兵庫県・姫路港から高速艇で40分ほどいったところに家島諸島があります。1000年以上の歴史を持ち、菅原道真公のゆかりと伝えられる家島神社の例祭「家島天神祭」を撮影させていただきました。宮(みや)地区と真浦(まうら)地区にて、欄間や幟で豪華絢爛に飾られた2艘の船の上に組まれた舞台の上で獅子が舞い、家島神社への船渡御により五穀豊穣と海上安全を祈ります。写真の「真浦の獅子舞」は、200年の間一度も途絶えたことがないのだとか。演舞をしている、島の子どもたちの声が港に響いていました。
The Ieshima Islands are located 40 minutes by speedboat from Himeji Port in Hyogo Prefecture, and I photographed the Ieshima Tenjin Festival, an annual festival of the Ieshima Shrine, which has a history of over 1000 years and is said to be associated with Sugawara no Michizane. In the Miyaji and Maura districts, lions dance on a stage built on top of two boats gorgeously decorated with banners and banners, and pray for a good harvest and safety at sea as they walk the boats to the Ieshima Shrine. The lion dance of Maura, shown in the photograph, has never ceased for 200 years. The voices of the island’s children echoing in the harbor as they perform the dance.
家島天神祭り
日程:2024年7月20日(土)・21日(日)
場所:家島神社(兵庫県姫路市家島町宮1) [Google Map]
主催:家島観光事業組合(079-325-8777)
Ieshima Tenjin Festival
Date : 20, 21 July 2023
Place : Ieshima island shrine (1 Miya, Ieshima island, Himeji city, Hyogo pref., Japan) [Google Map]
Tel : 079-325-8777
2017年7月25日撮影
詩ヲ書キ場
割烹旅館 志みず
港の防波堤には子どもたちの絵が描かれています。
家島の名前の由来
千年以上の歴史を持ち、菅原道真公のゆかりと伝えられる家島神社の例祭「家島天神祭」は、毎年7月 24、25日に行われます。祭では、宮・真浦地区がそれぞれ2隻の船を組み合わせて舞台を組み、絢爛豪華な欄間や幟で飾っただんじり船で獅子を舞い、海の安全と五穀豊穣を祈って家島神社へ船渡御と獅子舞を奉納。なかでも「真浦の獅子舞」は二百年近い歴史の中で一度も途絶えることなく引き継がれ、島の人々の誇りになっています。島外からの見物者等も多く訪れ、地域の歴史的行事としての継承のみならず、観光資源としても活かされています。
神戸新聞NEXT|姫路|檀尻船の獅子勇壮 姫路・家島で天神祭宵宮
きらびやかな檀尻船や勇壮な獅子舞、夕闇に浮かび上がる提灯行列-。播磨灘に浮かぶ兵庫県姫路市の家島本島で24日、「天神祭」が夕方からの宵宮で幕を開けた。海上の安全と五穀豊穣を祈願する家島神社の例祭。島内は伝統の夏祭りで夜遅くまでにぎわった。(山崎 竜)
約200年にわたり同祭りで披露されてきた「真浦の獅子舞」は、県の重要無形民俗文化財に指定されている。船2隻をつなぎ合わせ、のぼりで飾られた船上で演じられ、全国でも珍しいという。
真浦港の岸壁には特設の見物席が設けられ、早くから大勢の住民が集まった。夕方5時半、天狗を先頭に獅子頭を持った青年団員らが真浦区民総合センターから練り出した。
船上に舞台を移し、太鼓や笛が軽やかに響く中、力強い舞を次々と披露。周囲が夕闇に包まれると檀尻船は照明で浮かび上がり、幻想的な雰囲気に包まれた。
宮地区では提灯行列があり、地区の子どもたちや婦人会など約130人が参加した。宮浦神社で採火した御神火を約2時間かけて家島神社に届けた。同神社の高島俊紀宮司(58)は「人口が減っている中、盛大に開催してもらいありがたい。地域の安全と繁栄を祈りたい」と話した。
25日の昼宮は午前11時ごろから、家島神社前の天神浜に真浦、宮両地区の檀尻船が停泊して合同の獅子舞奉納を行う。午後9時すぎには花火約1250発が打ち上げられ、祭りの最後を飾る。
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