今日は朝6時に高松をでて徳島県佐那河内村へ。五穀豊穣をお祈りするお米の田植え式。佐那河内村のお米は、藩政時代に阿波藩のお殿様、蜂須賀(はちすか)公に献上されておりました。佐那河内村の山の上の方で献上米をつくっていたという田んぼの土は赤土で、他の地域とは稲の生え方が違い美味しいんだと、地域の方が話されていました。

I woke up early this morning and went to Sanagochi village to take photographs of the festival at the rice-planting season. The rice offered as a tribute had been cultivated at Sanagochi village at Edo period.

村と関わり始めて2ヶ月ですが、こうした宝物がいくつも眠っていることに気が付かされます。こんな凄いお米を作っていたら当然、「どこでこのお殿様の献上米、佐那河内米は食べられるのか」と疑問に思うのですが、いまのところそうしたブランド米は存在しておりません。日本各地で地域ブランドが蔓延っている中で、佐那河内村の宝を体のいいオシャレなパッケージでブランド化するのは容易い。が本当にそれでいいのだろうか、地に足の着いたこの土地らしいデザインとはなんだろうかと日々、地域のお父さんやお母さんと話しながらそのヒントを探しています。

佐那河内村 2016年 田植え式開催
住所:徳島県名東郡佐那河内村上府能336付近になります。
日程:2016年6月5日(日)
場所:佐那河内村東府能の棚田
時間:
8:30~ 現地受付
9:00~ 棚田にて神事の後、田植え開始 ※雨天決行
11:30  頃終了予定
定員:70名(先着受付順)