井上雄彦 最後のマンガ展 [Link]
上野の森美術館


日本の展示会つながりで、メモするの忘れていたこれをメモ。
忘れていたというより、この展示にかんして、
書きたいことがいっぱいあったのでなかなか書けずにいました。
でもとりあえずメモ。
空間をつなぎ歩きながら漫画を読む。
ところどころ、絵が展示空間にはみ出している。
イラストは、そのひとつで、
刀を手から離して落としたシーン。
壁には手のひらだけが描かれた絵がかかっていて、
その下には落とした刀が床に置いてある。
他には砂浜のシーンで、
床に砂が敷き詰められている。
鑑賞者は砂を踏みしめながら壁の漫画を読み歩く。
こうした平面世界と展示空間との連関は、
僕自身も写真やイラストの展示をするときは
心がけたい大きなテーマなのです。
写真やイラストやグラフィックデザインは
平面の仕事として扱われることが多いですよね。
だからそれを展示する場合、ただその絵や写真を額縁にいれるだけ。
でももしかしたら、それを展示する目的が、
見てもらう人にカメラマンが撮った風景を追体験したり、
あるいはイラストの世界観に没入してもらうことなのだとしたら、
きっと、額縁にいれて展示する方法は最良の方法ではない。
その平面とそれが展示される空間との関係性について、
最適解をさがすとどんな可能性があるのだろうか。
実は大学では、特に風景写真において、こういうことを追求したかったのですが、
僕がいる建築学部でこれをやるにはいささか、
そのストーリーづくりが難しいので悩んでいるところです。
ちなみにこれまでの展示会だと、男鹿和雄展、山口晃展、奈良美智展
においても興味深い、平面と空間との関わりについてヒントをくれる
展示方法がみられました。
そういう追体験のための展示手法はこれからも
こっそり研究していきたいとおもっています。
下の映像は、トップランナー出演時の映像
 日程:2008年05月24日(土)~07月06日(日)
 場所:上野の森美術館


 > 「バガボンド」 「スラムダンク」を送り出したマンガ家
 > 井上雄彦が、美術館の空間に挑む。
 > 全館描き下ろし。100点以上におよぶ肉筆画で構成される、
 > この時この場限りの空間マンガ。
  
参考:
井上雄彦 – Wikipedia [Link]
「スラムダンク1億冊ありがとうファイナル」イベントレポート [Link]
SLAM DUNK | ::: INOUE TAKEHIKO ON THE WEB [Link]
BIGMASAの世界不思議発見 | スラムダンク1億冊ありがとう~現場ルポ~ [Link]
会期終了 Inoue Takehiko on the web [Link]
FLOWER [Link]
上野の森美術館:井上雄彦 最後のマンガ展 [Link]
「井上雄彦 最後のマンガ展」を見て来た。 – 情報中毒者、あるいは活字 [Link]
アニメ、マンガの作品レビューと批評 [Link]
井上雄彦 最後のマンガ展 空間に活きる漫画の創造力 – MSN [Link]
井上雄彦:「最後のマンガ展」肉筆画100点”全館描き下ろし” [Link]
「バガボンド」井上雄彦さん、上野で「最後のマンガ展」 上野経済新聞 [Link]