2022年7月20日、国の登録有形文化財として7月22日に文部科学大臣へ答申されることに先立ち、市内2つの建造物の報道者向け現地公開が行われました。今回新たに答申された建造物は、松賀屋主屋(仁尾町)と丸岡家住宅主屋(三野町)など合わせて11件で、11月頃に登録文化財原簿に登録されると、市内の登録有形文化財は36件になります。(三豊市)

松賀屋は、塩業営んでいた塩田忠左衛門さんの築100年以上の邸宅で、50年近く空き家になっていたのをクラウドファンディングなどを活用して修繕し、2016年に生まれ変わりました。現在は、一般社団法人松賀屋が管理しており、たまに一般公開しております。公開日はカレンダーをご確認ください。

“Matsugaya” is the traditional Japanese house which has more than a 100 year history. This was the house of Mr. Chuuzaemon Shiota who was a salter of Nio town , Mitoyo city, Kagawa pref., Japan.

松賀屋
住所:香川県三豊市仁尾町仁尾980 [Google Maps]
駐車:5台
メール:info@nio-matsugaya.com
公開:カレンダーをご確認ください。
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Matsugaya
Address : Matsugaya (980 Niocho, Nio town, Mitoyo city,
Kagawa pref., Japan) [Google Maps]
Parking : 5 cars
E-mail : info@nio-matsugaya.com
Open day : Please check the calendar
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今回訪ねるのは、香川県三豊市の仁尾町。港町や城下町として栄えた面影の残る街を歩きます。

2022年9月27日撮影

松賀屋


欄間


扇子



梅の木


富士山


松の実


昔の父母ヶ浜(ちちぶがはま)


伝声管。潜水艦などにも使われる内線電話。使用人と家族の連絡手段。


女中階段。女中さんが1階の台所へと上り下りをするための欅の階段。


灯り


屋根


中庭


石灯籠


風呂場



襖(ふすま)絵


七宝つなぎ模様の漆喰壁。繁栄の意味が込められています。



仁尾酢


塩田忠左衛門


日本で初めてアンモニアを製造し、晩年は香川県三豊郡仁尾町で近代医療の普及に努めた医師・中村恭安


玄関横の雨どいは「えびす」の形

2018年撮影

縁側


中庭


欄間


石灯籠


中庭


瓦屋根


松の実。建物の随所に細やかな手仕事が施されています。


廊下


格子戸


肖像画


外観


以前、家守をされていた佐藤はなさん


助太刀リスト

2017年撮影


松賀屋の名前にもなっている松の実がモチーフになっている彫り物


立派な瓦

松賀屋
住所:香川県三豊市仁尾町仁尾980 [Google Maps]
駐車:5台
メール:info@nio-matsugaya.com
公開:カレンダーをご確認ください。
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Matsugaya
Address : Matsugaya (980 Niocho, Nio town, Mitoyo city,
Kagawa pref., Japan) [Google Maps]
Parking : 5 cars
E-mail : info@nio-matsugaya.com
Open day : Please check the calendar
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松賀屋と仁尾 | 一般社団法人 松賀屋

松賀屋は明治から大正、昭和にかけて、製塩業で仁尾の町の発展に大きく貢献した、塩田忠左衛門の屋敷です。ひときわ目をひく母屋は大正5年の建築。約100年もの間、仁尾の町をどっしりと見守っています。

約2770平米。建築当時の大正期には、松賀屋のこの広大な敷地を長い土壁が囲んでいました。訪れる人を番頭がにこやかに迎え、台所と奥に続く「おくどさん」では、女中たちがあわただしく食事の準備。母屋のむこうの茶室では、柔らかくも凛とした時間が流れていたことでしょう。

昭和に入り、長らく空き家となった時期がありましたが、平成25年(2013年)、松賀屋から仁尾の町を活性化しようとする地域住民が中心となって「仁尾まちなみ創造協議会」を発足。さまざまな協議を経て、当法人の前身である「一般社団法人 誇」による管理運営が始まり、再びこの大きな家に息吹がふきこまれました。

現在の松賀屋は、規模の大きさから日々の清掃をはじめ、管理・運営は一筋縄ではいきません。傷んだ屋根瓦やはげ落ちた漆喰壁。修繕には時間と費用が見込まれ、多くの困難があります。

それでも、令和となった今も、松賀屋には明治・大正・昭和がそれほど遠い昔ではないような、ゆるやかな時間が流れています。​わたしたち「一般社団法人 松賀屋」はこの地の風景の一部である松賀屋を守り、慈しみ、そして新たに生まれる松賀屋での時を、地域のみなさんと共に大切にしたいと考えています。