これぞ一歩一景!大名庭園・栗林公園を景観の視点で歩いてみる

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2016年1月19日
石積み学校で有名な、東京工業大学の真田純子先生と香川県高松市の大名庭園、栗林公園(りつりんこうえん)を歩いてきました。栗林公園は、「一歩一景を誇る大名庭園」を売りにしており、文字通り、一歩一歩あるくごとに様々な仕掛けが用意され、次々に展開する風景を楽しむことができます。ではこの「一歩一景」になぞって、作庭した人の目線に立って今一度、新しい栗林公園の楽しみ方を紐解こうという試みです。詳細は、マップやガイドブックなどでお知らせすることになりますのでお楽しみに。

During the Edo period, Shogun (Head of the lords) or Daimyos (feudal lords) often constructed a landscape garden in the go round style within their castles and residences in Edo where they could walk around (Daimyo gardens are typical in ponds and Tsukiyama (artificial hill in the garden) and promenades in the garden and they were called Chisen-Kaiyu-shiki-teien (go around the pond style garden).


前もってフィールドワークをした真田先生たちが作成したマップ。
様々な栗林公園の視点が描かれています。


この日はなんと朝から雪。とびっきり美しい栗林公園を堪能できました。


楽しむポイントは、「どう隠しているか」。


ひとつの世界観を作りこむために他のエリアの風景が見え過ぎないように隠しています。
絶妙な木々の高さによって自然に背景の山から連続する緑地のようにみせています。


緩急をつけるために、ぱっと開ける場所の手前には、
視野を一旦閉じるための松の樹がさり気なく植わっていて
切り替えスイッチの役割を担っています。


渚山(しょざん)。右には掬月亭、左には飛来峰
山の上から里や島々を眺めるよう。手前にある松の木が雲海のような効果を演出しています。


意識して歩くと、地面の素材も様々に切り替えが行われています。


例えば、里に向かう時の峠を表現したような道。

2017年12月16日(土)
国の特別名勝である栗林公園は、江戸時代初期の作庭様式を色濃く残した、我が国を代表する池泉回遊式庭園です。栗林公園は「一歩一景」の庭園といわれますが、景色の変化や、なぜ限られた庭園内でそのように風景が変化していくのか、その仕掛けを読み解き、栗林公園の造形美を景観の観点から解説します。この機会に公園の造形美のひみつにふれてみませんか。

栗林碩学セミナー「栗林公園 一歩一景のひみつ」|香川県観光協会公式サイト
日時:2017年12月16日(土) 13:30~15:00
場所:栗林公園 商工奨励館北館
講師:東京工業大学大学院 准教授 真田純子氏
費用:無料 (入園料は別途必要)

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