1月3日に西日本各地で目撃された火球が、徳島県の剣山(つるぎさん/標高1,955m)周辺に落下した可能性が高いことが、「日本流星研究会」の調査によりわかりました。

The Nippon Meteor Society(NMS)

しぶんぎ座流星群は,4日未明に1時間あたり40個程の出現(速報値)。4日4:03には関東から西日本の広範囲で特大の火球を観測 (2009.1.4_o)
4日未明に極大を迎えたしぶんぎ座流星群は,日本国内の広範囲で観測され,1時間あたり40個程の出現を見せています。現在,観測者からのデータを集約中ですので,集約次第アナウンスします。なお,観測された方は是非とも観測報告をお寄せ下さい。

また,4日4:03には関東から西日本の広範囲にかけて,大きな火球(とても明るい流星)が観測され多くの情報が寄せられています。目撃した方は,「日本火球ネットワーク」までご報告をお願いします。

1月3日未明の「火球」は徳島・剣山周辺に落下か 天文愛好家団体が推定 – 徳島新聞

3日未明に西日本を中心とする各地で目撃された「火球」が、剣山(標高1955メートル)周辺に落下した可能性が高いことが5日、分かった。全国のアマチュア天文愛好家でつくる「日本流星研究会」(長野県安曇野市)が、目撃情報や撮影画像から位置を推定した。

 火球は、小惑星のかけらが落下する際に光り輝いて見える現象。研究会は、愛媛県今治市の伯方島付近の87.3km上空で光り始め、剣山付近の26.9kmキロ上空で消滅、落下したとしている。同研究会火球観測担当の司馬康生さん(57)=兵庫県明石市=は「500円硬貨ほどの大きさの石が落ちている可能性がある」と話す。

 火球は徳島県内でも確認され、天文愛好家でつくる徳島海南天文台(海陽町)の橋本就安代表(69)=藍住町住吉=は自宅の上空で動画撮影に成功。3日午前4時49分30秒から約8秒間、火球が発光して北西から南東に消える様子を収めた。

 橋本さんは「積雪がなくなる春になれば、剣山周辺に落下しているかどうか確かめにいきたい」と語った。