4月29日(金・祝)、香川県善通寺市の王墓山(おうはかやま)古墳、宮が尾(みやがお)古墳、野田院(のたのいん)古墳が公開されます。文化財保護協会の方々が現地で説明してくれたり、古墳の石室に入ったりといった、年に一度の体験ができます。

On 29 April (Fri, national holiday), the Ouhakayama, Miyagao and Notanoin burial mounds in Zentsuji City, Kagawa Prefecture, will be open to the public. Visitors can enjoy once-a-year experiences such as on-site explanations by members of the Association for the Protection of Cultural Properties and entering the stone chambers of the burial mounds.

令和4年 古墳の日を開催します – 善通寺市
日時:2022年4月29日(金・祝) 8:30~15:00
場所:
 王墓山古墳(香川県善通寺市善通寺町1785-1) [Google Map]
 宮が尾古墳(香川県善通寺市善通寺町3214-25) [Google Map]
 野田院古墳(香川県善通寺市善通寺町) [Google Map]

Kofun Day will be held – Zentsuji City
Date : 29 April 2022 (Friday, public holiday) 8:30-15:00
Place :
 Ohakayama Kofun Tomb (1785-1, Zentsuji-cho, Zentsuji City, Kagawa Pref.) [Google Map]
 Miyagao Kofun Tomb (3214-25, Zentsuji-cho, Zentsuji City, Kagawa pref.) [Google Map]
 Notanoin Kofun Tomb (Zentsuji-cho, Zentsuji City, Kagawa Pref.) [Google Map]

香川県善通寺市にある、国の史跡名勝天然記念物に指定されている有岡古墳群(野田院古墳、王墓山古墳、宮が尾古墳、磨臼山古墳)のひとつ。6世紀半ばにつくられた王墓山古墳(おうはかやまこふん)は、横穴式石室をもつ、全長46mの前方後円墳です。石室からは須恵器、首飾り、武具・馬具類、大和政権が配下に入った地方豪族に渡したという金銅製冠帽(こんどうせいかんぼう)や銀象嵌(ぎんぞうがん)を施した鉄刀が出土しています。

王墓山古墳
住所:香川県善通寺市善通寺町1785-1 [Google Map]
全長:46m
形式:前方後円墳、横穴式石室
出土:須恵器、首飾り、武具・馬具類、金銅製冠帽(こんどうせいかんぼう)、銀象嵌(ぎんぞうがん)を施した鉄刀など

Ohakayama burial mound
Address : 1785-1 Zentsuji town, Kagawa pref., Japan [Google Map]
Total length : 46 m
Form : Anterior-recessed circular burial mound with a side-hole stone chamber.
Finds : Sueki (earthenware), necklace, armour and harness, gilt-bronze crown cap, iron sword with silver inlay, etc.

2019年4月29日


石室内部。石室からは須恵器、首飾り、武具・馬具類、大和政権が配下に入った地方豪族に渡したという金銅製冠帽(こんどうせいかんぼう)や銀象嵌(ぎんぞうがん)を施した鉄刀が出土しています。

王墓山古墳
住所:香川県善通寺市善通寺町1785-1 [Google Map]
全長:46m
形式:前方後円墳、横穴式石室
出土:須恵器、首飾り、武具・馬具類、金銅製冠帽(こんどうせいかんぼう)、銀象嵌(ぎんぞうがん)を施した鉄刀など

Ohakayama burial mound
Address : 1785-1 Zentsuji town, Kagawa pref., Japan [Google Map]
Total length : 46 m
Form : Anterior-recessed circular burial mound with a side-hole stone chamber.
Finds : Sueki (earthenware), necklace, armour and harness, gilt-bronze crown cap, iron sword with silver inlay, etc.

善通寺市デジタルミュージアム 王墓山古墳(有岡古墳群) – 善通寺市ホームページ

市街地をぬけ、善通寺・大野原線を西に進むと右手に見えるのが王墓山古墳です。史跡公園として整備されていて、古墳のまわりを巡ることも上にのぼることもできます。ここからは五重塔をはじめ市街地が見渡せます。
 古墳のまちでもある善通寺市では、大小400基もの古墳が確認されています。その中でも有岡古墳群は、同じ系図による首長の墓と考えられる古墳が集まっていて、国の指定史跡になっています。その有岡古墳群の中央部に位置しているのが、王墓山古墳です。
 6世紀半ばにつくられた王墓山古墳は、全長46mの前方後円墳。横穴式石室を持ち、石室からは須恵器などの土器類、首飾りなどの装飾品、武具・馬具類、大和政権が配下に入った地方豪族に渡したという金銅製冠帽(こんどうせいかんぼう)や銀象嵌(ぎんぞうがん)を施した鉄刀が出土しています。これらは貴重なものばかりで、市立郷土館に展示されています。

王墓山古墳 (善通寺市) – Wikipedia

王墓山古墳(おうはかやまこふん)は、香川県善通寺市善通寺町にある古墳。形状は前方後円墳。有岡古墳群(国の史跡)を構成する古墳の1つ。

香川県西部、善通寺市街地から南西の独立小山塊上に築造された古墳である。これまでに前方部南側部分が削平を受けているほか、1982年度(昭和57年度)・1986-1990年度(昭和61-平成2年度)に発掘調査が実施されている。

墳形は前方後円形で、前方部を南西方向に向ける。墳丘は地山整形・盛土によって構築されており、盛土は粘質土・砂の互層の版築による。墳丘表面では円筒埴輪・形象埴輪が検出されている。主体部の埋葬施設は後円部における両袖式の横穴式石室で、南東方向に開口する。石室内には石屋形が構築されているが、石屋形は九州地方ではよく見られるものの瀬戸内・四国地方では類例の少ない点で注目される。この石室内の発掘調査では、金銅製冠帽・金銅張馬具を始めとする質・量とも豊富な副葬品が出土している。なお、本古墳の周辺にはかつて陪塚と見られる小円墳7基が存在したというが、現在では失われている。

この王墓山古墳は、古墳時代後期の6世紀前半頃の築造と推定される。横穴式石室を有する前方後円墳としては香川県内で初めて確認された例であるとともに、石屋形の使用は四国地方で初めて確認された例になる。石屋形の使用には九州地方との交流が認められ、加えて金銅製冠帽・金銅張馬具という豪華な副葬品の出土から、ヤマト王権と強いつながりを持った有力豪族としての被葬者像が想定される。また善通寺市街地縁辺部では、古墳時代前期から後期の首長墓として野田院古墳→磨臼山古墳→鶴が峰4号墳→丸山古墳→王墓山古墳→宮が尾古墳という系譜が認められており、本古墳はそのうちの1つに位置づけられる。

古墳域は1984年(昭和59年)に国の史跡に指定された(史跡「有岡古墳群」のうち)。現在では史跡公園として整備されているが、石室への立ち入りは制限されており、毎年4月29日(善通寺市古墳の日)に宮が尾古墳石室・野田院古墳墳丘とともに一般公開されている。