広島県呉市の本州と倉橋島の間にある音戸の瀬戸(おんどのせと)とよばれる海峡の渡船。その船頭のしんちゃんが、歌ってくださった舟唄。この音戸の舟唄は、全国的にも有名な舟唄の1つで、江戸時代には歌われていたそうです。いつまでも聞いていたい。 日本三大舟唄のひとつ。

“Ondo no Funauta (Boatman’s song at Ondo)” is a folk song which has been sung by fisherman at Kurahashi-jima island, Seto Inland Sea, Japan. I could hear the Japanese traditional song at small ferry boat at narrow waterway between the main island and Kurahashi-jima island, called “Ondo no Seto”.

音戸の渡し船
料金:大人100円、小人50円、自転車150円、バイク200円
時間:05:30〜21:00
定員:50名
渡船時間:片道3分、90m(日本一短い定期航路)
住所:広島県呉市警固屋(けごや)~音戸町(おんどちょう)
渡船場:広島県呉市警固屋8-7-13 [Google Maps]

Small ferry boat of Ondo
Travel expenses : Adult100yen / Child50yen / bicycle150yen / bike200yen
Time : 05:30-21:00
Capacity : 50 people
Time : 3 minutes 90m (the shortest ferry in distance)
Ferry rout : Kegoya – Ondo town
Traject : 8-7-13 Kegoya, Kure city, Hiroshima pref., Japan [Google Maps]


音戸渡船(おんどとせん)は、江戸時代より「音戸ノ瀬戸」の両岸を結んできた、幅約120mの日本一短い定期航路です。
「音戸ノ瀬戸」は多くの大型船が行き交い、潮も速い瀬戸内海随一の難所ですが、私の船長さんは巧みに舵を操ります。
ポンポンと懐かしい音を響かせ瀬戸を行き来する姿は音戸の貴重な風物詩のひとつ。橋が架かった今でも地元の人たちの大切な足として愛されています。(参考:渡船場の案内板)

The “Ondo Tosen (small ferry)” is the shortest ferry in Japan. It crosses the Ondo-no-seto strait to connect Ondo town and Kegoya (Kure city) on the opposite shore. There’s no timetable. You can ride the ferry even if you’re the only passenger.


船乗り場


いい味出してます。音戸渡船フォント。


木造船。大きなフェリータイプの渡船が主流となり、このタイプの渡船はかなり珍しい。とても貴重。


船乗りのしんちゃん。


いろいろと音戸の渡船のことを教えて下さいました。明るくてほんとに素敵な方。
ファンも多いみたいです。


双眼鏡


木製の舵。使い込んだ舵が80年の歳月を物語る。


渡船で渡った倉橋島側の渡船の看板。フォントがいい味だしてます。味のある文字は音戸渡船独特の書体。


料金表。
大人100円、小人50円、自転車150円、バイク200円
午前5時30分〜午後9時まで。


昔のポストも健在。新聞販売もしています。なぜか九州スポーツ


かもめ。現在の音戸渡船は2種類「かもめ」と「つばめ」。どちらも建造から60年を迎える木造船。エンジンは50馬力、定員50名。音戸〜警固屋(けごや)間120mを約3分で結んでいる。


「サンキューべりマッチョ!バイビー」と元気よく見送ってくれました笑。話していると明るい気持ちになる方でした。

音戸の舟唄|呉市の文化財
呉市無形文化財 昭和54.3.31

 広島県でも瀬戸内海に面した呉市と倉橋島の間にある音戸の瀬戸を行き交う船頭たちによって唄われてきたのが音戸の舟唄で日本の三大舟唄の一つといわれています。

ひろしま文化大百科 – 音戸の舟唄

呉市警固屋と音戸町との間に、幅の狭いところは70メートルほどの「音戸の瀬戸」がある。呉湾と安芸灘を結ぶ近道のため、多くの舟がこの音戸の瀬戸を利用する。潮の干満につれて急流となり、海中に突き出た岩に当たって渦巻き、これを艪を漕いで乗り切るのは大変難しく、船頭泣かせの難所であった。その音戸の瀬戸を通り抜けていく舟を見て、いつ頃、誰が作ったのか『船頭 かわいや 音戸の瀬戸で 一丈五尺の 艪がしわる』の名文句が生まれ、今に唄い継がれてる。


歌手の島谷ひとみさんは、瀬戸内海の倉橋島(広島県呉市、旧安芸郡音戸町)出身。

音戸の舟唄
音戸の舟唄

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