高知県室戸市には、弘法大師・空海ゆかりの場所が数多く残っています。『御厨人窟(みくろど)』は、約1200年前の平安時代、青年時代の空海が悟りを開いたといわれる洞窟です。内には五所神社があります。「空海」と名は、この洞窟の中からみえる空と海に感銘を受けたからと言われています。残したい日本の音風景100選(環境省)
In Muroto City, Kochi Prefecture, there are many places associated with Kobo-Daishi Kukai. The Mikurodo Cave is said to be the cave where Kukai attained enlightenment as a young man in the Heian period (794-1185), some 1,200 years ago. Inside the cave is the Gosho Shrine. The name ‘Kukai’ is said to have been inspired by the sky and sea seen from inside the cave. One of the 100 soundscapes of Japan that should be preserved (Ministry of the Environment).
御厨人窟(みくろど)
住所:高知県室戸市室戸岬町3225-2 [Google Map]
アクセス:高知東部交通バス停「岬ホテル前」下車、徒歩3分
時間:9:00〜17:00
Mikurodo Cave
Address : 3225-2, Cape Muroto-cho, Muroto City, Kochi Prefecture [Google Map]
Access : 3 min walk from Misaki Hotel-mae bus stop (Kochi Toubu Kotsu Bus Stop).
Time : 9:00〜17:00
2015年4月8日
アコウの木
ジオサイト
御厨人窟(みくろど)
住所:高知県室戸市室戸岬町3225-2 [Google Map]
アクセス:高知東部交通バス停「岬ホテル前」下車、徒歩3分
時間:9:00〜17:00
Mikurodo Cave
Address : 3225-2, Cape Muroto-cho, Muroto City, Kochi Prefecture [Google Map]
Access : 3 min walk from Misaki Hotel-mae bus stop (Kochi Toubu Kotsu Bus Stop).
Time : 9:00〜17:00
御蔵洞(御厨人窟:みくろど) | 一般社団法人室戸市観光協会
室戸市には、弘法大師(空海)ゆかりの場所が数多く残っています。 その一つがこの「御厨人窟」で、修行時のご住居として使われていたと伝えられています。 約1200年前の平安時代、青年時代の大師が悟りを開いたといわれる洞窟で、内には五所神社とばれる社があります。 “空海”と名前をつけたのも、ここから見える空と海に感銘を受けたからと言われています。 この横に主に御修行の場として使われていたと伝えられる「神明窟」があります。 なお、「御厨人窟の波音」は環境庁の「日本の音風景100選」に選ばれています。
2019年6月10日現在
午前8時~午後5時 入洞可能。※安全のため、ヘルメットを必ず着用して入洞してください。(貸し出し中)悪天候時、入洞していただけない場合がございます。
御厨人窟(みくろど)は、高知県室戸市室戸岬町にある弘法大師伝説の残る海蝕洞である。御蔵洞とも表記される。四国八十八箇所・最御崎寺の近くにあり、番外札所の一つ。日本の音風景100選。なお、隣接する神明窟(しんめいくつ)についても記述する。落石からの安全確保のため入洞禁止措置が取られていたが、現在は保護ネット等による安全対策を施し入洞を再開している(令和3年5月現在)
御厨人窟と神明窟は国道55号沿いの室戸岬東側に位置する隆起海蝕洞である。洞窟前の駐車スペースとなっている場所は波食台であり洞窟上部の崖は海食崖である。御厨人窟の向かって右側に神明窟がある。それぞれ祠が祀られており、御厨人窟には五所神社があり祭神は大国主命、神明窟は神明宮があり祭神は大日孁貴となっている。御厨人窟は平安時代初期、当時青年であった弘法大師がこの洞窟に居住したと伝えられている。この洞窟から見える風景は空と海のみで、ここから「空海」の法名を得たとされる。また、神明窟で難行を積んだと伝えられ、その最中に明星が口に飛び込み、この時に悟りが開けたと伝えられている。洞窟の中で聞こえる豪快な波の音は「室戸岬・御厨人窟の波音」として環境省の残したい「日本の音風景100選」に選定されている。また納経を希望する者のために五所神社によって納経朱印所である「みくろど納経所」が駐車スペース内に設置されている。海蝕の進行による落石が頻繁化したために参拝者の安全の担保が不可能となったことを理由に、神明窟は2012年10月より、御厨人窟は2015年11月より、それぞれ立ち入り禁止となり封鎖された。そのために崖前の全面に侵入防護柵が設けられ、参拝に際しては柵の前に設置されている賽銭箱および献花台に対して行う事となっていた。両窟が立ち入り禁止となったのち、室戸市へ立ち入り再開の要望が相次いだため慎重な検査と検討を重ねたうえ、それぞれの洞窟の入口に鉄製防護屋根が設置され、2019年4月末から入洞ができるようになった。ただし、入洞時間は午前8時より午後5時まで(天候不良の場合は変更あり)、木柵内に入る際は自己責任のうえ、必ずヘルメット着用のこと(ヘルメットは納経所で貸し出し)。
句碑:川田十雨「潮けむりあがりし磯の遍路道」が入口付近の右に、渡辺水巴「乱礁の巣に鳥入りし月の秋」が御厨人窟の入口の左に。高浜虚子「龍巻に添うて虹立つ室戸岬」が国道を約100m北へ行ったビシャゴ岩の道路の向かいの藪の中にある。
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