淡路島から4.6kmのところにある沼島(ぬしま)は、神話に登場する島として有名です。古事記や日本書紀において、伊弉諾尊(いざなきのみこと)・伊弉冉尊(いざなみのみこと)という神様が国造りをする際、天の浮橋に立ち、授かった「天沼矛(あめのぬぼこ)」で世界をかき回し、潮をゴロゴロ鳴らしました。そして、引き上げた矛の先から落ちた雫が固まってできたオノコロ島がこの沼島と言われています。その島の港から徒歩30分ほどの崖にある奇岩「上立神岩」は高さ30m。「上立神岩」は、イザナギとイザナミがオノコロ島に降り立ち、巨大な柱の周囲をまわって婚姻をおこなったという、「天の御柱(あめのみはしら)」だともいわれています。

Nushima Island, located in the Kii Channel, Seto Inland Sea, Japan. It takes 10min from south of Awajishima island by ferry. Nushima island is said “Onogoro-jima” of Japanese myth. Onokoro-jima Island is an island appearing in a Japanese myth. It is “Kuni-umi” myth about the birth of the land of Japan. Izanagi and Izanami gave birth to various islands.

沼島(ぬしま) 上立神岩(かいたてがみいわ)
住所:兵庫県南あわじ市沼島 [Google Map]

Kamitategami rock at Nushima island
Address : Nushima island, South Awaji city, Hyogo pref., Japan [Google Map]


南あわじ市の土生港から沼島汽船に乗って約10分で沼島港に到着します。


神話にでてきそうな天気。


上空から見ると勾玉の形をしています。


島で唯一の商店、橋本商店


家の痕跡


沼島八幡宮。御影石の石段が、神門から上が33段の女坂、下が42段の男坂と呼ばれています。海上安全、四季豊漁の神様です。
この森は、氏子により神社の創建はるか以前より、守り続けられてきた神域でとても大切にされております。神社の森には、幕末のオランダ人シーボルトが学会で紹介したホルトの木(ゆずりはもどき)が生い茂り、県の環境安全地域に指定されています。南限、北限の植物も混生し、牧野富太郎博士が、大きな関心を寄せた森でもあります。


沼島総合観光案内所「吉甚(よしじん)」


沼島の天然干しエビ


昔の銭湯。大黒湯


古くからの商店街の路地を抜けて歩きます。


早咲きの桜


坂を登って島の反対側へ


岩礁「平バエ」。毎年、旧暦の3月3日に漁師が漁船にて沼島の岩礁「平バエ」を3回まわり、海上安全と大漁を祈願する平バエ祭りが行われます。


高さ30mの巨大な上立神岩(かみたてがみいわ)。イザナギとイザナミがオノコロ島に降り立ち、巨大な柱の周囲をまわって婚姻をおこなったという、「天の御柱(あめのみはしら)」と言われています。江戸時代の百科事典「和漢三才図会(1712年/正徳2年)」には、上立神岩は竜宮城の表門にあたると記されています。


岩の真ん中がハートの形に窪んでおり、夫婦円満や恋愛成就のパワースポットとしても人気です。沼島は、中央構造線の大きな断層上にあり、たった4kmしか離れていませんが淡路島とは異なる結晶片岩でできています。この上立神岩は、「緑泥片岩(りょくでいへんがん)」。


この岩を見た瞬間、はっと頭の中をよぎったのは、阿波の青石をつかった重森三玲さんの庭園。重森さんも、ひょっとしたらこの神聖な場所を訪れたことがあるのでしょうか。


後醍醐天皇の皇太子のお妃が、沼島に漂着したときに使われたと言われている八角井戸。
沼島では、井戸のことを川(かわ)と呼びます。この川は、玉川と呼び島人たちの生活用水として、今でも昔同様に、大事に使用されています。八角の形は、中国の占いによると八角は、吉相を示していると云われ、その数は、昭和46年の調査記録によると、40数箇所記録が残っています。沼島の伝説にも出てくる有名な井戸です。


赤い自転車


腰掛け


トイレ


漁船


アンパンマンの飛び出しくん


さや状褶曲(しゅうきょく) Sheath folds
1994年、沼島の北端にある黒崎の海岸で発見された世界でも珍しい形の岩石「さや状褶曲(しゅうきょく)」。地下深い場所で複雑な力により生まれたと考えられています。約1億年前の地球内部の動きがわかる貴重な天然記念物として、「兵庫県指定文化財」「日本の地質百選」に選ばれています。

奇岩 上立神岩(かみたてがみいわ)

「古事記」、「日本書紀」の神代巻、いわゆる“記紀神話”によると、天つ神がイザナギの命、イザナミの命の二神に神聖な沼矛(ぬぼこ)を授け、国造りを命じました。
 この二神は、まず、天の浮橋に立ち、授かった矛で、混沌とした世界をかき回しました。 潮をゴロゴロと鳴らし、引き上げた矛の先から、落ちた雫が固まって島となりました。
 これがオノコロ島です。
 この島にイザナギ・イザナミの二神が降り立って、夫婦の契りを結び、御柱と宮殿を建て、国土造成を されました。 その舞台であるオノコロ島が、沼島となされています。
 イザナギ・イザナミの二神が、周囲をまわり、夫婦の契りを結んだ天の御柱がこの上立神岩だといわれています。

沼島は、淡路島本島から4kmしか離れていませんが、日本中央構造線の大きな断層上にあり、本島とは全く異なる結晶片岩でできています。 紀伊水道、大阪湾に面する沼島周辺は、奇岩や岩礁があふれ豊かな自然景観を望むことができます。
 島の南西半分は黒色千枚岩層、北東半分は緑色片岩層、北部は緑泥片岩が分布しています。
 上立神岩は沼島の地質をよく表わしている奇岩で、30mの高さを誇り、島のシンボルとして人々に「立神さん」と呼ばれ親しまれています。

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