内閣府の「地方創生☆政策アイデアコンテスト2017」にて、香川大学の「なえどこ」(高橋このみさん、多田安里さん、杉山愛美さん、芳原晨祐さん)が、最優秀にあたる地方創生担当大臣賞を受賞しました。地域経済分析システム「RESAS」を活用し地域を活性化する提案を募り、全国から975件の応募がありました。小豆島で4戸に1戸が空き家になっている現状を報告し、空き家と迷路のように入り組んだ町並みを生かし「迷路民泊」事業を提案しました。おめでとうございます!
小豆島×迷路民泊×空き家 ~空き家が島の宝に!?迷路民泊を起点とした観光振興で小豆島がもっと元気に!!~
香川大学 地域連携学生委員会 なえどこ
高橋このみさん、多田安里さん、杉山愛美さん、芳原晨祐さん【要旨】
香川県の小豆島は、農村歌舞伎・島遍路などの伝統文化や美しい自然を有する四国随一の観光地であり、近年外国人訪問者が急増している。その一方で、島内では急速な人口減少・少子高齢化が進んでおり、それに伴い、 各所で空き家が発生。また、昼間の外国人訪問は多いものの、宿泊は高松市内などが多く、島内での宿泊需要を十分に拾い切れていないことも分析から明らかになった。現状分析を踏まえた政策提言としては、外国人が好む傾向にある「安価で長期滞在可能」な宿泊施設を、空き家を活用した民泊事業により整備する。まずはモデルケースとして、利用者の多い土庄港から徒歩15分と近く、近隣にコンビニやスーパー、飲食店等があり利便性の良い土庄町「迷路のまち」において、空き家を活用した民泊事業を開始。民泊の一括受付施設(民営)を設立し、民泊利用者に飲食店、観光地、アクティビティ等を紹介することで、島内の他産業への経済波及効果もねらう。【提案者の紹介と意気込み】
私たちは、香川大学経済学部の学生チャレンジプロジェクト「なえどこ」のメンバーとして、地域活性化について学んでいます。今回の応募作品は、財務省四国財務局「地方創生支援のための若手プロジェクトチーム」からの支援を受け、作成しました。
作品の作成を通じて、地域の現状や課題をデータで分析することの重要性を学びましたし、なにより「地域活性化」を「自分ごと」として考えることができました。
プレゼンテーションでは、小豆島の魅力を全国に発信するとともに、「迷路民泊を起点とした観光振興」という新たな視点を提案します。そして、この提案が小豆島の地域活性化につながるよう、今後、実現に向けて取り組んでいきます。
内閣府地方創生推進室が主催する「地方創生☆政策アイデアコンテスト2017」の大学生以上一般の部(応募総数647件)において、香川大学経済学部学生プロジェクト「なえどこ」と財務省四国財務局「地方創生支援のための若手プロジェクトチーム」による連携チームの応募した作品が、2017年12月16日(土)に東京大学にて実施された最終審査会において、最優秀賞である地方創生担当大臣賞を受賞しました。
今回選出された「なえどこ」の応募作品は、財務省四国財務局「地方創生支援のための若手プロジェクトチーム」から、地域経済分析システム(RESAS:リーサス)の使用方法を始めとして、資料作成、論理構成のノウハウを指導いただき、小豆島でのフィールドワークや最終プレゼン練習など、何度も打ち合わせを繰り返して連携の質を向上させていきました。
人口が減少する将来に向けて地域をどう活性化するのか、全国から政策のアイデアを募ったコンテストの最終審査が東京で開かれ、香川大学のグループが提案した、小豆島の空き家と迷路のような町並みを活用した民泊事業のアイデアが最優秀賞にあたる地方創生担当大臣賞に選ばれました。
内閣府が開いたこのコンテストは、地域の人口の推移や産業の動向を分析する国の地域経済分析システム、RESASを活用し、人口が減少する将来に向けて地域をどう活性化するのか全国から政策の提案を募り、アイデアを競います。
今年は全国から975件の応募があり、審査を通過した香川大学のチームを含む10組が東京・文京区で開かれた最終審査に臨みました。
香川大学のチームは、瀬戸内海にある小豆島で4戸に1戸が空き家になっている現状を報告し、空き家とかつて海賊から島民を守るために迷路のように入り組んだ町並みをいかして「迷路民泊」の事業を提案し、最優秀賞にあたる地方創生担当大臣賞を受賞しました。香川大学経済学部の高橋このみさんは「大学の研修で小豆島を訪れた時に、宿泊できる場所があればもっと滞在したいと感じたことがきっかけでした。提案の実現のためにまずは島民との意見交換から始めていきたいです」と話しています。
「地方創生☆政策アイデアコンテスト2017」ファイナリスト⑨
《大学生以上一般の部》
♦香川大学 地域連携学生委員会なえどこ
「小豆島×迷路民泊×空き家~空き家が島の宝に!?迷路民泊を起点とした観光振興で小豆島がもっと元気に!!~」
詳細はこちら⇒https://t.co/Ga4awxhsZH#RESAS pic.twitter.com/3yNUQXqnPG— 地方創生<内閣官房・内閣府> (@kouhou_sousei) 2017年12月15日
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