毎年9月頃、少し夏の暑さが和らいできた頃、男木島では味噌の仕込みがはじまります。男木島の老人憩の家で、味噌の仕込みが行われていたので見学させていただきました。男木島では茹でた大豆に麦と麹(こうじ)、塩と砂糖水を混ぜてミンチにかけて作る「麦味噌」と、大豆をいれずに麦と麹(こうじ)で作る「醤(ひしお)」を仕込みます。1週間、毎日朝・夕混ぜて寝かせると美味しい男木島の麦味噌が完成します。「今年は味噌がよう寝たわ〜」加える水や混ぜる加減は島のお母さんたちの長年の感覚。お母さんどうし、会話をしながらこうして島の味が受け継がれてきたのでしょうね。

On every September, inhabitants of Ogi-jima island make homemade miso. In the Ogi-jima island, people make fermented food substances by themselves. In the island, they made “Mugi Miso (naked barley) ” and “Hishio”. Mugi Miso is made from fermented naked barley and soybeans. This taste is property inherited by a descendent of a previous owner.