懸の魚(かけのいお)は漁師町に伝わる正月の飾り物。今は「伊吹いりこ」で知られる伊吹島だが、かつてはタイ漁が盛んで、しめ縄に干したタイを向かい合わせに付けた懸の魚を作り、大漁祈願として床の間に飾っていました。
伊吹島の正月飾りを再現/おいりメーカーが発売 – 四国新聞社
香川県観音寺市沖の伊吹島で今夏開かれる「瀬戸内国際芸術祭2013」のお土産にしてもらおうと、同市内の菓子製造会社が伊吹島に伝わるタイの正月飾り「懸(かけ)の魚(いお)」を再現した新製品を発売した。西讃の餅菓子「おいり」の材料でタイを作っており、同社は「伊吹の風習や海への思いが詰まった菓子に仕上がった」としている。
手掛けたのは、明治創業の老舗で、西讃の婚礼には欠かせないおいりなどを製造販売する「菓子工房 遊々椿」(同市茂西町)。
懸の魚は漁師町に伝わる正月の飾り物。今は「伊吹いりこ」で知られる伊吹島だが、かつてはタイ漁が盛んで、しめ縄に干したタイを向かい合わせに付けた懸の魚を作り、大漁祈願として床の間に飾っていたという。
新製品「懸の魚」は、おいりの材料で作った紅白のタイの中にパットライスを入れたもの。紙製のパッケージにはしめ縄部分を印刷し、内部の透明な容器に入った紅白のタイ一対を見せて、懸の魚の見た目に似せている。容器には色とりどりのおいりも一緒に入っている。
パッケージ裏側には、伊吹島で行われていたタイ漁の様子も印刷した。同社と道の駅ことひき(同市有明町)で1箱420円(税込み)で販売している。
売り上げランキング: 22,607
コメントを残す