メスキータ、免罪の門を通って、オレンジの木が植えられたパティオへ。
信者たちは中庭の中央にあるアルマンソール泉で身を清め、
シュロの門からモスクに入ったそうです。
夕方くらいから、セマナ・サンタのお祭りのために、
このパティオにものすごい人が集まります。
面白いのはこの等間隔に植えられたオレンジの木に散水するしくみ。
木の周りが円柱にくりぬかれていてポットになっており、
それらが溝でつながれています。栓を抜くと、中央のアルマンソール泉から、
全ての木に水を流し込むことができるというしくみです。
写真は、「孫:おじいちゃんそこは道じゃないよ」のシーン。
もうひとつ面白いのはこのオレンジの木。
スペイン南部では一般的な街路樹のようです。
その国ごとに特有の街路樹というのに出会います。
フランスはマロニエの木、イギリスは鈴懸の木、日本はケヤキ。
そしてスペインはオレンジの木。
この街路樹が街の風景をつくる大きな要素になっているのは
間違いないので、その由来や一般化する過程について
をもうちょっと調べてみたいところです。
ちなみに、街路樹のオレンジは食用ではないそうです。
この時期は白い花が咲き、とてもいい香りがします。

参考:
コルドバのメスキータのオレンジの中庭
メスキータとコルドバ
yatsugatake’s fotolife – コルドバ、メスキータ・オレンジ庭園