香川県三豊市詫間町大浜にある船越八幡神社の祭礼にあたり、神社が香田(こうだ)地区にあったことに由来して、香田地区の明(みょう)神社にオハケとオトグイ棚が設けられ、オトグイ神事が行われます。また香田地区の人たちが船越八幡神社の神饌(しんせん)を用意し供えます。

During the festival of Funakoshi Hachiman Shrine in Ohama, Takuma-cho, Mitoyo City, Kagawa Prefecture, an ohake and an otogui shelf are set up at Myojinsha in the Kada area, where the otogui ritual is performed, originating from the fact that the shrine was located in the Kada area. The people of the Kada area also prepare and offer the Funakoshi Hachiman Shrine’s food offerings.

船越八幡神社のオトグイ神事
日程:10月第一金・土・日曜日
場所:香川県三豊市詫間町香田地区
指定:文化財三豊市無形民俗文化財

Otogui ritual at Funakoshi Hachiman Shrine
Date: 1st Friday, Saturday and Sunday of October
Place: Kada district, Takuma-cho, Mitoyo City, Kagawa Prefecture
Designation: Cultural property, Mitoyo City Intangible folk cultural property

2024/10/06


船越八幡神社


船越八幡神社
神亀(しんき)元年・勧請
御親祭:仲哀(ちゅうあい)天皇、應神(おうじん)天皇、神功(じんぐう)皇后


狛犬。あ


うん


足名椎神(あしなずちのかみ)社、手名椎神(てなずちのかみ)社


波止艾山之神(はとよもぎやまのかみ)社


天狗


神輿(みこし)


香川高等専門学校 詫間キャンパス


オトグイ棚


瀬戸内海歴史民俗資料館。オトグイ棚。香川県三豊市詫間町香田。神霊を依り憑かせ、神祭をする棚。香川県三豊市詫間町大浜にある船越八幡神社の秋祭り。トウヤ組ではオトグイ棚がつくられ、神が降り立つ目印になる高い神木が立てられ、神迎えが行われます。オトグイ棚にはオトグイと呼ばれる神饌(握り飯)がお供えられ、それを白い鳥が食べると良い年になると言われています。

詫間町大浜にある船越八幡神社の祭礼にあたり、当神社が香田地区にあったことに由来して、香田地区の明神社にオハケとオトグイ棚が設けられ、オトグイ神事が行われる。また香田地区の人たちが船越八幡神社の神饌を用意し供えます。三豊市無形民俗文化財。

船越八幡神社のオトグイ神事
日程:10月第一金・土・日曜日
場所:香川県三豊市詫間町香田地区
指定:文化財三豊市無形民俗文化財

Otogui ritual at Funakoshi Hachiman Shrine
Date: 1st Friday, Saturday and Sunday of October
Place: Kada district, Takuma-cho, Mitoyo City, Kagawa Prefecture
Designation: Cultural property, Mitoyo City Intangible folk cultural property

船越八幡神社のオトグイ神事(三豊市)|香川県

指定:文化財三豊市無形民俗文化財
場所:香川県三豊市詫間町香田地区
日程:10月第一金曜日・土曜日・日曜日

概要詫間町大浜にある船越八幡神社の祭礼にあたり、当神社が香田地区にあったことに由来して、香田地区の明神社にオハケとオトグイ棚が設けられ、オトグイ神事が行われる。また香田地区の人たちが船越八幡神社の神饌を用意し供える。

参考文献:「船越八幡神社のオトグイ」詫間町教育委員会『詫間町の文化財第12集』1989、「香田のオトグイ神事」香川県教育委員会『香川県の祭り・行事』2008

香川県内の大社で、オトグイ神事が行われるのは、船越八幡神社(三豊市詫間町)と宇夫階神社(宇多津町)だけです。宇夫階神社のオトグイ神事は、トウヤによるものではなく、宮司家によって行われています。
香田(三豊市詫間町)でのオトグイ神事は、今もトウニンの潮垢離など厳しい潔斎を伴い、決まりごとに従いオトグイ棚をつくるなど、オトグイの旧習をよく伝えています。
『香川県の祭り・行事 〜香川県祭り・行事調査報告書〜』(2008年3月 香川県教育委員会)より

船越八幡神社/三豊市

旧荘内村と香田、家の浦を氏子とする船越八幡神社は、応神天皇、仲哀天皇、神功皇后をお祀りしています。境内の絵馬堂には、幕末から昭和初期にかけて製作された歌仙絵や歴史絵、船絵馬、芝居絵などが奉納されており、これらは市指定有形民俗文化財に指定されています。
西讃府誌によると、神亀元年(724)に「宇佐八幡宮が御船に乗ってこの地に着かせ給うた」とあります。
また、西讃府誌とは別に、こんな伝承もあるそうです。

昔、香田の人が山で仕事をしているとき、家の浦の祝戸というところでキラキラと光るものを見つけました。不思議に思って近づいてみると、それは「神様」でした。
そこで、この「神様」をどこにお祀りしたらよいかと浦の人々に相談したところ、朝日のよく当るところがいいだろうということになり、西香田の南の高台で、後に「モトミヤ」と呼ばれるところ(今の詫間電波高専の正門の南)にお祀りすることになり、後に船越の地に移されることとなりました。

境内には、他にたくさんの末社があります。その中の一つが、絶世の美人の神様と言われる木村神社。木之花佐久夜毘売命(このはなのさくやひめのみこと)をお祀りしています。