早明浦ダムの貯水率低下、63.1%(2024/08/17 10:00)。本日中に60%以下になりそう。8/16から第一次取水制限、供給量を香川県20%、徳島県14.5%減。
2024/08/17

The water storage rate of the Sameura Dam has decreased and is currently 63.1% (2024/08/17 10:00). It is likely that the water storage rate will fall below 60% by the end of today.The first water withdrawal restrictions started on 16 Aug. Water withdrawal restrictions have started to reduce the supply of water from the Sameura Dam to 20% in Kagawa Prefecture and 14.5% in Tokushima Prefecture.2024/08/17

『一般財団法人もりとみず基金』のFacebookページが公開されました!

The Facebook page of the ‘Moritomizu (Forest and water) Foundation’ is now open!

一般財団法人もりとみず基金は、水源地の高知県嶺北地域と利水域の香川県高松市が協働し、双方の持続可能な発展を促進することを目的として設立された中間支援組織です。Facebookページの開設を記念して、財団の方向性をまとめたイメージ画像を作成しました!ぜひご覧ください!

The Moritomizu Foundation is an intermediary support organisation established to promote the sustainable development of both the Reihoku region in Kochi Prefecture, a water source area, and Takamatsu City in Kagawa Prefecture, a water-utilising area. To celebrate the launch of our Facebook page, we have created an image that summarises the direction of the foundation! Please take a look!

四国はひとつ。四国の森と水を守る基金『一般財団法人もりとみず基金』 - Forest and Water Foundation of Shikoku

四国の森と水を考える財団法人の理事を務めさせていただきます。

かがわ里海大学 運営委員や、高松市シティプロモーション戦略アドバイザーなども務める森田桂治さんからのご紹介のおかげさまで、『一般財団法人もりとみず基金』の理事を務めさせて頂くことになりました。ありがとうございます!

四国若者会議の瑞田信仁さん や 土佐町の尾﨑康隆さんたちが、コツコツと進めてきた、水源地と利水域をつなぐ広域連携SDGsの取り組みです。

本日、高知県 土佐町長 和田 守也さん、高知県 本山町長 澤田 和廣さん、香川県 高松市長 大西 秀人さんが、四国の水がめ、早明浦ダム(さめうらだむ)に集まり、『一般財団法人もりとみず基金』設立時合同評議員会・理事会が開催されました。

私は、若輩者ですが100年後の子どもや孫の世代に、美しい四国の風景を残せるよう、お手伝いできればと思います。慶應義塾大学SFCやロンドン大学で河川や水辺の研究やランドスケープデザインを学んだ経験や、四国各地の一次産業のブランディングやデザインなど高付加価値化のお手伝いをしてきた経験、Next IRIAI Lab.一般財団法人arc(あるく)で行っているサステナブルツーリズムやワーケーション事業の経験が、活きてくるかなと感じております。

香川用水
工費:3200億円(香川県負担分1154億)
水量:2億4,700万t / 年間
完成:1974年
全長:106km(水資源機構香川用水管理所管理は約47km)

早明浦ダム
住所:高知県土佐郡土佐町田井6591-5 [Google Maps]
 左岸:高知県長岡郡本山町大字吉野
 右岸:高知県土佐郡土佐町大字中島
河川:吉野川水系吉野川
型式:重力式コンクリートダム
竣工:1975年

2024/01/18撮影

左から、高知県 和田 守也 土佐町長、香川県 大西 秀人 高松市長、高知県 澤田 和廣 本山町長。


「四国は一つ」池田ダム近くの香川用水取水口に置かれた、四国の形をした阿波の青石(三波川変成帯の緑泥片岩)。もともとは、

1975年、早明浦ダム完成時、水資源開発公団は当時の溝渕増巳高知県知事に記念碑の銘を依頼しました。当初は「四国はひとつ」と刻まれる予定でしたが、溝渕さんは「水は一つになったが、他のことはまだ一つになっていない」として「四国のいのち」と銘が変更され、早明浦ダムの右岸展望台付近に設置されました。「四国は一つ」の記念碑はてっきり破棄されてしまったのかと思っていましたが、発見しました!今回、香川用水の下流から下道を進み、徳島県三好市の池田ダム付近の香川用水取水口にきた時、偶然、このエピソードが残る「四国は一つ」の記念碑がひっそりと置かれていました。

今回、県境超えた広域連携による四国の森と水を守るための基金の設立、香川用水完成から50年という節目にこの「四国は一つ」という記念碑を偶然見つけるという奇跡に心が震えました。長い人類史の中で、森と水を守ってきた先人の努力や、生き物たちに感謝したいと思います。


早明浦ダム


湖の駅 さめうらレイクタウン


さめうらカヌーテラス


レンタサイクルもあります。2,200円(電動)、1,650円 / 5時間


カヌーの練習施設。


コーヒー


八坂神社


みんなで守ろう森と湖。香川・大山の森。早明浦ダム、1万本植樹祭。1995年(平成7年)5月28日


米軍戦闘機墜落現場。米軍機の低空飛行訓練等 | 高知県庁


流域連携を通じた持続可能な水源の保全・涵養を実現する中間支援組織の構築⼟佐町企画推進課SDGs推進室 尾﨑康隆 – PDFより


水道用水の46.4%が香川用水。

出典:かがわ水の需給 2010年(平成22年)9月 (独立行政法人水資源機構 香川用水管理所 – PDF)


吉野川総合開発 香川用水計画概要図 – 香川県 (JPEG形式:5,617KB)

