全国的にも珍しい江戸時代から続く海の祭り「皇子(おうじ)神社船祭り」が、香川県高松市庵治(あじ)町にて旧暦6月の満月の夜に行われます。海上の安全を願い、海の恵に感謝し、300年以上も海に生きる人たちによって守られてきた伝統的な船渡御が残る祭りです。御神輿が船に積まれ、対岸2kmのお旅所まで「船渡御」を行い、また、3隻横に繋いで作られた舞台の上では獅子舞が奉納されます。香川県指定無形民俗文化財。

Ouji shrine festival has continued for over 300 years since Edo period at Aji town, Takamatsu city, Kagawa pref., Japan. Aji town has a traditional landscape of a fishing port and town. The boat festival (Funamatsuri), which is held in summer, has the unique characteristics of a festival held in a seaside town. The sight of portable shrines (mikoshi) and floats (danjiri) placed on boats are reminiscent of brave fishermen and showcase the summer of Aji.

Ouji shrine of boat festival at Aji town, Takamatsu city, Kagawa pref., Japan
Date : 27th – 28th July 2018
Address : Ouji shtine and Aji fishing port [Google Maps]

皇子神社の船渡御 – 香川県高松市庵治町
日程:2018年7月27日(金)・28日(土)
場所:皇子神社・庵治漁港 (香川県高松市庵治町) [Google Maps]

内容:
・7月27日(金)
宵宮祭:20時<神事 皇子神社(高松氏庵治町王の下)>

・7月28日(土)
昼宮祭:19時
船渡御:21時30分~<王の下江ノ浦~新開お旅所>


夜の庵治漁港


家族連れや若い人が集まっています。


港にたくさんの屋台の光が灯っています。


大漁旗や国旗に彩られた漁船も賑やかに祭りを演出しています。


庵治(あじ)・皇子(おうじ)神社


神輿


山の上にある神社から港へと降りていきます。


太鼓台には選ばれた子どもたちが乗っています。


広場に集まる人々


神輿は船に向かいます。


漁船でまつ漁師さんたち。桐の家紋。豊臣秀吉さんや内閣総理大臣は五七の桐紋章ですが、これは5・9・5。


お神輿が神様を乗せて港までやってきました。


船に乗り込む


大漁旗


花火


子どもたちによる太鼓の演奏


獅子舞の演舞


船渡御


提灯の明かりが海面にゆらりと映り込みます。



五剣山。山全体が花崗岩からなる五剣山のある庵治・牟礼は、日本有数の石材産地です。世界一硬くて高価な庵治石は「花崗岩のダイヤモンド」とよばれ、その加工技術の歴史は古く平安時代から連綿と受け継がれています。
Aji and Mure, where Mt. Goken, a granite mountain, is located, is a leading stone material production area in Japan. Aji-stone, which is hardest and most expensive in the world, is called “granite diamond.” The technique for processing this stone has a long history, having been passed down continuously since the Heian Period (794 to 1185).


1960年代、石材と石工の技術にほれこんだ彫刻家イサム・ノグチをはじめ著名なアーティストたちがこの地にアトリエを構え、創作活動に取り組みました。彼らの活躍は、「アート県」として知られる香川県が、当時、文化芸術事業を推し進めるためのさきがけともなったのです。

In the 1960s, renowned artists, including Isamu Noguchi, who fell in love with the stone materials and stone masons, established their ateliers here and engaged in creative activities. The activities of these artists led to the beginning of the promotion of culture and art projects in Kagawa, which is known as an “Art Prefecture.”

Aji and Mure | TRAVEL IN TAKAMATSU | Experience Takamatsu

Aji and Mure, where Mt. Goken, a granite mountain, is located, is a leading stone material production area in Japan. Aji-stone, which is hardest and most expensive in the world, is called “granite diamond.” The technique for processing this stone has a long history, having been passed down continuously since the Heian Period (794 to 1185).

In the 1960s, renowned artists, including Isamu Noguchi, who fell in love with the stone materials and stone masons, established their ateliers here and engaged in creative activities. The activities of these artists led to the beginning of the promotion of culture and art projects in Kagawa, which is known as an “Art Prefecture.”

This area also has a traditional landscape of a fishing port and town. The boat festival (Funamatsuri), which is held in summer, has the unique characteristics of a festival held in a seaside town. The sight of portable shrines (mikoshi) and floats (danjiri) placed on boats are reminiscent of brave fishermen and showcase the summer of Aji.

庵治の船祭り|高松市

庵治の船祭りは、皇子神社で毎年実施されている夏祭り。神社(王の下)の下の江の浦でダンジリを練ったあと、船に乗り、獅子舞を演じ、そのあと、御旅所(新開)まで船で海上を渡り、同様なことをしたあと、また神社に戻る。地元では「船祭り」として知られている。
 皇子神社の起源は不明だが、元和6年(西暦1620年)に海上の守り神として海際の江の浦(皇子神社の浜)に再興されたとされている。江戸時代末頃の様子を描いたと推測される「讃岐国名所図会」の王子権現の項に、天和元年(西暦1681年)に御殿山に別荘を持っていた高松藩主松平頼重の命により、江の浦の北にある山の中腹に移されたと記されている。そして、船で海上を渡御するのはこの頃より始まったとも伝えられている。また、同図会には、庵治の風景として、海上の船渡御の様子が描かれている。
 祭りには、獅子舞3組とダンジリ1組が出る。ダンジリは、鋲打ち太鼓を中心に据え、周囲を囲む3人が打つもので、長いかき棒を2本通して担ぎ上げる。一般的に「太鼓台」と呼ばれているものと基本的な構造は同じであるが、少年少女もたくさんまじって周囲でさかんにはやしたて、あちらこちらへと動く。また他に、子ども用のダンジリ2組も出るが、船渡御には加わらない。2日目の夜には、神社下の海岸(江の浦)に、漁船3艘を連ねて上部に屋台を設置した船5組が並べられる。神輿を載せる神輿船1組、獅子舞3組を載せる獅子船3組、ダンジリを載せるダンジリ船1組である。神社境内から降りてきた神輿は神輿船に乗せられ、ダンジリは江の浦で練った後、ダンジリ船に積み込まれる。その後、3組の獅子船の屋台で、獅子舞3組が同時に舞う。獅子舞が終わると、5組の船は船団を組んで対岸の御旅所へ向かう。御旅所でも江の浦同様にダンジリを練り、獅子舞3組が船上の屋台で舞う。獅子舞終了後、5組の船は船団をなして海上を渡り、神社へ還る。
 県内では船の登場する祭りがいくつか見られるが、船に設けられた屋台上で獅子舞が行われること、神輿、ダンジリ、獅子舞を載せた船が船団を連ねて海を渡る船渡御(ふなとぎょ)に特色があり、県内の船を用いた祭りの発展過程や地域間の交流を検証する上で重要である。