Khronos Projector [Link]
Alvaro CASSINELLI (ウルグアイ)

もうなんどもメモしているのですが、
改めて触覚ディスプレイつながりでメモ。
伸縮するスクリーンに触れることで時間軸を操作することができる。
スクリーン裏にあるカメラを使って、設置点と押し出し率を計算、
投影する映像にフィードバックしているので、
通常のタッチパネルと違って、画面を押している力をパラメーターとして扱える。
つまり、普通のタッチパネルであれば画面に触れている時間をパラメーターとして扱っているので、
画面に触れている時間が長ければより過去の時間へ遡るのだが、
この作品においては、強く押せばより過去へと時間を遡ることができる。
一見してその違いは小さなことのように思えるかもしれませんが、
ディスプレイのインターフェースを考える上でこの違いは大きい。
今回改めて映像をみていて面白いなとおもったのは概念図。
概念的にはスクリーンの奥行きに時間軸の異なる画像が
レイヤー状に積み重なっていて、それを押すことで掘り起こすようなイメージだ。
これと同じ考え方を地図インターフェースに適用して、地層を掘り起こしたら面白そうだ。
 
参考:
アートとエンターテインメントが交差する最先端を知る (+DGames) [Link]
平成17年度(第9回)文化庁メディア芸術祭 大賞 Khronos Projector [Link]