高知県にある雲の上のまち、梼原(ゆすはら)。環境モデル都市としても有名なこの梼原で、いま注目されているのがこの久保谷渓谷の森林セラピーロードです。
Yusuhara town is known as an environmental model city, located at Kochi pref., Japan. The Forest Therapy Road, Kubo Valley, Yusuhara-town has received a lot of attention in recent years. I went there and take photos.
久保谷 森林セラピーロード
高知県高岡郡梼原町松原 [Google Map]
電話:0889-65-1250
Forest Therapy Road of Kubotani
Matsubara, Yusuhara town, Kochi pref., Japan [Google Map]
Tel : 0889-65-1250
高知県梼原町は、森林率は91%、人口およそ4000人の町です。
環境モデル都市としても有名で、全国から視察に人が来ています。
梼原町の森林組合が持続可能な森林管理を進め、
国際的な審査機関である森林管理協議会(FSC:ドイツ)から
日本で初めて森林認証を取得した先進的な林業の町でもあります。
久保谷渓谷にある森林セラピーロードは、
100年ほど前に農業用水をひくためにつくられた道を地域資源として活かし、
森林浴を楽しめる道として整備しています。
森林セラピストの森下さん。ニコニコと楽しく森の中を案内していただきました。
「森にはいる時に『お邪魔します』という気持ちを持つと全然感じるものが違ってきますよ」
と森林セラピストの森下さん。
実は森下さんは、画家でもあって県展に出展されているほどの実力。
セラピーロードの入口付近にあるカラフルな地図も森下さんの絵です。
全国に48箇所にある森林セラピーロードのうち四国では2箇所、
隣の津野町とここ梼原に森林セラピー実行委員会が認定したセラピーロードがあります。
この日は生憎の雨ですが、雨の日も楽しめるのが森林散策の醍醐味。
森下さんは後で「今日は365分の1。それくらい良かった。」とおっしゃっていました。
それくらい四季や時間帯や天気に応じて、森の雰囲気は様々に変化するのだそうです。
それでは、セラピーロードを歩いてみましょう。
久保谷の森林セラピーロードの特徴は2つ。
約3kmある平均勾配0.6%と緩やかな道のため体に負担をかけずに森林浴を楽しむことができること、
もともとあった水路を生かした道なので水辺が近く、セラピー効果を高めてくれることだそうです。
代表的な樹種は、コナラ、エゴノキ、スキ、ヒノキ。そのほか貴重な草花もたくさん生育しています。
材木林として単一木材で森林開発されなかったために多様な樹種が残り、
そのことが逆に地域資源として活かせるポイントだったようです。
道に生えている木や草花や苔などについて、いろいろ教えてくださいました。
「ケヤキの珍芸」「トトロのお腹みたいな苔」「猫にみえる岩」「涼しい滝」など道の所々にある案内が楽しい。
音のなる苔で遊んでみたり、
ヨガの立ち木のポーズをしてみたり、
ひんやりと気持ちのいい水に手をつけてみたり、
トトロのお腹みたいにふわふわの苔を触ってみたり。
五感を使いながら森の空気を感じました。
ちなみに、タイトルの「わざわざ来たくなる梼原」
というのは夕食をご一緒した梼原のお母さんが
おっしゃっていた言葉から頂きました。
高知市内から車で2時間以上かかる梼原。
それでもまた来たくなる場所、会いたくなる人たちの住むまち、
梼原はそんな土地でした。名言!ありがとうございます。
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参考:
高知県梼原町 | 森林セラピー®総合サイト
森林セラピー・久保谷渓谷/高知県梼原町のセラピーロード
梼原町観光ページ
[PDF] 梼原町の環境モデル都市に関する取組
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