蝉が鳴き始めています。
今朝は6時出発で、丸亀市役所から依頼されているPR動画の撮影で丸亀城にきています。

朝の出勤前に水と緑に囲まれた道をたくさんの人が歩いています。
昨晩は高松市役所の高松市創造都市推進懇談会U40の会議で、
高松でのライフスタイルについて2時間議論していたのですが、
その時も9-17時以外の余暇をどう豊かに過ごすかがカギで、
そこをハード面でもソフト面でも設計できるといいなと話しておりました。

しかも面白いなと思ったのは、9-17時以外をの時間帯、
つまり早朝と夕方以降の過ごし方を魅力的にすることは
旅行者にとってもメリットがあるということ。
例えば瀬戸内国際芸術祭にきたお客さんが、フェリーで島に向かうまえに
早起きして気持よくランニングできるとか、港で朝ごはんを食べるとか、
フェリーで帰ってきてから町中の宿に向かう道の途中に
素敵なお店があっておみやげを買えたり、美味しいビールを飲めたり。

そのスキマ時間を設計することで、市民も旅行者も
よりその街のファンを増やすことができるのではないだろうかと。
そして、そうした時間と場所が用意されていると
地元の人と、旅行者の結節点が産まれる可能性があって、様々な創造的なことが産まれる可能性がある。

そして、そんな議論をした翌朝の丸亀取材。
こうした無料で開放されている緑道があるというのは
この街にとっての大きな財産だなあと認識した朝です。


日本に残る数少ない現存木造天守。丸亀城


この眺め。多くのランナーの方が朝早くからこられていました。
瀬戸内海の島々が見えます。


高見島。たいらぎ貝をとる潜水漁師の森田さんがいる島。


今回、取材させていただいたMIMOCAに勤めている女の子の住む塩飽・広島。
石の島です。砕石の跡がわかります。


フェリーの撮影に高松港にいったら、なんとこえび隊長の甘利さんに遭遇。
「こんな本があってね」っと取り出したのが「瀬戸内の夜明け」。読みたい。


本島行きのフェリー


お城周辺にもどって通学の風景を撮影。讃岐富士が美しい


丸亀城の石垣。登ろうとする敵を退けるための曲線美。


通勤風景。


場所を変えてこちらは、丸亀京極藩の大名庭園「中津万象園」。


貞亨5年(1688年)、丸亀二代目藩主京極高豊侯によって金倉川河口に築かれた庭園


茶室「観潮楼」存在が確認されている煎茶席としては国内最古


蓮の花


江戸末期から明治に煎茶文化が流行するのですが、
このお茶席はその少し前の江戸後期に建てられたとされています。


千代の傘松。
近江の美し松を300年の年月をかけ傘型に仕立てたもの。
樹齢600年、直径15mにも達する。