秋の七草のひとつ萩(ハギ)の花、が見頃です。香川県高松市塩江(しおのえ)の「最明寺(さいみょうじ)」に行ってきました。100年以上前からハギが植え始められ、現在は約500株。「萩寺」として知られています。

The hagi(Japanese clovers) flowers, one of the seven autumnal flowers, are now at their best. I visited Saimyo-ji Temple in Shionoe, Takamatsu City, Kagawa Prefecture, where hagi (Japanese clovers) was first planted more than 100 years ago and now has around 500 plants. Known as the ‘Hagi Temple’.

最明寺(さいみょうじ)
住所:香川県高松市塩江町安原下第1号 274 [Google Map]
電話:087-897-0118

Saimyoji temple
Address : 1-274 Yasuhara, Shionoe, Takamatsu city, Kagawa pref., Japan [Google Map]
Tel : +81-(0)87-897-0118

2023/09/24撮影

香川県高松市の奥座敷、塩江(しおのえ)。高松空港からも車で10分と近いです。


福寿山来迎院最明寺


ピンク色の萩の花


701年(大宝元年)、行基菩薩が薬師如来像を刻み安置したと伝わっています。


萩の花


彫り物


中庭


おはぎ2個入り250円。お抹茶セット500円。


おはぎ。諸説ありますが、赤い小豆をお彼岸に食べることで魔除けをし、つぶあんの見た目が萩の花に似ているので「おはぎ(御萩)」と呼ばれるようになったという説があります。ちなみに、「ぼたもち」と「おはぎ」の違いは、

・ぼたもち(牡丹餅):春、こしあん
・おはぎ(御萩):秋、つぶあん

参考:【マメ知識】おはぎ?ぼたもち?なぜお彼岸にお供えする?|島田屋本店


お抹茶


塗るお香。塗香(ずこう)


落ちない御石


福寿院来迎院最明寺


西明寺境内案内図

最明寺(さいみょうじ)
住所:香川県高松市塩江町安原下第1号 274 [Google Map]
電話:087-897-0118

Saimyoji temple
Address : 1-274 Yasuhara, Shionoe, Takamatsu city, Kagawa pref., Japan [Google Map]
Tel : +81-(0)87-897-0118

【公式】最明寺丨高松市塩江の"萩寺"

萩の寺 最明寺へようこそ 行基菩薩が刻んだ薬師如来を祀る萩の寺。 塩江の山河に囲まれ、お大師さんに見守られ、 静かで穏やかな時が流れる境内。 本堂から庭を眺めながら、 移ろいゆく季節を感じられる山寺です。

当山の始まりは行基菩薩が薬師如来像を刻み安置したとされる大宝元年(701年)に遡ります。当時は如意輪寺と呼ばれていました。鎌倉時代に入り、最明寺入道北条時頼が当山を鎌倉御祈願所と定めたことにより、寺名を福寿山来迎院最明寺と改めました。その後二度の火災に遭い、明治年間に現在の音川の地に移ってきました。最明寺は萩寺と呼ばれておりますが、41世住職明圓が境内の片隅にひっそりと咲いていた萩の花の美しさに魅せられ、萩を増やしたことから始まります。今では境内一面に萩が広がり、毎年9月になると秋の訪れを告げ、萩の花を見に多くの参拝者が訪れます。また、地元塩江は行基菩薩ゆかりの温泉の町ですが、塩江温泉の薬師堂には当山本尊薬師如来の分霊が祀られているといわれております。真言宗御室派の寺院で、本山は京都の仁和寺です。

大宝元年(701年):行基菩薩が薬師如来安置 如意輪寺開山

弘仁12年(821年):弘法大師が千手観音を安置

文応元年(1260年):北条時頼が当山を鎌倉御祈願所と定め、寺名を福寿山来迎院最明寺に改める

天正13年(1585年):長宗我部元親の戦火にあう

明治年間:火災にあい、現在の境内地に再建

Welcome to the Hagi no-dera Saimyo-ji Temple, a Hagi temple dedicated to the Yakushi Nyorai Buddha, carved by Gyoki Bosatsu. Surrounded by the mountain rivers of Shioe and watched over by Odaishi-san, the temple grounds are quiet and peaceful. The temple is a mountain temple where you can feel the changing seasons as you look out over the garden from the main hall.

