新潟県燕三条(燕市と三条市)は、金属加工で栄えたものづくりの町です。江戸時代に水害に苦しむ農民のために和釘の鍛冶職人を呼び寄せ農家の副業として技術を継承させたことにはじまります。燕三条地域の109もの拠点が参加し、街中のものづくりの現場を見学することができるすごいお祭りです。

“The Tsubame-Sanjo Factory Festival” is held in the Tsubame-Sanjo area, Nigata pref., Japan. The area is known as a producing area of metalworking products. Visitors are usually not allowed during operating hours, the festival will offer an opportunity to get a close up view of product making. In this festival, the often-reticent artisans will welcome visitors and passionately introduce their products and practices.


燕三条 工場の祭典
日程:2019年10月3日(木)〜10月6日(日)
場所:新潟県三条市・燕市全域

Tsubame-Sanjo Factory Festival
Date : 3rd – 6th October 2019
Place : Sanjo city and Tsubame city, Nigata pref., Japan

2018年

日野浦刃物工房


三条市のマンホール。新潟県三条市は、三条鍛冶の伝統を受け継ぐ金属加工産業で栄えた「ものづくりのまち」です。 三条鍛冶は、江戸時代に水害に苦しむ農民を救済するため、江戸から釘鍛冶職人を呼び寄せ、農民に副業としてその技術を継承させたのが始まりとされています。 その後、新しい技術の伝来などによって取り扱う商品も和釘から鎌、鋸、包丁へと広がっていきました。 本マンホール蓋は、金物工具である「スコップ」、「スパナ」、「ペンチ」などをデザインしたものです。


老舗カトラリーブランド「LUCKYWOOD(ラッキーウッド)」を手がける小林工業株式会社。


磨かれるとピカピカに

2016年

パン切り包丁で有名な「庖丁工房タダフサ」


まるで魔法のような職人技。歓声が上がる。


多くの見学者が訪れています。


工場の火


美しい器。無形文化財 鎚起銅器「玉川堂」。唯一、1枚の銅板を鎚で叩き起こして銅器を製作する「鎚起銅器(ついきどうき)」の伝統技術を200年弱に渡って継承している老舗。スローガンは「打つ。時を打つ。」


現場の職人さんやスタッフが「工場の祭典」のTシャツを着ているだけでもフェス感がでて盛り上がります。街中にこのピンクと白のストライプが広がっていて、シンプルなのに機運を盛り上げてくれるいいデザイン。


一生モノの爪切りに出会える「SUWADA(諏訪田製作所)」。約7,000円もする爪切りが、日本のみならず海外でも大人気。オススメ。燕三条のオープンファクトリーの先駆者。


スパイス研究所


新潟といえばお米。JAにいがた南蒲 玄米保管倉

僭越ながら講師を務めさせ頂いております「燕三条ローカリストカレッジ」2期生の生徒の皆さんが書いた記事。どの記事も書き手の個性が出てて面白いです。

「ノーベル賞」晩餐会の洋食器は、日本産って知ってますか? 小さな工場が“つないでいくもの”
まだ推しの“職人”見つけてないの? 『オタの生活を推しで埋め尽くす方法』は燕三条で実現しよう
新卒で山奥に移住した私は、なぜ「職人が作った鎌」を探すのか。
観光ってなんだろう? 旅行会社にいた私が移住して見つけた、ものと暮らしと燕三条

新潟・燕三条で開催されている「工場の祭典」は、10月4日〜7日まで!6年目前の今年はなんと109拠点が参加。

いつか、経済産業省四国局時代に取材した四国や瀬戸内の工場でもオープンファクトリーできたら面白いのにって想像しますが、それを実現するにあたって思いつくハードルの高さ。きっと燕三条のケースでも、情報漏えいや安全確保、参加者のマナーの問題など「やらない理由」「できない理由」は容易に想像できます。しかも、燕市と三条市という2つの行政区をまたいでいる。しかし、それらを乗り越えて毎年開催されてしかも参加工場が増えているというのは、なんと凄いことだ。まだ工場の祭典に行ったことがないという方は、ぜひこの奇跡を体験して頂きたい。

Running from October 4-7, the Tsubame-Sanjo Factory Festival will see the factories in the Tsubame-Sanjo area – renowned for producing quality products – invite visitors inside to experience the spirit of product making.

Whilst visitors are usually not allowed during operating hours, the festival will offer an opportunity to get a close up view of product making. Across four days, the often-reticent artisans will welcome visitors and passionately introduce their products and practices. In addition to watching the artisans work, visitors will also be able to participate in product making through various workshops.

Please come to meet the artisans of Tsubame-Sanjo, who put all their passions into their product making

「燕三条 工場の祭典」は、2018年10月4日(木)から7日(日)までの4日間、金属加工をはじめ、鍛冶や木工、印刷などの技術が集まる新潟県燕三条とその周辺地域で開催されるイベントです。

普段は一般公開されていない数多くのKOUBAの扉が開かれ、見学や体験をすることができます。
製品を産み出すKOUBA(工場)や、農業に取り組むKOUBA(耕場)、地元の産品に触れ、購入できるKOUBA(購場)。

燕三条のさまざまなKOUBAを巡って、濃くて深いものづくりの魅力を体感してください。

注意事項
中学生以下の方は保護者の付添が必要です。
(未就学児の方はご遠慮ください)
酒気を帯びた方は参加できません。
KOUBA内では担当者の指示に必ず従ってください。
KOUBA内の設備・商品には決して触れないでください。
KOUBA内は全面禁煙となっております。
KOUBA内では汚れの気にならない服装、
動きやすい靴の着用をお願いします。
サンダル、ハイヒール、厚底の靴等は、
転倒する危険がある為ご遠慮ください。
スカートやだぶつきの大きい服装等は、
機械に巻き込まれる危険がある為ご遠慮ください。
KOUBA内には高温の機器等があります。
肌の露出が多い服装はご遠慮ください。
写真撮影は、各KOUBAの担当者の許可を得てから行ってください。また、フラッシュ撮影はご遠慮ください。
KOUBA見学・体験は事前に予約が必要なものがあります、ご注意ください。
各KOUBAへ車でお越しの際には、お近くの臨時駐車場をご利用ください。
満車の場合はご利用頂けないことがありますのでご了承ください。