磨き屋シンジケート [Link]
燕商工会議所主催 金属研磨スペシャリスト

iPod裏側の鏡面仕上げをしている
新潟・燕市の磨き屋シンジケート。
 > 世界中で人気の携帯音楽プレイヤー、iPod。
 > ピカピカに光る筐体はデザインの売りのひとつだ。
 > でも、これを光らせているのは高度な技術を持つ
 > 日本の職人たちだということを知っていますか?
 > iPodの鏡面加工をおもに引き受けているのは新潟・燕市の「磨き屋シンジケート」。
 > 磨いているのは、そこに所属する研磨職人たちなのだ。
 > 「燕市は古くから金属研磨が盛んでした。
 > しかし最近は受注額の安い中国などに仕事を奪われ、
 > ここ10年の成約は1000件から600件に、売り上げは100億から40億まで下落。
 > それこそ壊滅的な大打撃を受けたんです。
 > そこで立ち上がったのが商工会議所と燕市の研磨工業会。
 > 市場での競争力を再び強化するために、これまで個々に仕事をこなしていた中小企業と
 > そこに属する職人たちをまとめました」(燕商工会議所・高野雅哉氏)。
 > これによって、今まで分散していた”磨き”技術のノウハウが結集。
 > 粉塵爆発の危険性があるため、難度が高いとされていた
 > マグネシウム合金の研磨技術も開発し(詳細は企業秘密)、
 > そのうえで結成されたのが「磨き屋シンジケート」だ。
 > ちなみにシンジケートとは企業連合の意で、現在は約40社が加盟。
 > 理容ハサミから半導体機器、車のマフラー、巨大な工業用タンクまで、
 > 職人それぞれが得意とする”必殺磨きテク”を持つ。
 > この共同受注体制により、全体の成約件数は飛躍的に伸びた。
 > また、作業効率や技術水準が向上した結果、納期も短縮されたという。
 > しかし、高度な技術を要する職人技だからこそ、深刻なのは後継者問題。
 > 「現在、2年ほどかけて職人を養成する機関の設立を計画中。
 > 将来的にはインキュベーション(孵化器=創業支援する場所)も行えればと考えています」(高野氏)。
 > どんな金属も磨かなければ光らない。アップル社お墨付きの技術を誇りに、
 > 磨き屋シンジケートの職人たちは今日もせっせと磨き続けるのであった。
 > R25.jp (中山記男)

参考:
磨き屋シンジゲート – R25.jp [Link]
http://r25.jp/index.php/m/WB/a/WB001120/id/200503311107
大田工業フェアレポートその1:磨き屋シンジケート iPod の鏡面仕上げ [Link]
磨き屋シンジケート – iPod の裏側に隠された’秘密’ (oga’s Niseko diary v2.0 beta) [Link]