2022年10月22日、神戸三宮港〜高松東港をつなぐジャンボフェリーの航路に、新造船「あおい」が就航しました!10月16日に高松東港で開催された内覧会にて、その内装を見学させていただきました。写真レポートで紹介します!

On 22 October 2022, the new vessel Aoi entered service on the jumbo ferry route between Kobe Sannomiya Port and Takamatsu East Port! Here’s a photo report!

あおい(Aoi)
総トン数:約5,200トン
航海速力:18.6ノット
旅客定員:620名
積載能力:大型トラック84台
全長:約132.00m
全幅:21m
番号:新造船(S822番船)
就航日:2022年10月22日
会社:ジャンボフェリー株式会社

Aoi
Gross tonnage: approx. 5,200 tonnes
Sailing speed: 18.6 knots
Passenger capacity: 620 passengers
Loading capacity: 84 large trucks
Overall length: approx. 132.00 m
Overall width: 21 m
Number: newbuilding (vessel number S822)
Date of service: 22 October 2022
Company: Jumbo Ferry Co.

2022年10月10日撮影

ジャンボフェリーあおい、高松港沖で練習中。

2022年10月16日撮影

ジャンボフェリー


入口


エコマリン


ゲートは、QRコード。


部屋のQRコードリーダー。『プレミアム席専用エリア』『自由席エリア』『ペット専用エリア』『大型ドライバー専用エリア』の4つのエリアの出入り口はQRコードで管理されています。


ペットエリア


ペット専用エリア


ケージ


2F ウィズペット個室。料金6,000円(繁忙期7,500円)/室。ペット専用エリア内のケージ付個室。室内にロフト式の「のびのび席」を配置。上段は寝心地が抜群の最新式マットレス「ブレスエアー」。下段は遠赤外線床暖「ヒートプラス」を備えた畳張。コンセントも完備。深紫外線殺菌装置で感染対策も万全です。


プレミア席。2F コンフォートリクライニング席。料金1,500円(繁忙期2,000円)/席
国内フェリー初の「ゆりかご式チルト機構」を装備。クッション材には、新幹線グリーン席と同じ「ブレスエアー」を採用し、抜群の座り心地を実現。全席、電源を備えた独立シートで、隣席との間隔は25cm以上。シートピッチは1055mmで、オットマン・フットレストを備え、足を伸ばして休めます。


テーブル


窓際の席


充電用コンセント


フットレスト


コンパス。コンフォートリクライニング席の先頭にある「キャプテンシート」。上階の操舵室の機器とシンクロしている電磁コンパスや速度計。船好きにはたまらないしかけ。夜間航行中、通常は窓際のカーテンをしめるのですが、内側にカーテン部分をもうけることで夜間でも外の景色をみることができるとのこと。


かっこいい


速度計


シートの模様。オリーブの葉柄


女性専用エリア


ジャンボフェリーといえばお風呂。雲の湯&足湯。料金300円/人。国内フェリー初、ハングオーバー(空中張り出し)構造のお風呂と足湯。また国内フェリーとして初めて、乳⽩⾊に輝く「ホワイトイオン泉」を採用、マイクロバブルのパワーで血行・お肌のコンディションを高めます。


のれん


瀬戸内海の絶景を見ながらのお風呂。最高です


足湯


丸窓


UDONふねピッピ


うどんメニュー。個人的には『オリーブ牛カレーうどん』がオススメ!季節限定で讃岐名物のあんもち雑煮もならぶそうです。


レジ


カフェショップ『うまげや』。おみやげコーナー。旅先でおみやげ買い忘れても、帰りのフェリーでゆっくりおみやげを買えるので安心。「うまげ」は讃岐弁で「美味しそう」の意味。


Aoiオリジナルタオル。今治タオル


窓際の席


このエリアにはうどん持ち込み禁止。うどん県のフェリーらしい注意書きです。うどんを食べるためのイートインスペースが別途あります。


小豆島の人気ジェラート。『みのりジェラート(MINORI GELATO)』オススメ!


トイレ


広いトイレ


子どもが遊べるキッズエリア。


2F のびのび席。料金500円(繁忙期1,000円)/席。
2F ボックス席(6人)。料金3,500円(繁忙期5,000円)/席。


ゆっくりと横になれるお座敷。のびのび席


ボックス席(6人)。靴を脱いでくつろげる靴下エリアに設置された、6人掛けソファーのボックス席。ガラスパーテイションで区切られ、リラックスした時間をお過ごしいただけます。座面や背もたれに工夫を凝らし、長時間座っても腰が痛くなりにくい形状。


キャリーバッグを置くトレー。細やかな気配りが行き届いています。


吊り照明


自転車置場。サイクルピット。最大3台まで。料金800円/台通常、自転車をお載せできるのは車両甲板となりますが、折畳んで輪行袋に収納した自転車なら客室内にお持込みOK。新船では新しく、ガラスウォール張りのブース内に、ポール式スタンドを備えたサイクルピットを設置。車両甲板からエレベータに載せ、折畳みの手間無く自転車を持ち込めます。


