竹のある暮らしと里山の風景『根郷いきいき塾』


はじめて徳島県 佐那河内村(さなごうちそん)のこの風景を見た時とても驚きました。村の根郷(ねごう)という地域でとても綺麗に管理された竹材で覆われた山の斜面です。

村にはいくつもの村民主導の活動団体があり、この根郷地域で活動している『根郷いきいき塾(代表:森本教一さん)』は、里山の風景を美しく保全し、その竹を使ったイベントなどを企画して人が集まる仕掛けを考案していらっしゃいます。今日はこの山に、蜂須賀桜・四季桜・いろは紅葉・どうだんつつじなどを植樹する記念イベントがあり撮影させて頂きました。

ハチク、モウソウチク、マダケなどの竹林は、もともとは人が生活するために植えたもので本来の自然植生ではありません。近年の生活様式の変化により、竹製品の利用が少なくなり、人手不足などから竹林の維持管理がおろそかになり、放置された竹林が増えました。竹は成長が速く、1年間に12~15mもの成長します。地下茎で繁殖するので隣接す森林を枯らしてしまうなど、全国的に問題となっています。


せっかくなので、国土地理院の航空写真で佐那河内村根郷地域を眺めてみました。
2009年05月09日(平成21年) 撮影地域:徳島 撮影高度:2000m
現在は伐採され竹材が保管されている山の斜面も、
この頃には、対象地域が竹に覆われているのがわかります。
園瀬川流域には、いちご栽培のハウス、山地の白いハウスは菌床しいたけの施設です。


もう少しさかのぼってみてみます。
1961年05月13日(昭和36年) 撮影地域:雲早山 撮影高度:1800m
アメリカ大統領にジョン・F・ケネディ氏就任し、坂本九さんの「上を向いて歩こう」がヒットした年。
いまは耕作放棄地になっている斜面地が、果樹園や棚田として高度利用されているのがよくわかります。


1960年代後半には全国で、かつてないみかんブームがおこり、村に豊かさをもたらしました。
徳島県は京阪神市場においてみかん産地の地位を築き
佐那河内村でもみかん栽培は拡大していったことがこのデータからもわかります。

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