香川用水の概要|香川県

吉野川上流に位置する早明浦ダム(高知県)の建設を中核とする「吉野川総合開発計画」によって早明浦ダムに新規開発された水量年間8億6,300万トンのうち、吉野川中流の徳島県池田地点からトンネルで香川県へ分水される年間2億4,700万立方メートルの用水のことを香川用水と呼びます。阿讃山脈を貫く8キロメートルの導水トンネルで旧財田町まで導き、ここから更に東西に延びる幹線水路によって県内に導水する計画で、農業用水や都市用水として県内のほぼ全域に導水されており、昔から悩まされてきた水不足を解消し、生活や産業活動の重要な役割を担うライフラインです。

香川用水 – Wikipedia

香川県は季節風によって運ばれる海からの水蒸気が、南北の山地(中国山地、四国山地)により遮られ、乾いた空気が流れ込む。そのため年間を通して降水量が少なく、大きな河川が少ないため、旱魃による水不足は深刻で古来より多くのため池を築いてきたが十分な用水の確保は出来なかった。またその一方、讃岐山脈をはさんで徳島県の吉野川周辺では大きな洪水による被害が度重なった。そのため吉野川流域の安全と水の安定供給を目的とした吉野川総合開発事業が計画され、早明浦ダム、池田ダム(徳島県三好市)とともに計画の一環として香川用水は建設されることとなる。吉野川総合開発事業の発表から24年後の1974年に総工費3200億円(うち香川県負担分1154億)をかけて完成した。

香川用水の水源は吉野川にある早明浦ダムで、蓄えられた水は池田ダムから讃岐山脈を貫通しているトンネルを経て香川県に導かれ県内一円に農業用水、水道用水、工業用水を供給している。

用水完成後の渇水
香川用水完成以後、香川県内の水事情は大幅に改善され、かつてのような深刻な水不足もほとんど発生しなくなった。このため県下では香川用水から取水する自治体が急増し、中には100%香川用水の水に頼るような自治体も現われた。当初は香川用水から取水していれば水不足にはならないものと思われていたが、1994年夏に大渇水が発生。水瓶であるはずの早明浦ダムは貯水が底を突き、香川用水への水の供給が大幅に削減されることとなった。この事態により香川県では香川用水に頼りきっていた水事情が仇となり、県内ほぼ全ての自治体で何時間にも渡って断水が行われるなど市民生活、経済活動に大きな影響が出た。以降香川用水にできるだけ頼らないようにと、県や各自治体では独自の水源を確保するなど用水への依存度を下げるための渇水対策がなされている。

早明浦ダム – Wikipedia

早明浦ダム(さめうらダム)は、高知県長岡郡本山町と土佐郡土佐町にまたがる、一級河川・吉野川本流上流部に建設されたダムである。

独立行政法人水資源機構が管理する多目的ダムである。型式は重力式コンクリートダム、高さは106.0メートルで、総貯水容量は3億1600万立方メートル、有効貯水容量は2億8,900万立方メートル、利水容量は1億7300万立方メートル、吉野川水系における水資源施設の中核をなす四国地方最大のダムである。吉野川の治水と四国地方全域の利水を目的に建設され、このダムの水運用は四国地方の経済・市民生活に極めて多大な影響を及ぼす。このため「四国のいのち」とも呼ばれ、四国地方の心臓的な役割を果たす。ダムによって形成される人造湖はさめうら湖と呼ばれ、2005年(平成17年)には本山町・土佐町・大川村の推薦により財団法人ダム水源地環境整備センターが選定する「ダム湖百選」に選ばれている。

参考:
流域連携を通じた持続可能な水源の保全・涵養を実現する中間支援組織の構築⼟佐町企画推進課SDGs推進室 尾﨑康隆 – PDF
土佐町 広域連携SDGsモデル事業 – 内閣府 地方創生推進事務局 – PDF
高知県本山町、香川県高松市 流域連携を通じた持続可能な水源の保全・涵養を実現する 中間支援組織「グリーンアクセラレーター」構築事業 – 内閣府 地方創生推進事務局 – PDF
高知県れいほく地域の情報お届け隊!|高松市

早明浦ダムの森林保全へ3市町が基金設置 林業活性化へ連携|NHK 高知県のニュース

香川県などの貴重な水源となっている早明浦ダム。
上流域では、森林の手入れが行き届かず、ダムの貯水量の低下が懸念される中、立地する高知県土佐町と本山町、高松市が協力して基金を設置し、林業の活性化などに連携して取り組むことになりました。

吉野川上流の早明浦ダムは、香川県や徳島県の主な水源となっていますが、上流域では林業の担い手不足で森林の手入れが行き届かず、ダムの貯水量の低下が懸念されています。

こうした中、ダムが立地する土佐町と本山町、それに高松市のトップが18日、土佐町に集まり、基金を設置して林業の活性化などに取り組むことになりました。

基金では一般の人たちや企業から寄付を募り、林業の活性化や担い手の確保などに取り組むことにしています。

土佐町などでは森林の整備が進めば、森が水を蓄える力が高まり、上流からダムに流れ込む水の安定的な確保につながると期待しています。

土佐町の和田守也町長は「森林の荒廃が進み、ダムの貯水量の減少にもつながっている。この取り組みを通じて持続可能な地域を作っていきたい」と話していました。

また、高松市の大西秀人市長は「早明浦ダムのおかげで高松市民は心配せずに水を使えている。森林の整備を手伝い、早明浦ダムの水を守っていきたい」と話していました。