵庫県南あわじ市阿万塩屋町 [Google Maps]
電話:0799-37-3012(南あわじ市役所商工観光課)
竣工:1967年(昭和42年)
設計:丹下健三

Memorial of War Dead Students, Youth Plaza
Fee : free
Time : 9:00-17:00
Park : 27 cars
Place : Shioya town, Awaji island, South Awaji city, Hyogo pref., Japan [Google Maps]
Tel : 0799-37-3012
Open : 1967(S42)
Design : Kenzo Tange

食とものづくりスタジオ FERMENT

神奈川県•湘南の辻堂(つじどう)という茅ヶ崎と藤沢の間にある地域の風景。中学の頃から電車の通学中にみてきた風景がここ数年で大きく変わりました。昔は、工場と葬儀場とパチンコしかなかった駅前がいまはオシャレなショッピングモールと集合住宅にかわり、そこから自転車で10分ほどのところにあったPanasonicの工場跡地に湘南T-SITEという文化複合施設ができました。「文化複合施設」と謳うだけあって、蔦屋書店やスターバックスなどのショップ以外にもいま流行りのFABスペースや保育スペースもあります。私自身の茅ヶ崎の実家から自転車でこられる範囲にあるので、とても重宝しております。今回は、そんな湘南T-SITEにある「食とものづくりスタジオ FERMENT」を見学させていただきました。中山 晴奈さん、 山本 尚明さん。ありがとうございました!!


食とものづくりスタジオ「FERMENT」


湘南t-siteにて、Panasonicが運営する「食」に特化したFABスペースです。


普通のFAB CafeやFAB Laboと同様、
3DプリンターやCNCがあるのですが、大きな違いは食品に使えること。


レーザーカッターなど卓上でものづくりをする最新の道具がひと通り揃っています。なんという贅沢。


最大の特徴はこうした最新のものづくりの機械を食品に使うことができるということ。


乾燥機


柑橘もこの通り。


アイスクリーム器


ワークショップでランプをつくったり。


こんなランプシェードもオリジナルでつくることが可能。


調理にひつような器具もたくさん。地元の人達とワークショップで家具をつくったそうです。


山ぶどうのたわし。こんなスペースで、しめ縄とか籠の編み方のワークショップしたら楽しそうですね。


Shonan T-SITE / 湘南T-SITE

湘南T−SITEにはいっているPanasonicが運営する食に特化したFab-Cafe。
3Dプリンタやレーザーカッターを食品に使うことができ、
それ以外にも乾燥機やキッチンなど充実した調理器具が用意され、
食品加工の衛生許可をとっているので、会員は食材を外部から持ち込んでここで加工し瓶詰めし商品化することができます。
六次産業化には設備投資の高いハードルがあり
多くの一次産業従事者が参入できないという現実があり、このような施設は、
地方の農山漁村でこそ必要とされているのではないだろうかと感じました。

雑木林の連層長屋 宮脇町 ぐりんど GREENDO

香川県宮脇町の斜面地にオープンした集合住宅「ぐりんど(GREENDO)」の内覧会に行ってきました。新築でこういう特殊な物件はあまり見かけないのでとても興味深くみさせていただきました。普通のnLDKの箱以外の住まい方の選択肢が地方でも増えていく気がします。

グッドデザイン・ベスト100:
集合住宅 [雑木林の連層長屋 宮脇町ぐりんど] | Good Design Award 2016

GREENDO

場所:香川県高松市宮脇町2丁目10 [Google Maps]

集合住宅(賃貸)
鉄筋コンクリート造 平屋建
1DK(4戸)2LDK(2戸)3LDK(1戸) 全7戸
建築面積/351.95㎡
延床面積/335.90㎡
設計監理:長田慶太建築要素
施工:植原建設
構造設計:オオタニ建築設計
設備工事:後藤設備工業、エーテック
土木工事:村尾建設
型枠工事:高木組
金属.鋼製建具.ガラス工事:岩本ガラス
左官工事:奈良工業
木製建具工事:サンクラフト
家具工事:中村谷
塗装工事:北口塗装
植栽工事:山地緑化センター
太陽光パネル・ガス工事:四国ガス
ロゴデザイン:住野真紀子デザイン室
不動産管理 : グローバルセンター

集合住宅 [雑木林の連層長屋 宮脇町ぐりんど] | Good Design Award

背景
不安定な造成を繰り返し、危うく成り立ち続ける住宅地。本来は山の一端であったが、そこにあった警察の宿舎が解体された後、10年以上放置された傾斜敷地。ここに計画された長屋形式の集合住宅。建築と大地を大胆に関係させる事で、ここにある場所の歴史を重ねあわせ、街と人、そして、山を呼び込んでくる。

デザインコンセプト
自然の力を譲り受けながら、街と対峙し茎を絡ませ関係ながら互いの更新と共に未来までも積層していく。
企画・開発の意義
森の中で出会う雑木林の足元に広がる心地いい空間性…そこにある木々や水、生物などの重層的関係は、様々な深度で交錯し、共存という言葉を超えて結びつき、それぞれが枝葉の上、落葉の下、様々なスケールで移動しながら、居場所を探っている。表層に纏うだけでは実現されないこの深度ある関係性とも繋がってはじめて、場所性は重なりあい、敷地や空間は境界から領域へと伸びやかさを獲得していく。

創意工夫
本来、地と分断され肥料や水を与え続けることで維持管理を行う屋上緑化。ここでは山土のみで構成。土を介した大地との連続が、生態系を繋ぎ、スラブ上部においても…岩盤に堆積した土壌に植生しているよう…生物が大地の深層から訪れるよう…落葉等の分解も自身の領域内で行いつつ、地中に水路(みずみち)を作りながら行き交う。大地という更なる自然の領域にも埋もれ、流れ下りてくる自然の一端を体全体で受け止め…留まった処々は更新と堆積、成長と分散を繰り返していく。この大規模にもみえる緑地は、山や地の「端」としてここにあるのだ。 また、大胆な土との接点となる壁は、排水層→マット状保護層→防水防湿層→コンクリート(厚300) →調湿・地熱空気層→仕上とし、湿度の浸透を居室に伝えてしまうことが無いように配慮しつつ、熱容量の大きなコンクリートに地熱を蓄え、空気層で居室を包み込めるように計画している。

デザイナーの想い
自然と人、建築と街も、都合として切取り、選び、幇助をうけるという事だけではなく、大胆かつしなやかに交わりながら…触れ、受入れ、与えられ、還元する、という一連の手続きを…一つでも欠くことで、尊厳と距離感は失われていく。建築行為も自然循環の中で成り立つと考えると、その端部に埋没できる方法論も必要となる。その時、生物や植物の緩やかな領域性の中で設けるべき空間は、それらの中間域である「大地の端」となる。

審査委員の評価
通常であれば、山を切り、その前に同じ5階建集合住宅を作る。それにより、斜面に影を作り、山を殺してしまうだろう。しかし、この建築を斜面に沿って各階ずらし、そのままその斜面に埋め込むことにより山と一体になった。各層の間に土の入り込む場所を設け、そこを通して動植物の循環系切らずに人間と共生する山を作り出し、本来の循環系を取り戻しているチャレンジが素晴らしい。また、斜面に沿った住戸群は実はお互いの室内からは前後の存在も気にならないまるで戸建てのような環境を得られている点も良い。