高松市のシンボル、屋島の麓にある古民家博物館が『四国村ミウゼアム』に名前を変えてリニューアルオープン!エントランス棟「おやねさん」は瀬戸内国際芸術祭2022の作品にも選ばれています。1976年、香川県高松市出身の芸術家・猪熊弦一郎さんが四国村オープンの際に寄せた「大きな野外の建築ミウゼアムよ。頑張ってくれ」という言葉にちなんで、2022年4月から施設名を「四国村ミウゼアム」に変更しました。総工費約6億円。エントランス棟「おやねさん」の設計は、空間構想の川添善行さん設計。土木設計及び展示設計は、EAU (engineers architects urban planners)。

The old folk museum at the foot of Yashima, the symbol of Takamatsu City, has reopened under the new name ‘Shikoku Mura Museum’! The entrance building, Oyane-san, was selected as a work for the Setouchi International Art Festival 2022. Total construction cost: approximately 600 million yen. The entrance building “Oyane-san” was designed by Yoshiyuki Kawazoe of Spatial Concepts. The civil engineering design and exhibition design was by EAU (engineers architects urban planners).

四国村ミウゼアム
時間:9時30分~17時00分(入村受付は16時30分まで)
場所:香川県高松市屋島中町91 [Google Map]
定休:火曜日(祝休日の場合は翌日)
料金:大人1,600円、大学生1,000円、高校生・中学生600円、小学生以下無料
駐車:無料駐車場あり

SHIKOKUMURA MUSEUM
Time: 9.30am – 5.00pm (entry to the village closes at 4.30pm).
Location: 91 Yashima-nakamachi, Takamatsu City, Kagawa Prefecture [Google Map]
Closed: Tuesdays (or the following day if it is a public holiday).
Fee: ¥1,600 for adults, ¥1,000 for university students, ¥600 for high school and junior high school students, free for primary schools students and under.
Parking: free parking available

2022/04/09撮影


わら家


屋根の形が特徴的


屋島の麓

2014年11月27日撮影

ことでん乗って四国村へ。ことでんからみえた屋島。紅葉でいろんな色で覆われています。


四国村に到着。もみじが真っ赤です。


四国村には四国にある様々な建築物や名所が再現されています。どれも綺麗に保存・整備されていてかなり結構よくできています。これは祖谷のかずら橋。


子どもたちが飛び跳ねて揺らしてます(笑)


小豆島にあった農村歌舞伎舞台。江戸時代最盛期には33ヶ所あった舞台のうちの1つ。落書きの内容から、江戸時代末期のものと推定されるそう。


香川県指定文化財の旧丸亀藩御用蔵。
江戸後期の京極藩御用の米蔵。


醤油をはこぶ壺。


こちらも醤油壺。屋号がついています。調べてみたら英語の解説も”Yagō”だそうです。
こういった文化を英語でちゃんと説明できるようになりたい。


醤油の杉樽。ヤマロク醤油の山本さんによると、
国内に現在3000~4000本残っていると言われる大杉樽のうち、
小豆島には1000本以上の樽が残っているそう。


昔はいっぱいいた醤油樽職人さんも今は、ほとんどいなくなってしまったそうです。
有名なのは、大阪の堺市にある藤井製桶所さんだそうです。


袋に詰めたもろみに上から圧力をくわえて醤油を搾り出します。


醤油の店頭販売用の台です。ウリダイと言います。
こぼれた醤油がこの溝から回収されて無駄なく再利用されるそう。


醤油をいれていた瓶。光や熱の影響を受け易いのでこの色はめずらしいそう。


麹室(こうじむろ)という部屋。麹を発酵させる部屋。
床に炭を埋めてその上にワラを置く埋火(うずみび)をして、室温を常に30℃に保ちます。
部屋には、発酵熱で酵母菌が死なないよう温度調節するための天窓があります。
この温度管理は4日間、日中夜続くのだそう。大変な労働です。


旧中石家住宅 (‘高松市指定文化財)
平家の落人村として有名な祖谷の民家。囲炉裏があります。


この日は、地元ボランティアの皆さんの協力で、
囲炉裏でわかしたお茶でもてなして頂きました。


あったかい。一家に一台ほしい

染が滝。明治、大正期の民家の基礎に使われていた石。流政之さん


四国村全体の構成は水が効果的に使われています。


四国村で一番好きな建築。砂糖しめ小屋。
「砂糖しめ」とは、サトウキビをしぼることです。
江戸時代後期、砂糖は讃岐の特産品。
薩摩の黒糖に対して、讃岐は白糖の生産で日本一を誇っていたそうです。
部屋の中央の石臼を中心にして腕木を牛が引いて回し、
サトウキビを絞っていたそうです。回転する牛の跡も残っています。


石臼を中心に牛がぐるぐる回るから建物の形も丸い。
外壁は曲面にあわせた大壁づくり。
絞った砂糖生汁を釜屋で煮沸し、
アクをとって純度の高い砂糖ができます。



天気のいい日は、家族や友達と一緒に散歩にいくと楽しいですよ。

数ある素晴らしい建築群のなかでも私の1番のお気に入りは、この砂糖のしめ小屋。

中心から伸びた腕木を牛の力で回転させてさとうきびを絞るため
このような形の建物になっています。用と美が一致した実に美しい建物です。
四国村、砂糖のしめ小屋にかんする記事はこちら


