瀬戸内海の小豆島の八番札所 常光寺(じょうこうじ)に咲いている桜、常光寺桜。固有種とは言ってもはっきりしたことは分かっていません。
ソメイヨシノと寒桜を掛け合わせた品種とみられているものの、10数年前、専門家に鑑定してもらったところ、品種が分からず「常光寺桜」と呼ばれるようになりました。写真は2012年に撮影したものです。ちなみに他にも小豆島の固有種には、「ショウドシマレンギョウ」や「カンカケイニラ」があります。
香川県小豆島町苗羽の小豆島霊場8番札所・常光寺(大林実温住職)で、同寺だけで咲き、お遍路さんや地元住民らに「ジョウコウジザクラ」として親しまれている早咲きの桜が開花し、淡いピンク色の花が島霊場に春の訪れを告げている。
ジョウコウジザクラは花形が大きく、ソメイヨシノに似ているが、品種は特定できていない。大林住職によると、今年は例年より5日ほど早い2月23日に開花を確認。今後の天候にもよるが、3月中旬までは楽しめる見通し。
ジョウコウジザクラは40年ほど前には5、6本あったが、2本までに減ったため、貴重な桜の“子孫”を増やそうと、4年前から境内横の畑で幼木25本ほどを育て、今年3本が境内に植え替えられた。ほかに約10本が町内の福祉施設や個人宅などに植えられ、順調に育っているという。
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