箱馬という道具があります。舞台美術やテレビセットで
階段や客席や舞台の床を底上げするのに使う箱です。
ただの箱ですが、いろんな場所につかわれています。
頑丈で安価。文字通り縁の下の力持ち。
最近、原油価格の高騰のために木材の値段がかなり高くなっています。
以前から、毎回つくっては壊して捨てる演劇のスタイルが、
今の時代にはあってないなと感じていました。
「エコ活動!」というとなんか「地球のためにしています」
みたいに聞こえてしまうのであまり好きではないのですが、
舞台美術費を美術のインフラストラクチャー以外の部分にさくために、
なるべく使いまわせるユニットを持っておくことは、
劇団経営を持続可能なものにするためには必須だと考えています。

さて、このエコ演劇にはいくつかアイデアがあるのですが、
まずは、箱馬や平台を僕が舞台美術として関わらせてもらっている
劇団印象でももっておくことは必須だなと思いまして
今回、時間のあいたときにプロトタイプを試作しました。
この、hacoumaという箱馬は、
普段舞台の下でお客さんからは目に見えないところでがんばっている箱馬を
舞台上においても使えるものをと、ちょっとおしゃれにしたものです。
いわばそれは、”家具としての箱馬” 。
天板の溝に足がはまるようになっていて、
300*300*150mmのひとつの箱を重ねることができるようになっています。
テーブル用の天板もあります。
この箱馬が、机になったり、イスになったり、楽器になったり、
階段になったり、床になったり、いろんなインテリアになります。
ちなみに楽器は、フラメンコなどに使われる、
ペルー発祥の打楽器、カホン(Cajón)を参照しています。
参考:
舞台用語(は) [Link]
カホン (Wikipedia) [Link]