1927年(昭和2年)創業の老舗の和菓子屋「巴堂(ともえどう)」。看板商品は、東かがわ市の郷土銘菓「ぶどう餅」。ぶどう餅は、小豆(あずき)のこし餡を丸め、薄皮で包み蒸上げ、4つずつ串にさしたお菓子。名前の由来は、葡萄(ぶどう)ではなく、武道(ぶどう)。戦国時代の武士たちの戦力餅が東かがわ市の白鳥神社に供えられたのが由来です。

巴堂の外観・内装・ロゴ・包装紙・パッケージなど巴堂に関するあらゆるデザインは和田邦坊さんによるものです。高松店は2021年5月31日をもって閉店となりましたが、東かがわ市三本松駅前にある本店は引き続き営業中です。ぜひ足を運んで、和田邦坊さんの世界観を味わってください。

Tomoedo, a Japanese-style confectionery store which inherits its design from martial arts

The store manager admired the designs of Kunibo Wada and commissioned him to work on the interior design and product packages. The interior was created in the image of a samurai residence.

The store display shelves imitate sword racks and the original furniture harmonizes well with the overall atmosphere. Following Mr. Kunibo Wada’s ideas that just displaying products in the store serves as advertisements and signs, confectionery boxes wrapped with strong red wrapping paper are piled up in the Tomoedo store. Visitors can see the original works still on display today.

巴堂 本店
住所:香川県東かがわ市三本松1152-7 [Google Map]
電話:0879-25-3115
時間:9:00~18:00
定休:木曜日

Tomoedo
Address : 1152-7 Sanbonmatsu, Higashikagawa city, Kagawa pref., Japan [Google Map]
Tel : 0879-25-3115
Time : 9:00~18:00
Closed : Thursday

2021年5月31日に閉店した高松店の写真です。

2019年2月撮影

ディスプレイ


「ぶ」「ど」「う」「餅」の行灯が印象的


ぶどう餅の「ぶどう」はフルーツの葡萄ではなく、「武道」が名前の由来の力餅です。


葡萄🍇ちがうで武道やで!


ぶどう餅


赤の意匠について

和田邦坊画伯作による名代武道餅の赤い意匠は源平時代の赤絲威大鎧をモチーフにして武士の美意識とダンディズムを映し出す鎧武者の華麗な赤の彩りを描写したものです。
赤は古代では太陽のイメージとして捉えられ、炎の如く燃え怒りそして悲しくも美しく散った武門の誉れにふさわしい装いであった。


パッケージ


行灯


椅子


ベンチ


三つ巴の家紋


暖簾(のれん)


白鳥信仰と武道餅

巴堂 ぶどう餅 - Tomoedo_Budomochi

巴堂 本店
住所:香川県東かがわ市三本松1152-7 [Google Map]
電話:0879-25-3115
時間:9:00~18:00
定休:木曜日

Tomoedo
Address : 1152-7 Sanbonmatsu, Higashikagawa city, Kagawa pref., Japan [Google Map]
Tel : 0879-25-3115
Time : 9:00~18:00
Closed : Thursday

ぶどう餅の巴堂 | 和田邦坊ギャラリー

白い紙がある。私は私の好きな不朽堂の長流筆で、一本線をひいて見る。うまく行かない。
何がうまく行かないのか、それが判らない。本当に自分の線が引けてないからであろう。
何度も繰り返している内に、段々線は太く、墨は濃く、そして紙が破れそうになる。
終いには穴が開いてしまった。私はやおら紙を持ち上げ、その穴から片眼を当てて覗いて見た。
そこにありのままの自然があった。柳は緑に花は紅で、少しも変わったことはなかった。私は考える。
私は私の線を初めて引いたのだ。私は画はこの筆で突き破った穴から生まれるのだと思った。
私は嬉しかった。欣求浄土の心境で私はしゃにむに筆を走らせた。色々な画が出来た。
その画がいいか悪いかは私には判らない。しかし画とはその人の眼と心で出来るものである。
間違いなくこの線は私の線だ。そこで展覧会となった。
元来、私は多くの人に私の絵を見て貰うことを、あまり好まないので、一度も個展を開いたことがない。
絵を見るということは、その人の心にふれることである。絵は容易に描ける。しかし、心を描くことは難しい。
私は何時も画を、山を仰いで山に遊ばすという心で描いている。
穴から覗いた自然が私の絵筆を何処まで引張ってくれるか、
今も私は長流筆を持って、ニタニタしながら白い紙にむかっているのである。
和田邦坊

和田邦坊(1899-1993)
本名、和田邦夫。香川県琴平町出身。明治32年8月24日生まれ。大正15年東京日日新聞社にはいり時事漫画をかく。ユーモア小説「うちの女房にゃヒゲがある」を執筆して話題をよぶ。漫画家、新聞記者、小説家、画家、デザイナー、商業プランナーなど様々な顔を持ち、昭和13年帰郷後は,画家として活躍。40年讃岐民芸館の初代館長になる。香川県の工芸品や民芸品のデザインを多数手がけており、巴堂の包装紙などもその作品の一つ。

ぶどう餅の巴堂 | 商品紹介

戦国の昔、武士の方たちに戦力餅として武士に差し出し、武運と身の安全を祈り、日本武尊命の御心霊を御祭祀する氏神の白鳥神社に供えられるようになったものが「武道餅」の始まりです。
そして、文化文政の頃、讃岐名産讃岐三盆白糖が生れこれを使った甘い甘い餅饅頭が作られました。型も葡萄の身に似て居る処からいつしか「ぶどう餅」と呼ばれ、全国で只一つの珍菓として郷土名物となりました。
「ぶどう餅」という名前ですが小豆あん入りの蒸し菓子となっています。「巴堂」では、昔ながらの製法を守りつつ現代のお客様の嗜好に合わせるよう努力しています。