徳島の柏餅は柏の葉ではなくサルトリイバラの葉。村に残る旧暦の文化

端午の節句。四国のあちこちでも鯉のぼりがあがっているのをよくみかけます。端午の節句の供物としてつくられる柏餅(かしわもち)は柏の葉にお餅が巻かれているのが名前の通り一般的ですが、徳島県内でみかける柏餅を巻いている葉っぱは、サルトリイバラ(別名:山帰来/さんきらい)という植物の葉です。旅行で徳島県にいかれる際にはぜひ、道の駅で柏餅を探してみてください。

2017年5月30日
旧暦の端午の節句ということで、バラ巻き(関東で言う柏餅)とお赤飯を頂きました。バラ巻きの「バラ」は、サルトリイバラ(山帰来/さんきらい)の葉っぱで、関西では柏の葉の代わりに使われます。サルトリイバラの別名、山帰来(さんきらい)。「山に帰って来る」っていい名前です。



徳島県佐那河内村では、田植えの季節、村では5月5日の端午の節句を過ぎてもしばらく鯉のぼりをみることができます。(写真の撮影日は5月15日)。村の人に聞いた所、お雛様のように片付け遅れて結婚の時期を逃すみたいな言い伝えはなく、ポールを手動で上げ下げするのは結構たいへんなので長く楽しんでいるのだとか。旧暦で風習を区切る文化が残っている地域だとしまうのが遅かったりします。2017年は、旧暦の5月5日は5月30日です。

佐那河内村(さなごうちそん)では「かしわ餅」が柏の葉ではなく山帰来(さんきらい/サルトリイバラ)の葉で巻かれ、「おまき」や「ばらまき」と呼ばれます。それ以外には、菖蒲の葉を頭に巻く風習があります。


柏餅 – Wikipedia

柏餅(かしわもち)は、平たく丸めた上新粉の餅を二つに折り、間に餡をはさんでカシワ又はサルトリイバラの葉などで包んだ和菓子である。5月5日の端午の節句の供物として用いられる。

カシワの葉を用いた柏餅は徳川九代将軍家重から十代将軍家治の頃、江戸で生まれた。カシワの葉は新芽が育つまでは古い葉が落ちないことから、「子孫繁栄(家系が途切れない)」という縁起をかついだものとされる。江戸で生まれた端午の節句に柏餅を供えるという文化は、参勤交代で日本全国に行き渡ったと考えられているが、1930年代ごろまではカシワの葉を用いた柏餅は関東が中心であった。カシワの葉でくるむものが生まれるより前にサルトリイバラなどの葉で包む餅が存在し、カシワの自生が少ない地域ではこれが柏餅として普及していた。その後韓国や中国からカシワの葉が輸入されるようになったこともあり、カシワの葉でくるむ柏餅が全国的に主流となっている[3]。

なお、「柏」の字は本来はヒノキ科の針葉樹コノテガシワを指す漢字で、コノテガシワは柏餅に使う葉とは全く異なる。柏餅に用いるブナ科のカシワには、厳密には「槲」の字を使うのが正しい。

餡の種類は、つぶあん、こしあんがポピュラーであるがそのほか「みそあん」も用いられる。京都では、白味噌餡を用いているところもある。また亜種として餅が蓬餅で作られたものも近年存在している。カシワの葉を用いた場合は「かしわもち」と呼ばれることが多く、他の植物を用いた場合に「しばもち」など地方により異なる名称を持つ。

包んでいる葉は個人によっては食べる場合も食べない場合も存在するが、一部では、材料費を抑えるためにカシワの葉を象ったビニールシートで餅を包んだものが売られている。カシワの自生が少ない近畿圏以西ではサルトリイバラの葉が用いられることもあり、「かしわもち」の他、「しばもち」、「ちまき」、「かからだご」、「おまき」、「だんご」、「いばらもち」など地方ごとに特色のある名称が用いられている。ホオノキ、ミョウガ、ナラガシワ、コナラなどを利用する地域もある。葉の大きさにより包み方が異なり、カシワでは「くるむ」ことが多く、サルトリイバラでは「はさむ」ことが多い。東北・北陸・山陰地方などでは端午の節句にはちまきを用いる地域が多い。

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