【閉店】1966年創業、56年の営業に終止符。高松の母の味『しるの店 おふくろ』 – [Closed] Established in 1966. The taste of Takamatsu’s mother, Shiru no Mise (Miso soup shop) “Ofukuro”

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香川県高松市の人気店、地元の方から外国人観光客まで多くの人に愛された名店『しるの店 おふくろ』が、2022年6月3日で閉店しました。1966年創業、56年の営業に終止符。個人的には、雑誌せとうち暮らしの編集部が目の前にあったので、誌面の打ち合わせをした後、よく編集部メンバーと飲みに通っていたいい思い出があります。多くの人の思い出がこもった本当にいいお店。ありがとうございました!噂レベルの話ですが、店主が引退するとのことで一時閉店し、他のスタッフで汁の種類を減らして営業形態を変えて再開する可能性もあるとのこと。

Shiru no Mise (Miso soup shop) “Ofukuro”, a popular restaurant in Takamatsu City, Kagawa Prefecture, and a well-known restaurant loved by many people, from locals to foreign tourists, closed its doors on 3 June 2022, ending 56 years of business since its establishment in 1966. Personally, I have good memories of often going there for a drink with members of the editorial department of the magazine Setouchi Kurashi (Setouchi Life) after having meetings for the magazine, as the editorial department was right in front of the restaurant. A really nice shop with many people’s memories. Thank you!

四国外からお客さんが来た時、よく行くお味噌汁の美味しいお店「しるの店 おふくろ」。高松市民なら知らない人はいないお店です。

When my friend come to Shikoku, I often go this eating place, the Miso soup shop “Ofukuro”. Every citizens of Takamatu city know Ofukuro. “Ofukuro” means “mother” in Japanese. In the literature, you can enjoy mother’s taste.

しるの店 おふくろ
電話:087-831-0822
場所:香川県高松市瓦町1-11-12
時間:17:00~23:30
定休:日曜・祝日

Miso soup shop “Ofukuro”
Tel : 087-831-0822
Place : 1-11-12 Kawara town, Takamatsu city, Kagawa pref., Japan
Time : 17:00~23:30
Closed : Sunday / Holiday

2021年4月16日撮影

ワカメと豆腐のお味噌汁


じゅんさいのお味噌汁


牡蠣のお味噌汁


メニュー


場所は高松のことでん瓦町駅から徒歩5分、トキワ新町という飲み屋街にあります。


かき汁、鯛あら汁、ぶた汁、そうめん汁、あさり汁、じゅんさい汁、玉子汁、えのき汁、なめこ汁、ふぐ汁、若布とうふ汁、どじょう汁。あらゆる汁という汁が勢揃いしています。


冬限定の牡蠣の味噌汁。香川は志度牡蠣や白方牡蠣、粟島牡蠣など多くの牡蠣ブランドが存在する牡蠣の産地です。


小豆島の名産でもある「そうめん」をつかったみそ汁。そうめん汁を注文してみました。


具はナスとネギ。寒い冬に、温まります。


そして、英語のメニューも充実しています。
瀬戸内国際芸術祭の時には外国人のかたがたくさん来られていました。


他にも鰹のタタキや肉じゃがなど定番のメニューもあります。


ここでせっかくなので少し味噌について調べてみました。四国の味噌は、全国と同じく米みそが主流ですが、愛媛や瀬戸内海の島々には、九州の文化が入ってきており麦みそが多く使われています。香川では小豆島や男木島でも麦みそがつくられています。農林水産省 お国自慢みそマップ より


香川県では甘い白味噌が主流で、お正月に「あんもち雑煮」というあん餅のはいった甘い白味噌のお雑煮を食べる文化があります。


汁の店 おふくろでは、「中屋味噌」という老舗のお味噌を使っているそうです。高松の家庭でもよく使われている味噌です。味噌以外にも、瀬戸内だとカツオではなくイリコ出汁が使われるのも特徴的です。

府中みそ(広島)
関西白みそ、讃岐みそと並ぶ白甘みそ。良質の米と脱皮した大豆を原料とする。

讃岐みそ(香川)
関西白みそ、府中みそと並んで白甘みその代表格。濃厚な甘味とふっくらとした味わいが調理用のみそとして愛用されている。

関西白みそ(関西地方)
関西地方で生産されている白甘みそ。米麹の割合が高く甘味が強い。着色を抑えるため、精米度を高くし、大豆は脱皮したものを用い、蒸さずに煮る。短期熟成型のみそで長期保存には向かない。


こちらが、瀬戸内海の愛媛県側。九州勢の麦みそ文化が四国にまで入ってきています。

瀬戸内麦みそ(愛媛、山口、広島)
瀬戸内海をはさんで、愛媛、山口、広島周辺地域は米みそ圏と麦みそ圏の交差するところ。中でも愛媛県の麦みそは麦麹の割合が高い。麦独特の芳香を有し、さらっとした甘味が特徴。香川県側では小豆島や男木島でも麦みそをつくられています。

薩摩みそ(鹿児島)
麦みその中でも比較的熟成期間が短く、淡色で甘口のものが多い。麦麹の香りが高く、麦粒が残っているのが特徴で、薩摩汁づくりには欠かせない。

九州麦みそ(九州地方)
麦麹の割合が高く甘口のものが多いが、北部では麦独特の芳香を有する辛口も多い。近年では麦麹に米麹を混ぜた「合わせみそ」も見られる。


ちなみに、おふくろには、赤味噌と白味噌、具材に合わせて両方のみそ汁があります。今度はどのみそ汁を頼もうかなと、何度も通いたくなるそんなお店です。ごちそうさまでした。

しるの店 おふくろ
電話:087-831-0822
場所:香川県高松市瓦町1-11-12
時間:17:00~23:30
定休:日曜・祝日

Miso soup shop “Ofukuro”
Tel : 087-831-0822
Place : 1-11-12 Kawara town, Takamatsu city, Kagawa pref., Japan
Time : 17:00~23:30
Closed : Sunday / Holiday


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辰巳芳子 スープの手ほどき 和の部 (文春新書)

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2 Comments

  1. 麦味噌は瀬戸内の島にも伝わってますよ。
    四国本島はそうでもないと思いますが、私の父の出身の男木島では
    麦味噌を手作りしてました。
    塩飽諸島もほとんど麦味噌のはずです。
    瀬戸内海は何といっても島が主役です。もっと、島の文化を掘り起こして欲しいものです。
    島の人達は口下手です、間違った事が広まっても何も言い返しません。
    もっと慎重に取材し、記事にして欲しいと思います。
    汁の店の話とは少しずれました、すみません。

    • yousakana

      情報ありがとうございます!お父様のご出身が男木島でしたか。香川で作られる味噌の約8割は「白味噌」ですが、ご存知の通り、男木島では毎年9月頃に麦味噌と醤(ひしお)をつくられていて、何度かその様子を取材させていただいております。以前、雑誌「せとうち暮らし」でも紹介させていただきました。男木島の麦味噌も九州側から入ってきたものと思われます。小豆島では麦麹に塩だけを加えて仕込む裸麦100%の味噌も作られています。一方で、塩飽諸島の本島は、岡山の児島の塩屋味噌がはいってきていて、こちらは大豆味噌になります。そのあたりのことも追記できたらと思います。ご指摘ありがとうございました!

      ご参考:

      男木島の味噌の仕込み
      http://blog.livedoor.jp/onbafactory/archives/51366398.html

      本島の塩屋味噌
      http://setouchikurashi.jp/2013/10/shioyamiso/

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