夏から秋にかけて、愛媛県内では河川敷を中心とするさまざまな場所で『いもたき』と呼ばれる鍋料理を味わうことができます。具材は里芋が中心で、地域ごとの産品を使用した『いもたき』が老若男女に親しまれています。いもたき文化は、愛媛県大洲市が始まりと言われています。産土神(生まれた土地の守護神)を祀る秋の社日(しゃにち)に、土地の神に新芋を供えて、その年の豊作を祈願するという西日本各地で行われていた風習が由来と言われています。
From summer to autumn, a hotpot dish called ‘imotaki’ can be enjoyed in Ehime Prefecture in various places, mainly along riversides. The main ingredient is taro, and Imotaki is popular with men and women of all ages, using products from different regions. The culture of imotaki is said to have originated in Ozu City, Ehime Prefecture. It is said to have originated from a custom practised in various parts of western Japan, where new potatoes were offered to the local deity on Sha-ichi, an autumnal day dedicated to the deity of the land of birth, to pray for a good harvest that year.
2015/10/07 西条市の芋炊きに参加してきました。
夕暮れ、愛媛県西条市 加茂川沿いを進むと何やら賑やかな気配が、
「いもたき入口」の看板に誘われて河川敷の駐車場へ。
ここは、西条 いもたきの州浜
河川敷に敷かれたゴザの上で集まっています。
ようこそ西条のいもたきへ
みんなで乾杯
ベースとなる食材やダシ、ガスコンロとゴザは、費用を払うと用意してくれます。
調味料や薬味、お酒などは持ち込み。
いろんな具材を持ち寄ると楽しいですね。
地元の銘酒「石鎚」。石鎚の軟水でつくられたお酒。非常に飲みやすくすーっと体にはいります。創業1920年(大正9年)。名水百選に選ばれている「うちぬき」とよばれる西日本最高峰石鎚山系の豊富な湧き水が、仕込み水につかわれています。
参考:石鎚酒造(佐野屋 地酒.com)
石鎚ゆば
スティックじゃこてん。花火のようなパッケージ
イチジク。
いもたきの芋は、里芋。
愛媛県のいもたき文化の発祥といわれる愛媛県の大洲ではこの時期
産直市にいくとたくさんの里芋が並んでいます。
ちなみに、里芋は大洲では夏芋と呼ばれています。
鶏ガラのスープもとっても美味しい
いただきます!
シメはラーメン!ごちそうさまでした!
西条 いもたき実行委員会
日程:8月13日頃~10月9日頃予定
料金:1300円(予約) / 1500円(当日)
場所:加茂川トリム公園付近 [Google Maps]
電話:0897-53-3167
Imotaki at Saijo city
Date : about 13th August, 9th October
Fee : 1300yen(reserve) / 1500yen(the day)
Place : Torimu park, Kamogawa river, Saijo city, Ehime pref., Japan [Google Maps]
Tel : 0897-53-3167
東予:@西条市のいもたきは昭和47年から始まり、現在は市内3ヵ所で行われています。そのなかでもトリム公園は、加茂川のなだらかなカーブの内側に位置しているので、川の流れもゆるやかで風もあまりない場所ということもあり、毎年多くの人でにぎわっています。
中予:東温市の『いもたき』は、旧川内町の地元有志が始めたのがきっかけで、今年(2011年)で30年を迎えます。いもたき会場は、伊予鉄道横河原駅から歩いて数分ほどの距離で、ゆったりとした自然を感じられる重信川の広い河川敷です。
南予:大洲における『いもたき』の歴史は、加藤家が藩主として治めていた約350年以上前にまでさかのぼり、お籠り(おこもり)と呼ばれる伝統行事でふるまう鍋に、各自が地元名産の里芋を持ち寄ったことがそもそもの始まりと言われています。昭和41年には町の観光事業となり、全盛期には年間7万人以上を動員していたそうです。
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