円形にカーブしている壁面


西谷さんが用意してくれた和三盆。優しい甘さです。


猪垣(ししがき)


イノシシを落とす穴


瀬戸内海の灯台


灯台の退息所


土佐和紙の楮(こうぞ)蒸し小屋


茅葺き建物の断熱の工夫。


囲炉裏の煙を逃がす天窓。


立派な柱や梁。これでもそれほど裕福な農家の家ではなかったそうです。


水の力で米をつく


この水辺も彫刻家 流政之さんの作品


古くから石文化が根付く香川県国分寺にあった石造りの橋


戦争で瀬戸内海に沈んだ船のものを使用した火の見櫓。
国立公園のため高さ規制があり実際のものを短くして建てているのだとか。


よく見ると銃痕があります。


四国中の古民家があつまっています。囲炉裏に火もはいります。登録有形文化、四国村・久米通賢邸


香川の切り干し大根は、タコ干し

四国村とは | SHIKOKUMURA

四国村とは
四国村は香川県の屋島山麓の広大な敷地に広がっています。村の核になっているのが四国四県から33棟の建物を移築復元した野外博物館・四国村ミウゼアムです。移築されているのは、江戸時代から大正時代に建てられた 住宅や作業小屋、寄合い所、芝居小屋、米倉、醤油醸造所などで、いずれも実際に人が住み、使ってきたものです。家々の柱や梁、またそこに展示されている多くの民具には、人々の知恵や労苦、祈りが染み込んでいます。四季折々の豊かな自然を感じながら散策すると、鳥の声や滝の音に癒され、また現代人が失ってしまった何かにふと気づくかも知れません。「幸せとは何か」を考えるきっかけにもなるでしょう。
ほかにも安藤忠雄氏設計の「四国村ギャラリー」や、古民家を改築したうどん店「四国村わら家」、神戸の異人館だった「四国村カフェ」など、多様な魅力を持つスポットが点在しています。

四国村ヒストリー

1975年(昭和50年)わら家開業
カトーレック㈱の創業者である加藤達雄が屋島の麓に社員の第二の職場として、うどん店「わら家」を開業し、店の建屋として徳島県祖谷地方の古民家を移築しました。その際、加藤は古民家の美しさに魅了されるとともに、滅びゆく貴重な建築物の保存を考え、民家の収集を始めました。

1976年(昭和51年)民家博物館開村
加藤達雄の思いに賛同した隣地の所有者から無償で土地の提供を受け、博物館を設立。約 51,000 m²の敷地に16棟の建物を移築復元して四国村が開村しました。10月3日の開村式では、彫刻家・流政之の石仏に瀬戸内寂聴が入魂する開眼供養が行われるとともに、香川県出身の画家・猪熊弦一郎や民家研究の第一人者・伊藤ていじらが祝辞を述べました。

1996年(平成8年)篝火歌舞伎
開村20周年を記念して、小豆島の歌舞伎舞台にて歌舞伎が演じられました。篝火を焚く夏の夜、「平家蟹」など源平に因んだ演目を、沢村藤十郎らの役者が演じました。歌舞伎公演は平成10年まで続けられ、中村梅玉、市川染五郎(現・松本幸四郎)なども出演しました。

1998年(平成10年)灯台退息所エリア完成
開村後も建物は少しずつ増えましたが、この年灯台の退息所が移築復元されました。明治以降、日本の近代化に大きく貢献した瀬戸内海航路をを照らし続けた灯台の職員の事務所兼住宅が退息所です。これにより、建築物の移築はほぼ終わり、四国村ミウゼアムの現在の姿が整いました。

2002年(平成14年)四国村ギャラリー完成
建築家・安藤忠雄氏設計の、コンクリート打ち放しのソリッドでモダンなギャラリーが完成しました。フランス絵画、中国の金銅仏などの美術品を展示しています。古民家と現代建築とのコントラストも四国村の新たな魅力になりました。

2011年(平成21年)公益財団法人認定
高い次元の公益に資することを目的として公益財団法人に認定されました。

2019年(平成31年/令和元年)瀬戸内国際芸術祭2019
2010年から3年ごとに開催されてきたアートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」のためのアート作品が初めて村内に展示されました。また、四国村ギャラリーでは猪熊弦一郎展が催され、芸術祭と連動した様々なイベントに国内外から多くの来訪者がありました。

2022年(令和4年)リニューアルオープン、「おやねさん」竣工
ミウゼアム入り口に、東大准教授・川添善行氏設計のエントランス建物「おやねさん」が完成しました。併せて、四国の先人の暮らしを伝える解説映像や音声ガイドを製作。より国際化、多様化する時代に対応すべくホームページ、ロゴも一新しました。

高松 | 瀬戸内国際芸術祭2022

四国村ミウゼウム エントランス「おやねさん」
屋島の麓に新たなランドマークが登場

うねるような屋根が特徴的な建物。愛称は「おやねさん」。 四国村創設者の加藤達雄が茅葺き屋根の美しさに魅せられ、近代化により失われつつあった古民家の移築保存を始めたことにちなむ。チケットセンターやミュージアムショップのほか、四国村開設にかかわった人々を紹介する展示も。

4月16日公開予定