イベントレポートはこちら

いっきゃくは、「持ち運べる縁側」的な台で、かつては農村の暮らしに無くてはならないものでした。
いっきゃくの上で、女性たちは保存食、味噌などをつくりました。
餅つきやお月見などで使われ、夕涼みや日向ぼっこ時の腰掛けとなり、
自然と周囲に人が集まり団欒ができました。
徳島県唯一の村、佐那河内村(さなごうちそん)にてこのいっきゃくを設置し、
佐那河内村の田舎暮らしやその風景を楽しもうというイベントが開催されます。

ikkyaku

《いっきゃくめぐり》ウォーキングイベント – 佐那河内活性化プロジェクト 宮前笑会

日時:2016年5月22日(日) 9:30〜16:30
場所:宮前公民館及び周辺地域 [Google Maps]
(徳島県名東郡佐那河内村上幸田170-1)

ご予約お申し込み先
佐那河内活性化プロジェクト宮前笑会
090-6884-3318(岡本)
定員:先着50名
申し込み締め切り:2016年5月18日

農村の暮らしのシンボル
木製の台「いっきゃく」

いっきゃくめぐりウォーキング
手づくりのいっきゃくをめぐりながら、
伝承料理や田舎体験を楽しもう!

09:30 主催者あいさつ
10:00 いっきゃくめぐりウォーキング
伝承料理づくり(そば米汁・いり飯)
田舎体験イベント・獅子舞
14:00 閉会・片付け
15:00 解散
*小雨決行

縁台ある暮らし残そう 佐那河内村民製作に挑戦 徳島新聞社

佐那河内村の地域活性化グループ「宮前笑会」は、村から姿を消しつつある民家軒先の縁台作りを体験するワークショップを同村下の佐那河内中学校旧校舎で行った。伝統文化を継承するのが目的。同グループは出来上がった縁台を見て回る村歩きのイベントを22日に開く。

 農作業や夕涼みなどに用いられる縁台は、村では「いっきゃく」と呼ばれる。かつては村中で見られたが、徐々に減っており、文化を残そうとグループが企画した。

 ワークショップでは住民20人が地元の大工3人から手ほどきを受けて縁台作りに挑戦。スギの加工材を組み合わせ、かなづちで打ち込んだり、のこぎりで余分な部分を切ったりして高さ45センチ、幅180センチ、奥行き90センチの10台を仕上げた。完成品は希望する家庭に貸し出したり、イベントに活用したりする。

 賀川良和さん(48)=同村上、建設業=は「力を合わせて楽しく作業ができ、大工の技術も間近に見ることができた。どう使われるか楽しみ」と話した。

2016年5月22日 イベントレポート


こちらが今回のイベントの主役「いっきゃく」。農家に欠かせない暮らしの道具です。


宮前笑会。「宮前」というのは佐那河内村の少し広い地域の名前。


釘を使わずに木組みだけで組み立て可能です。


そんないっきゃくを、佐那河内村で無料で家々に貸し出して、
景色のいいスポットや民家の庭先などをめぐるいっきゃくウォーキング。
いい天気に恵まれました。


マンホール


ポイントごとに地域の人が「いっきゃく」をひろげておもてなし


田植えもはじまっています。


田んぼを覗き込むといろんな生き物が隠れています。


いっきゃくを囲んで談笑


ウォーキングを終えて昼食。
地元の懐かしいご飯をつくってくださいました。


いりこご飯


そば米雑炊。
どのご飯も美味しかったです!


ブランコ


集合写真。撮影しているのは、長岡マイルさん


皆さん、ありがとうございました!!