讃岐平野の麦畑に穂が実り始めています。初夏にうどんを食べに香川県にやってくると金色の麦秋の風景をみることができます。植えられている麦は、大麦(ハダカムギ)と小麦があり、お米との二毛作になるので梅雨入りと田植えのタイミングや価格差などいろんな条件によって選ばれています。同じ讃岐平野内でも、気温差からお米の収穫時期が異なり、大麦のほうが2週間ほど収穫が早いので、梅雨入り前に収穫し田植えをはじめることができるので大麦を選ぶ農家さんもいるようです。

讃岐平野では、戦国時代から江戸時代にかけて二毛作が盛んになり、小麦の生産が増加しました。少ない雨でも効率的に栽培を行うことができるようため池の広がる景観もこの頃につくられました。

香川県内の市町村別 小麦の収穫量 香川県内シェア(%)【出典】わがマチ・わがムラ(農林水産省)

うどん県内で小麦の収穫量が最も多いのはどこの市町村なのだろうと気になったので農林水産省のページで調べてみました。正解は、高松市が28.4%で一位でした。

 香川県高松市 – 小麦
 作付面積:582ha(29.1%)
 収穫量:2,520t(28.4%)

香川県内の市町村別 小麦の収穫量 香川県内シェア(%)
【出典】わがマチ・わがムラ(農林水産省)

2021年5月22日撮影

麦秋(ばくしゅう)の讃岐平野 - Wheat field of Sanuki

2018年4月29日撮影

2017年4月10日撮影

2017年5月25日撮影
コンパクトシティ高松市内の移動はできるだけ自転車にしているのですが、途中に出会う風景が好きです。この季節は黄金色の大麦や小麦の麦畑がみられます。麦にとっての収穫の秋、『麦秋』。初夏の讃岐平野を代表する季節の風景です。

In this season, you can meet a field where corn is grown at Sanuki field, Kagawa pref., Japan.