チリメンに交じった稚魚や小さなエビやカニのことを「チリメンモンスター」と呼ぶそうなのですが、
一年前くらいから巷で流行っていたところに、
「瀬戸内海のチリメンモンスターがほしい」という声が道の駅に届き実現したとのこと。


写真:muzina_shanghai

高松市牟礼町の道の駅「源平の里むれ」で売られています。
シバエビ・カニ・ベイカなどがはいったチリメン(80グラム)に虫眼鏡とピンセットがついて500円。
夏休みの自由研究に瀬戸内海の生き物を調べてみてはいかがでしょうか。

「厄介者」逆手に商品化 アジモン 道の駅源平の里むれ(高松市)高知新聞

シラス漁でチリメンジャコに紛れ込む小さなエビやカニなどが人気を呼んでいる。「チリメンモンスター」、略して「チリモン」。高松市牟礼町の道の駅源平の里むれは、同市の庵治漁港周辺で揚がったチリモンの観察セットを、庵治にちなんだ「アジモン」の商品名で販売している。
 チリモンが注目されるようになったのは2004年。大阪府のきしわだ自然資料館や和歌山県の水産加工会社がチリモンの観察イベントを開いたところ、子どもたちの間で「気持ち悪いけど、かっこいい」と評判になり、同社が売り出した商品も注文が相次いだ。
 「瀬戸内海のチリモンはないの」との声が08年夏、源平の里むれの利用客から寄せられた。難波広孝駅長は「隣町の高松市庵治町はシラス漁が盛ん。瀬戸内の海の幸をPRするとともに、子供に郷土の海のことをもっと知ってもらいたかった。『これだ』と飛びついた」と振り返る。
 シラス漁に交じるエビやカニなどは加工前に除去しなければいけない「厄介者」。それを逆手に取ったアイデアに、庵治漁協や水産加工会社の西幸商事(高松市)も協力。水揚げされたままの状態で釜ゆでと天日干しを行い、虫眼鏡とピンセットをセットにして09年9月に発売した。
 アジモンは、シバエビやシャコエビ、サバの稚魚、タツノオトシゴなどで、体長も数センチから数ミリまでのさまざまな生物がいる。季節や天候、潮の流れなど漁をする日によって変わり、何が入っているかはその時のお楽しみ。購入する度に新しい発見がある。
 虫眼鏡で観察したり、図鑑で調べたり、珍しい生物の数を競い合ったりと、楽しみ方も多様。宝探しの要素が子供たちに受けているほか、大人にも土産物などとして好評で、昨年は月に約40セットのペースで売れ続けた。
 「遊び感覚で海の生物について理解を深めることができ、環境保全への関心も高められるはず」。難波駅長は今後、小学校に教材や自由研究の題材として利用してもらうよう働き掛けていく。

参考:
【四国 農林水+X】91 「厄介者」逆手に商品化 アジモン 道の駅源平の里むれ(高松市)
チリメンモンスター発見
寝る前なのに寝言。 : アジモン現る。
「チリメンモンスター」観察セット/12日から販売 | 香川のニュース | 四国新聞社