専用のアタッチメント


甲板


3F のびのびバルコニー個室。料金8,000円(繁忙期9,500円)/室。
左舷側の張出しにある、ガラス手すりのバルコニー付きお部屋です。ここから望む瀬戸内海の景色は、まさに「浮かぶリゾート」ならではです。


水道


照明


吹き抜け階段


ピアノ


外階段


半円形の展望廊下


救命艇


縄梯子


展望デッキ


男木島


甲板


ジャンボフェリー


港にはレンタサイクルもあります。

2022年5月28日、香川県高松港〜小豆島〜兵庫県神戸港を結ぶジャンボフェリーの新造船の進水式が、内海造船瀬戸田工場(広島県尾道市)で行われました。新しい船の名前は『あおい(Aoi)』。戦後に活躍した貨客船『葵丸』を想起させる名前です。

旅客定員620人、大型車の積載能力は84台、約5200t。客室コンセプトは「瀬戸内海に浮かぶテラスリゾート Aoi 」。船内にはバルコニーやロフトがついた個室、チケットレスのQRスマート乗船システムが導入されます。8月に乗船予約開始、9月に竣工(入魂式・引渡し式)、10月に就航予定とのこと。

On 28 May 2022, a launching ceremony for a new jumbo ferry vessel connecting Takamatsu Port, Kagawa Prefecture, to Shodoshima Island and Kobe Port, Hyogo Prefecture, took place at Uchiumi Shipbuilding’s Setoda Factory (Onomichi, Hiroshima Prefecture). The new vessel is named ‘Aoi’. The name recalls the post-war cargo and passenger ship Aoi Maru.

The passenger capacity is 620, with a loading capacity of 84 large vehicles (approx. 5200 tonnes), and the cabin concept is “Aoi, a terrace resort on the Seto Inland Sea”. The ship will have private rooms with balconies and lofts, and a ticketless QR Smart Boarding System will be introduced.

2022年05月28日撮影

フェリーろっこう


受付をすませ、工場の中をご案内いただきながら進んでいると、突然現れました。新造船、ジャンボフェリー。


クレーン


内海造船(株)


くす玉


展望デッキ



Aoi あおい



ジャンボフェリー


ファン


◯に✗マーク


海をきれいに


風船


チョーク跡


腰痛予防


今日も一日ご苦労さん あしたも明るく健康に

ジャンボフェリーの新造船『あおい』が進水! - Jumbo Ferry "Aoi"

あおい (フェリー) – Wikipedia

こんぴら2の代船として内海造船瀬戸田工場で建造され、2022年5月28日に進水した。10月22日に神戸~小豆島〜高松航路に就航。船名は碧い海・蒼い空・青い風といった瀬戸内の色彩をイメージし、また加藤汽船グループの戦後復興を支えた「葵丸」にかけたものとしている。

船体デザインは島々を望む瀬戸内の波間を白い船が静かに進む日常風景をイメージして胴体上部に白・下部に紺色の曲線を描き、青く塗られた船首扉に7本・煙突に5本・船尾扉に3本の白線を添えて七五三の吉数にし16世紀に舶来の縞模様の織物が流行した際に「島渡り」「島もの」と呼ばれた伝統をイメージしたものとした。

船内
船内は「瀬戸内海に浮かぶテラスリゾート」をコンセプトとし、広い客室スペースを活かし、島を象徴するオリーブ・醤・⽯・棚⽥の4つをデザインモチーフに取り⼊れ、上質で遊び⼼のあるリゾート空間を実現した。乗退船や部屋の入室は、QRコードで行う。コンセントはすべての部屋に完備。

ジャンボフェリー新造船の船名、客室コンセプトの発表です!|ジャンボフェリーのプレスリリース

2022年5月28日、ジャンボフェリー株式会社(本社:神戸市、社長:山神正義)は、内海造船株式会社(本社:尾道市、社長:原耕作)瀬戸田工場にて、5,200総トン型フェリー新造船の命名・進水式を執り行い、船名及び客室コンセプトを発表いたしました。同船は本年9月に竣工し、10月から神戸-小豆島-高松航路に就航する予定です。

碧い海、蒼い空、青い風 光あふれる瀬戸内海の色彩をイメージして名付けました。 この名前には、戦時徴用によって社船の大半を失った私たちのグループの戦後復興を支えた船の一つである貨客船「葵丸」への思いも込められています。 私たちのグループは、明治10年の創業以来、瀬戸内海の人・物・情報をつなぐ仕事に携わり、地域のみなさまのおかげで今日に至ります。この船がみなさまに親しまれ、引き続き地域に貢献していけるよう、安全で快適なサービスに取り組んで参りたいと存じます。

客室コンセプト:瀬戸内海に浮かぶテラスリゾート Aoi

<コンセプト概要>
瀬戸内海に浮かぶ美しい島、小豆島。その小豆島に就航する最大のフェリーとなる新船「あおい」は、広い客室スペースを活かし、島を象徴するオリーブ・醤・石・棚田の4つをデザインモチーフに取り入れ、上質で遊び心のあるリゾート空間を実現しました。また同時に、完全チケットレスを実現する「QRスマート乗船システム」など、7つの新技術・新素材を採用(※いずれも国内フェリー初)することで利便性と快適性の向上も図っています。