さてセビーリャから飛行機でバルセロナにきました。
さっそく、ガウディのカサ・ミラへ。建設当初は醜悪な建物だとバルセロナ市民に批判され、
ラ・ペドレラ(石切り場)と呼ばれる。そしていまや世界遺産。
何故こういうことがおきるのか。どういう過程をおって異物が遺産になるのか。
そういうことを論文で書いているのでいろいろ考えさせられる。
テーマは山。
強いて言うなら屋上のフェンスが残念だ。
もうちょっとガウディの意匠にあわせてつくればいいのに。

カサ・ミラ アントニ・ガウディ – Casa Milà, Antoni Gaudi

カサ・ミラは直線部分をまったくもたない建造物になっていて、
壮麗で非常に印象的な建物である。
あたかも砂丘か溶岩の波のような雰囲気をもっており、
一般的な現代建築の様式とは、隔絶した建築となっている。
特にその屋上には、独特の加工をされた煙突や階段室が立ち並び、
月面か夢の中の風景にもたとえられる。
この建築物は通常の建築物というよりむしろ彫刻であると見做すことができる。
実用性に欠けるという批判もあるが、
圧倒的な芸術性を持つことは否定できない。
皮肉にも建設当時のバルセロナ市民はカサ・ミラを醜悪な建物と考え、
「石切場」というニックネームをつけたが、
今日ではバルセロナを代表する歴史的建造物となっている。

  

参考:
Word of the Day: Trencadis « Make Mine Mosaic [Link]
Trencadis EP by Roebin de Freitas on Klips (Minimal techno) [Link]
Casa Milà – Wikipedia, the free encyclopedia [Link]
Casa Mila – Antoni Gaudi – Great Buildings Online [Link]
Like a Fantasista: カサ・ミラ Casa Mila [Link]
Casa Milà, Barcelona [Link]
Casa Mila (La Pedrera) by Antoni Gaudi [Link]