イリコの島として知られる伊吹島(いぶきじま)ですが、歴史や民俗学の側面から見てもとてもユニークな習俗が残っていてとても興味深いです。産前産後を母子が過ごす「出部屋(でべや)」、平安時代から残る話し言葉の訛り(なまり)があるとする説、打瀬舟や鯛網など漁に使われた道具、伊吹島独特のしめ飾り「懸の魚(かけのいお)」など様々な資料を見ることができます。井戸はあったが決して農業できるほど豊富には水がなかったこの島で、古くから多くの人が暮らしそこに様々な習俗が受け継がれてきたというのは、この島が燧灘(ひうちなだ)の好漁場の真ん中にあり、海の恵の恩恵を受けてきたことが想像できます。
保育所だった建物を改装して民俗資料館にとして活用しています。古い道具が並んでいます。
島の案内人。三好さんにご案内いただきました。
御神燈(ごしんとう)。神さまに供える灯火。
昔の写真
打瀬舟(うたせぶね)。戦前の漁業。縛り網(鯛網)朝鮮海域への出漁。
蛸壺(たこつぼ)
ダイ(ザイ)とよばれる指図用の道具。二本一組、無線のない時代、50人以上の大きな船団をこれで動かした。
伊吹島独特のしめ飾り「懸の魚(かけのいお)」
井戸
伊吹島
伊吹島産院跡
伊瀬健之助
素晴らしい、神奈川県に居ながら島外の方のレポート又異なった味、があって、それもなかなかいいです、数多くの写真のお陰でリアリテイ感が有って宝の故郷に帰省した感有り心より深謝です。
yousakana
こちらこそありがとうございます。三好兼光さんをはじめ島の皆さまのおかげで島外の私にとっても島の文化の一端にふれることができ感動させていただきました。感謝いたします。
伊瀬一恵
伊吹島が父方の本家。祖母が生まれ育ったところです。
子供の頃本家で家系図を見せてもらった記憶があります。
源平合戦で落ちのびて伊吹島に流れ着いた人から始まったと教えられています。
娘から、ご先祖さまの事を聞かれて話すついでに、ネットの時代何か情報は無いかと探していてたどり着きました。
伊吹島は去年お墓参りに行きましたが、いつもお墓のある側から上がるので資料館があるなんて知らなかったです。
今度ゆっくり行ってみたいです。瀬戸芸もありますしね。
yousakana
コメントありがとうございます!瀬戸芸もありますからぜひ、伊吹島の民俗資料館、足を運んでみてください。自分のルーツを知るのはとても大切なことですね!