吉野川から南に車を走らせ、阿波富士とも言われる高越山や奥野々山の峰を進むと「船窪(ふなくぼ)」と呼ばれる窪地にオンツツジなど約1200株が群生しています。1つの株から20本以上も幹が延びる巨大なものも多く、西日本でこの規模に匹敵する群落は存在しません。樹齢は300年以上のものがあり、1985年(昭和60年)に国の天然記念物に指定されました。

About 1,200 Ontsutsuji (a kind of azalea / Rhododendron weyrichii) wild trees communities that grow in a particular area called “Funakubo” of Tokushima pref., Japan. This is the biggest azalea trees’ community in Western Japan. It’s more than 300 years old, and it was designated as a national natural monument in 1985.

船窪つつじ公園
住所:徳島県吉野川市山川町奥野井 [Google Maps]
見頃:5月中旬~下旬

Funakubo Azalea Park
Address : Okunoi, Yamakawa-cho, Yoshinogawa City, Tokushima Prefecture [Google Maps]
Best viewed from mid to late May

2024年5月18日撮影


桂の木?


数日寒かったからか季節外れにモミジが紅葉してました。


看板

2016年5月20日撮影

船窪つつじ公園
住所:徳島県吉野川市山川町奥野井 [Google Maps]
見頃:5月中旬~下旬

Funakubo Azalea Park
Address : Okunoi, Yamakawa-cho, Yoshinogawa City, Tokushima Prefecture [Google Maps]
Best viewed from mid to late May

参考:国指定天然記念物「船窪のオンツツジ群落」緊急調査報告書(平成24年3月)

船窪のオンツツジ群落 文化遺産オンライン

名称:船窪のオンツツジ群落
ふりがな:ふなくぼのおんつつじぐんらく
種別:天然記念物
指定年月日:1985.10.26(昭和60.10.26)
指定基準:代表的な原野植物群落
所在都道府県:徳島県
所在地(市区町村):吉野川市山川町

船窪つつじ公園

新緑に映える朱色の花
高越寺より東南3kmの地点。尾根の北側3.5haに、推定樹齢300年のつつじが自然群生している。標高1050mのこの高原は春も初夏も、下界と季節がずれる。4月中旬平地では葉ザクラとなった頃、やっとこの船窪は長い冬から目をさます。春の陽光に輝く樹々からはトサノミツバツツジ・コバノミツバツツジが船窪の第一花期で、5月中旬から下旬にかけて第二花期、巨大な株のオンツツジの燃えるようなレンガ色の花が咲き乱れる。
(昭和60年10月26日 国指定天然記念物)