香川県のかがわ里海大学『里海フォト 発見&発信講座』、瀬戸内海歴史民俗資料館で開催しました。写真撮影や情報発信のコツを講義でお伝えし、田井館長に館内をぐるりとご案内いただきました。その後、各自写真撮影とInstagramにアップしていただき、写真の講評させていただきました。意外な視点や構図もあり、このあと真似して撮る人が増えるといいなという発見もありとても楽しかったです。ご参加いただいた皆様ありがとうございました!

2021年10月17日(日)撮影


かつて使われていたボイラー室の煙突。耐震化工事のために足場を建設中。この後、テント幕が貼られるのでこの姿が見られるのは今だけ。


瀬戸内の突き漁具(カナツキとモリ)


直島(香川県)戸口に掲げる魔除け。アワビの貝殻。鎮西八郎為朝御宿。国重要有形民俗文化財。節分のときの柊鰯(ひいらぎいわし)のように、トゲトゲしたものや匂いの強いものを戸口に飾って魔除けにする風習が日本各地にあります。


フグ。戸口に掲げる魔除け。


ツノガイ(オニサザエ)。麻疹・疫病除け。徳島県鳴門市。国重要有形民俗文化財。


岡村島(愛媛県今治市)。オノミチキサンゴ。リュウゴンサン(龍王)への供物。国重要有形民俗文化財。


姫島(大分県姫島村)。フグの皮を張った銭太鼓。盆踊り「太鼓踊り」で手に持ち踊る。国重要有形民俗文化財。


姫島(大分県姫島村)。ダンベ。竹で編んだ大型の生簀(いけす)。一本釣りの餌であるイカ、エビ、イカナゴなどを生かすための生簀で、籠屋に作ってもらいました。孟宗竹を使用。国重要有形民俗文化財。


ダンベ。


高見島(香川県多度津町)のエベスサン。漁師が信仰した恵比寿神。クスノキ(樟)の一材から彫り出したもので、半跏に座して烏帽子をかぶり、左手に鯛を持つ。右手には釣り竿を持っていたと思われ、漁師は漁の神様として信仰した。明治時代につくられ、昭和10年頃まで高見島(香川県多度津町)で祀られていたといいます。独特な面相は恵比寿顔よろしく、微笑みをたたえています。国重要有形民俗文化財。


リョウスケさん。燧灘(ひうちなだ)海域で祀られる漁の神様。明治時代頃から昭和初期頃まで網元で祀られていたリョウスケさんと呼ばれる人形。伝承では、昔、毎年、正月と祭りには阿波のデコ(人形)まわしが来ていましたが、ある年、鯛の豊漁があり、その人形を譲り受けてエベスサンの代わりに祀るようになったのがはじまりであるといいます。燧灘沿岸の香川県で確認されており、「船頭さん」という説もあります。


サンマイアバ(エビス)。愛媛県宇和島市津島町北灘。イワシカケビキ網(船曳網)の中心に装着された浮きで、漁場の権利を行使するための浮標として海面に浮かべられこともありました。また、これを網から外して大漁の神が宿るものとして神棚に祀られることもありました。それぞれの浮きは役割に応じて適宜使い分けられました。エビスさんの帽子のトンガリ部分を模していると考えられるのがとても面白いポイントです。

朝鮮半島では古くから床暖房のオンドルの燃料などで木を伐採し、そのため地質が痩せ、そこには松林が発達しました。チゲは、この松の枝木を利用した背負運搬具ですが、松林の少ない九州山地に入ると、ホゾ差し式の爪へと変化しました。この型はナバ師(椎茸づくり)によって中国、四国へと伝播したが、韓国の全羅北道にも同様のものがあります。その特徴は、1縦木湾曲、2ホゾ差し式の爪をツルで支える、3背負縄をツメの付け根に結ぶ、などです。西日本では、チゲおよび、これら改良型の影響で日本固有の無爪型背負梯子が有爪化したと考えられます。


柄振。香川県坂出市。


板を継いだ跡


手島(香川県丸亀市)。コクバ。


シバと割り木。「おじいさんは山へシバ刈りに」のシバ。


ゼリ。水路や川底をさらえる道具。用水路や川底をさらうことで、その保守に使われていた道具である。直接土に接する部分は鉄製です。香川用水の通水以前、コンクリート壁の水路が普及する以前の、用水の保守管理を知る上で貴重な資料です。綾川などでも使われたもので、「昭和参拾壱年」の記銘があります。


ベントウフゴ。弁当袋として使われた運搬用具。フゴとは、稲藁などを材料として薦(こも)編みで作られた運搬用具のこと。当資料は、握り手に紐(ひも)を1本渡して、直接肩に担ぐ弁当用のものですが、地域や用途に応じて、様々な大きさや形態のものがありました。フゴは、竹籠(たけかご)よりも素材が柔らかいために、運搬物が破損しにくいという特性があります。


どんざ。江戸時代後期から昭和初期までの漁師の仕事着


天井の採光。


今は使われていないボイラーの煙突の耐震工事中。

【ステップアップ講座】里海フォト 発見&発信講座
 スマホを使って、里海の魅力を撮影し、SNSへ発信するコツを学びます。
日時:2021年10月17日(日) 13:30〜16:30
会場:瀬戸内海歴史民俗資料館 (香川県高松市亀水町1412-2) [Google Map]
料金:無料
講師:ゆう さかな氏(物語を届けるしごと / デザイナー / フォトグラファー)
対象:高校生以上
定員:12人(先着順)
締切:2021年10月13日(水)
連絡:087-832-3220 (かがわ里海大学協議会 香川県環境森林部環境管理課 里海グループ)
メール:kankyokanri@pref.kagawa.lg.jp
参考:里海フォト~ 募集チラシ(PDF:2,065KB)

Satoumi Photo Lecture
Date : Oct. 17 2021, 13:30-16:30
Place : Setouchi History Folk Museum (1412-2 Tarumi town, Takamatsu city, Kagawa pref., Japan) [Google Map]
Fee : Free
Lecture : You Sakana (Designer / Photographer)
Seating capacity : 12 (on a first-come-first-served basis)
Deadline for applications : Oct. 13 2021
Tel : 087-832-3220 (Kagawa pref.)
E-mail : kankyokanri@pref.kagawa.lg.jp

【スキルアップ講座】フィールドガイドのためのファシリテーション講座
 里海ガイドなどがフィールドでガイドするときに必要なコミュニケーションスキルについて屋外の実践も交えて学びます。
日時:2021年10月23日(土) 13:00〜17:00
会場:東かがわ市北山コミュニティセンター、山田海岸
受講料:5000円(事前振込)
講師:(株)ONDO代表取締役 谷 益美 氏
対象:高校生以上
定員:12人(先着順)
申込締切:10月13日(水曜日)
(ダウンロード)フィールドガイド~ 募集チラシ(PDF:1,768KB)

業種別ガイドラインに基づく新型コロナウイルス感染防止対策を講じながら開講する予定ですが、今後の感染状況により、中止する場合があります。

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