今日は半夏生の佐那河内村(さなごうちそん)へ。村の特産品『大川原ねぎ』農家、中井さんの現場を撮影させていただきました。35年ほど前、記録的な寒波が村を襲った後、みかんの代わりにできる作物をと村の皆さんが知恵をだしあってねぎの栽培がはじまりました。中井さんは当時のネギ部会の最年少、今の私と同じ年くらいのときに、新しい村の動きがはじまった計算になります。

温暖な村の気候がねぎ栽培にあっていて、徳島県全体で同じ品種のネギをつくったこともあったのだけど、佐那河内村(さなごうちそん)産のネギが品質がよかったこともあり村のブランド『大川原ねぎ』として作り続けられています。

当時、40軒ほどいた農家さんを巡りながら栽培指導をすることで品質を向上していく努力をし、一方で楽しく続けることが大事と部会のみんなで貯金して旅行したりしてきたそう。いまは中井さんの息子くらいの世代がねぎ部会を支えてくれています。こうして、村の美味しい『大川原ねぎ』がつくり伝えられていくのですね。

つづくむら、さなごうち。