ここ遊鶴亭は屋島山上の最北端に位置し、視界320度の展望を誇っています。展望台から山道を下ると長崎の鼻に至り、高松藩によって築かれた長崎の砲台跡があります。眼科に広がる備讃瀬戸は、桃太郎さんが鬼退治をした鬼ヶ島(女木島)、オリーブの小豆島、おむすびような大槌島と小槌島など、瀬戸内海国立公園のなかでもっとも美しい風景が一望できます。

This Yukaku-tei (Crane Playing Bower) at the north end of Yashima commands a panoramic view of the Inland Sea National Park. Just below your eyes, you can see Bisan Strait, which has a lot of islands like Onigashima (Megijima island) in which Momotaro (a boy born from a peach) got rid of Oni (ogres), Shodoshima island, well-known for its olives; cone-shaped Ozuchijima island and Kozuchijima island. The look-out platform leads down to Nagasaki-no-Hana, where you can see the site of the battery built by the Takamatsu Clan.

遊鶴亭
香川県高松市屋島西町 [GoogleMap]

Yukaku-tei
Nishimachi, Yashima, Takamatsu city, Kagawa pref., Japan [GoogleMap]


木々のトンネルをぬけて階段を上がっていきます。


この登山道は、遊鶴亭までのコース。距離は片道0.8kmで上り勾配です。丸太が入った歩きやすい道をどんどん登っていってください。


途中で疲れたら海の方を眺めてください。突端の長崎の鼻や木里神社、長崎の鼻港、養殖場がよく見えます。


岩の洞窟


フェリー


ハンセン病の国立療養所がある大島


岩場


新緑や紅葉の季節には最高の眺めです。遊鶴亭の手前200mからは道の両側がウバメガシの純林となっており、森林浴が楽しめます。


女木島


屋島の北端。長崎の鼻


展望台「遊鶴亭(ゆうかくてい)」。シンプルでかっこいいデザイン。


中央の柱がベンチになっています。


島々への展望


屋島のミサゴでしょうか?ミサゴは、ワシタカ科のトビくらいの鳥で、上面は黒褐色です。頭は白く、短い冠羽(かんう)があります。下面も白く、胸には褐色の斑点があり、くちばしは青色で鋭くなっています。足はくちばしと同じく青色で、指は外側に曲がり、爪は鋭く、魚を捕獲するのに適しています。


また、ミサゴは、海岸の近くに生息し、「キィッ ピイッ」と鳴きます。水上を飛行し、エサを見つけるとすぐに急降下します。そして、捕獲したボラ、ハマチ等を岩や杭の上などで食べます。屋島には、ミサゴが少数ですが生息していますので、ミサゴを見つけたら充分観察してください。


大島。国立公園(National park)は、自然保護の目的で国が指定している公園です。瀬戸内海は、日本最初の国立公園のひとつとして1934(昭和9)年3月に指定されました。東は紀淡(きたん)、鳴門(なると)の両海峡から、西は豊予(ほうよ)、関門(かんもん)の両海峡までの瀬戸内海のほぼ全域と、沿岸の主要な風景地が国立公園になっています。波静かな海に浮かぶ大小2,000余りの島々や、白砂青松の浜などの自然と、段々畑や漁港などの人々の生活の場が一体となって作り出された風景が、この公園の特徴です。


女木島、瀬戸大橋


映画「世界の中心で、愛をさけぶ」のロケ地としても有名な庵治(あじ)の養殖場。海苔や牡蠣を養殖しています。


養殖場


最高級の墓石として使われる庵治石がとれる五剣山。採石場がよくみえます。麓には世界的な彫刻家、イサム・ノグチさんのアトリエがあり、イサム・ノグチ庭園美術館があります。


高松の市街地もよくみえます。