かつて豆の名産地だった香川県高松市香川町大野。その特産品だった『大野豆(品種名:さぬき長さや)』。昭和初期には約2,000haつくられていましたが衰退。2013年に有志により『大野豆プロジェクト』が立ち上がり収穫量を年々増やしています。『大野豆』が、農林水産省の地理的表示(GI)保護制度に、2024年1月29日に登録されました。

Ono beans (variety name: Sanuki nagasaya) were a speciality of Ono, Kagawa-cho, Takamatsu City, Kagawa Prefecture, which was a renowned bean-growing area. In the early Showa period (1926-1989), approximately 2,000 ha of the beans were grown, but this declined. 2013 saw the launch of the ‘Ono Bean Project’ by volunteers, and the harvest is increasing year by year. On 29 January 2024, Ono Mame was registered under the Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries’ Geographical Indications (GI) protection system.

1950年創業。創業70年以上の老舗の豆菓子のお店が、香川県高松市多肥上町にあります。

Established in 1950. A long-established bean confectionery shop, established over 70 years ago, is located in Tahiage-cho, Takamatsu City, Kagawa Prefecture.

筒井製菓
住所:香川県高松市多肥上町1706 [Google Maps]
電話:087-889-0522
営業:月~土(祝日を除く) 8:30〜16:00

Tsutsui Confectionery
Address : 1706 Tahiage-cho, Takamatsu City, Kagawa Prefecture [Google Maps]
Tel : 087-889-0522
Open : Mon-Sat (except national holidays) 8:30-16:00

2023/12/28撮影


大人気のピーナツペースト。新鮮なピーナッツを渋皮ごとミキサーにかけ、乳化剤を使わずペースト状にした商品。


左から、フライそら豆、バタピー、ピーナッツ


マメに一途。MAMEGASHI

筒井製菓
住所:香川県高松市多肥上町1706 [Google Maps]
電話:087-889-0522
営業:月~土(祝日を除く) 8:30〜16:00

Tsutsui Confectionery
Address : 1706 Tahiage-cho, Takamatsu City, Kagawa Prefecture [Google Maps]
Tel : 087-889-0522
Open : Mon-Sat (except national holidays) 8:30-16:00

豆菓子.jp – 豆菓子専門店 筒井製菓

国産豆や特産品を使った豆菓子を取り揃えております。
保存料・着色料は一切使っておりません。

適度な量だけ毎日つくって新鮮なうちに袋詰めします。製品化された豆はどんどん湿気を吸います。暑い季節に低温の冷蔵庫などで製品化されたものを保管しても袋詰めの段階でどうしても結露します。だから、大量ロットのご注文は基本的にお断りしております。※営業日に限ります。

豆菓子ができるまで

01 : 低温倉庫で保管。原料の豆を最適な状態にする
原料の豆は日光を遮断した低温倉庫で年間を通じて5℃で保管し品質を安定させています。豆はもともと常温でも保管が可能なものですが日光を遮断した低温倉庫で保管することで温度・湿度が安定し水分量のムラがなくなり、また酸化抑えることができます。

02 : 豆それぞれに最適な方法で手早く選別する
低温倉庫を使って保管しても豆の状態にばらつきは出ます。そこで水そうや専用の機械で弊社基準に満たない豆を徹底して選別し、残った豆を原料にします。

03 : 必要な量だけ独自開発の機械で煎り・揚げ
筒井製菓では豆菓子の製法にあわせて専用の機械を独自開発しており、代々受け継いで使っています。炒り豆は直火でしっかりと煎り上げ、フライ豆は大釜で一気に揚げます。

04 : 豆菓子を取り出して適度な温度になるまでゆっくりと冷ます
煎った豆はすぐに熱を取らないと自身の熱で「焼け」が進行してコゲることがあります。揚げた豆の場合はこの工程のときに遠心分離器で余分な油も取ります。湿気にやられない程度に冷まします。

05 : 選別を繰り返して完成
安定した品質を保つために一定基準の元に人の手で選別しています。皮むけや破損などをチェックし、この作業を袋入れのときも行います。

第141号:大野豆:農林水産省

登録年月日:2024年(令和6年)1月29日
登録番号:第141号
名称:大野豆(オオノマメ) Ono Mame
区分:第1類 農産物類 穀物類(乾燥そらまめ)、野菜類(未成熟そらまめ)
生産地:香川県高松市香川町大野、香川町寺井及び寺井町
登録生産者団体:大野豆プロジェクト (香川県高松市香川町大野1329-1)

特性:
⼀般的な⼀⼨そらまめと⽐べて、⼩粒で⽪が薄く柔らかいため咀嚼しやすい。古くから郷⼟料理の「押し抜き寿司」や「しょうゆ⾖」の原料として重宝され、近年の⽣産復活後は地元⼩中学校の給⾷にも採⽤されるなど地元に⽋かせない産品
地域との結び付き
当該地域は、冬でも温暖な気候と⽔はけの良い⼟壌により、稲作の裏作として古くから「讃岐⻑莢そらまめ」を栽培、昭和初期から「⼤野⾖」と称され⼈気を博す。平成年代に⼊ると品種転換による消滅の危機に瀕するが、平成25 年に、⽣産地のコミュニティ協議会が中⼼となり、地産地消活動として教育機関との連携や⾏政の協⼒を経て「⼤野⾖」を復活