
友人がチケットをとってくれたおかげでようやく見られました。オペラ。
1885年3月14日にイギリスで初演された喜歌劇(オペレッタ)作品。
脚本:ウィリアム・S・ギルバート、作曲:アーサー・サリヴァン。
今回の演出は、舞台は日本であるものの、
衣装や髪型などは西洋風というものでした。
背広にメガネというサラリーマン風の演出の場合もあるそうです。
1862年に開催されたロンドン万博の際に、
オールコック (Rutherford Alcock) によって日本コレクションが紹介され、
その影響でおきていた日本ブームに乗じた作品。
イギリスの支配階級にたいする風刺を
直接的な批判を避けるために日本を舞台にしているようですが、
当時の日本に対する西洋文化からの憧れ視点や
実際の日本とのズレ、含めてみるとさらに面白いです。
ところどころ、中国と日本がごっちゃになっていたりします。
イギリスの庭園文化にもこの日本風土への憧れは
少なからぬ影響を与えているようで、
西洋の庭園史などを読んでいてもたまにオールコックらの名前をみかけます。
温暖湿潤気候 と 農耕民の生活が
エデンやアルカディアにおける平和の園のイメージと重なったのかな。
実際には、年貢や圧政に苦しんでいたのでしょうが。。
概要
> 当時、ロンドンのナイツブリッジで日本博覧会が人気を博し、
> イギリスでは空前の日本ブームが起きていた。
> 『ミカド』はこのブームに乗じた一種のジャポニズムまたはオリエンタリズムである。
> 当時の英国の世相、わけても上流階級や支配階級に対する辛辣な風刺を含む一方で、
> 作品の舞台を英国からできるだけ遠い「未知の国・日本」に設定することで、
> 「これは遠い国の話で英国とは関係ない」として批判をかわそうとしている。
備考
> 設定や演出の段階で日本と中国を大きく混同している部分がしばしば見受けられ、
> 劇中では帝が中国の皇帝のように振舞ったり、
> 中国風の衣装を着た踊り子が登場したりする。
> 戦前、天皇をからかっているという理由で、
> 在連合王国日本国大使館が英国外務省に抗議し、
> 上演禁止を要請したという噂もあるが、真偽のほどは定かではない。
> 日本国内では、外国人向けのホテルなどで
> 題名を伏せたり見張りつきで上演したという話も残っている。
> 公式な日本初演は1946年8月12日にアーニーパイル劇場で、
> 指揮は当時連合軍将校として日本に赴任していたピアニストのホルヘ・ボレット。
> 1907年に伏見宮博恭王が日露戦争の際の英国の協力への返礼のため国賓として訪英した折、
> 英国政府はロンドン中の劇場やミュージック・ホールに対して
> 喜歌劇『ミカド』の上演および抜粋の演奏を禁止した。
> が、当の伏見宮はロンドンではやりの、
> しかも日本を舞台にした喜歌劇を聴けなかったことを残念がったという。
> また、皮肉なことに、随行した日本海軍軍楽隊が、
> こともあろうに禁じられた筈の『ミカド』に使われた
> 「トコトンヤレ節」をテムズ川で演奏したという逸話も残っている。
参考:
English National Opera London Coliseum [Link]
ミカド (オペレッタ) – Wikipedia [Link]
The Mikado – Wikipedia, the free encyclopedia [Link]
ロンドン万国博覧会 (1862年) – Wikipedia [Link]
ロンドン万国博覧会 (1851年) – Wikipedia [Link]
ラザフォード・オールコック – Wikipedia [Link]
ジェームズ・マクニール・ホイッスラー – Wikipedia [Link]
CiNii – 『ミカド物語』のジャポニズム : W・S・ギルバートによる自作 [Link]
CiNii – 一八六二年ロンドン万国博覧会場の幕末使節団 [Link]
Playing ‘The Mikado’ in the ‘Town of Titipu’ | The Japan Times Online [Link]
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