男木島では農耕用の牛を飼育していました。草地が少なく牛を飼うには適さなかった香川県の讃岐平野の農家に貸すための『借耕牛(かりこうし)』が、男木島では各家に一頭は飼われていました。島の中には放牧するための共同利用できる牧場もありました。
男木島(おぎじま)の浜で船に積まれる「かりこ牛」。讃岐平野に渡った牛は、春には田おこし、秋には稲の運搬などして活躍していました。牛の貸付料は、お米2〜3俵。麦とサツマイモしかできなかった島では貴重な収入源。
ダモンテ商会さんに展示してあった借耕牛(かりこうし)の種牛を飼っていた記録写真。島での農耕を支えていた借耕牛の種牛はとても大切にされていたそうです。
「種牡牛豊正號」
コメントを残す