The temple dates back to 701, when Gyoki Bodhisattva is said to have carved and enshrined a statue of the Yakushi Nyorai (Medicine Buddha). At that time, the temple was called Nyoirin-ji. In the Kamakura period (1185-1333), the temple’s name was changed to Fukuzan Raigo-in Saimei-ji Temple when the Saimei-ji priest Hojo Tokiyori designated the mountain as a place of prayer for the Kamakura period (1185-1333). The temple was destroyed by fire twice and moved to its present location in Ondogawa during the Meiji era (1868-1912). Saimei-ji Temple is called Hagi-dera, which means ‘Hagi Temple’, and it dates back to the 41st abbot, Meien, who was fascinated by the beauty of the bush clover flowers that were quietly blooming in a corner of the temple grounds and increased the number of hagi trees. Today, bush clovers cover the entire grounds of the temple, and every September many worshippers visit the temple to see the bush clovers, heralding the arrival of autumn. Shioe is also a hot spring town associated with Gyoki Bosatsu, and it is said that a branch spirit of Yakushi Nyorai, the principal deity of the temple, is enshrined in the Yakushi Hall in the Shioe Onsen spa resort. The temple belongs to the Omuro school of the Shingon sect, and its head temple is Ninna-ji in Kyoto.

ぼたもち – Wikipedia

「ぼたもち」と「おはぎ」の関係
ぼたもち(牡丹餅)とおはぎ(御萩)の関係については諸説ある。
春のものを「ぼたもち」、秋のものを「おはぎ」とする説。
語源については、それぞれ、「ぼたもち」については牡丹の花に似せてこれを見立てたものであるとする説があり、「おはぎ」については萩の花が咲き乱れている様子に見立てたものであるとする説がある。その上で春のものは「ぼたもち」、秋のものは「おはぎ」と名前が異なっているだけであるとする説がある

秋 御萩
牡丹餅と同じく、小豆餡の様子を秋の彼岸の時期に咲く萩の花に見立てたことから。

はんごろし – 徳島県の郷土料理。材料や作り方はおはぎとほとんど同様。

ハギ – Wikipedia

ハギ(萩、胡枝花 Lespedeza)は、マメ科ハギ属の総称。落葉低木。秋の七草のひとつで、花期は7月から10月。

「萩」は本来はヨモギ類(あるいは特定の種を挙げる資料もある)の意味で、「はぎ」は国訓である。牧野富太郎によるとこれは「艸+秋」という会意による国字であり、ヨモギ類の意味の「萩」とは同形ではあるが別字という[1]。「芽子」「生芽」とも字を当てる。

数種あるが、いずれも比較的よく似た外見である。背の低い落葉低木ではあるが、木本とは言い難い面もある。茎は木質化して固くなるが、年々太くなって伸びるようなことはなく、根本から新しい芽が毎年出る。直立せず、先端はややしだれる。葉は3出複葉、秋に枝の先端から多数の花枝を出し、赤紫の花の房をつける。果実は種子を1つだけ含み、楕円形で扁平。荒れ地に生えるパイオニア植物で、放牧地や山火事跡などに一面に生えることがある。

緑化資材
ハギは、マメ科植物特有の根粒菌との共生のおかげで、痩せた土地でも良く育つ特性がある。この特徴を買われ、古くから道路斜面、治山、砂防など現場で緑化資材として活用されている。現在では、ヤマハギ、メドハギの種子が、斜面緑化のための吹付資材として用いられている。

和歌
古くから日本人に親しまれ、『万葉集』で最もよく詠まれる花でもある。秋萩と牡鹿のペアの歌が多い。

民俗
中秋の名月に萩・薄(すすき)を月見団子と共に月に供える風習がある。萩も薄(すすき)も、昔の日本では山野に自生する身近な植物であった。