天井にも海の表現を意識させる装飾がある。
大海原の渦といったところでしょうか。鳴門海峡。漆喰装飾かな。

この邸宅の造形にはさまざまな説がある。第一に、屋根の一部が丸く盛り上がり、まるでドラゴンの背中のように見えることから、カタルーニャの守護聖人であるサン・ジョルディの竜退治の伝説をなぞっているという解釈である。この解釈によれば塔は聖人の構える槍とされる。カサ・バトリョには、ファサードの石柱が骨を想起させることから「骨の家(Casa dels ossos)」というあだ名もあるが、竜退治説によればこの骨もドラゴンの犠牲になったものたちの骨と理解されている。第二の解釈は屋根をアルルカンの帽子に見立て、ファサードのバルコニーは仮面を、ジュゼップ・マリア・ジュジョールによるさまざまな色の破砕タイルのモザイク(トランカディス)が祭りの紙吹雪を表わしているとする謝肉祭説である。

参考:
The official website of La Casa Batlló
Photographs of the inside of La Casa Batlló
【建築家】ガウディ研究:田中裕也のバルセロナ便り
駿河木の家日記:カサ・バトリョ
カサ・バトリョ(外観)[ガウディ建築とバルセロナの美術編]
カサ・バトリョCasa batllo|サトウとメーちゃんがゆく!!バルセロナ
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