京都名園 こう見てよし! [Link]
NHK 知るを楽しむ 白幡洋三郎×尼﨑博正
京都の庭園を通して、その背景にある意図や哲学をさぐっていく。
テーマは、「石」「水」「茶庭・坪庭」「名庭とは」の全四回。
ひさびさに京都にお墓参りいきたいな。
第1回 石のドラマ 白幡洋三郎
2006年12月07日 22:25~22:50
2006年12月14日 05:05~05:30
> 龍安寺の石庭をご覧になった方は、いますか?
> そうです、あの枯山水の庭です。少し想像してみてください。
> もし背景の土壁が無かったら?白砂が無かったら?
> それでも、庭は成り立つでしょう。しかし、もし石が無かったら・・・?
> おそらく庭は成り立たないでしょう。
> 以上は、国際日本文化研究センターの白幡洋三郎さんが、取材の過程で指摘した話です。
> この例が示すように日本庭園にとって石はとても重要なのです。
> なぜ庭石が特別な存在なのか、造形性と精神性の両面から迫っていきます。
第2回 水のドラマ 尼﨑博正
2006年12月14日 22:25~22:50
2006年12月21日 05:05~05:30
> 日本庭園と西洋庭園の違いとは、何でしょう?
> その一つは、水の使い方に表れています。
> 西洋では、堂々たる噴水が見どころですが、日本庭園には、ほぼ噴水はありません。
> あるのは、地味な印象の「川の流れ」と「池」です。しかし本当に地味なだけなのか?
> 先人たちは、水に、浄化を促す根源的な力を見出し、さらに、この世の意味も込めていました。
> 庭園の「水」にもそれが表れているのです。
> 水の造形性と、造形では表れてこない意味の両面から、
> 庭園における水の重要性を探っていきます。
第3回 市中の山居~茶庭・坪庭 尼﨑博正
2006年12月21日 22:25~22:50
2006年12月28日 05:05~05:30
> 「市中の山居」とは、都会(=市中)のなかにある草庵(=山居)という意味です。
> 室町時代に生まれた表現ですが、今日、庭を語る上で欠かせないコトバです。
> 現代でも、ベランダに植木鉢を置いたり、テーブルに花を飾ったりする人も多いでしょう。
> こうした感性のルーツとも云えるのが、「市中の山居」の精神です。
> もともとは千利休など茶の湯の完成者が練り上げた考えです。
> 日本庭園では、茶庭や京町家といった空間に活かされています。
> 「名庭」は暮らしの空間にもある。そのことを探っていきます。
第4回 遊んでこそ、庭 白幡洋三郎
2006年12月28日 22:25~22:50
2007年01月11日 05:05~05:30
> 「名庭」とは何なのか? このテーマに挑むのが、最終回の4回目です。
> 一般的には、大勢の観光客が訪れるような芸術性に優れた庭を「名庭」と呼ぶのかもしれません。
> しかし今回ご出演いただいた白幡洋三郎さんと尼﨑博正さんは、
> 必ずしもそうとは考えていません。よい庭とは、
> どれだけ優れた利用空間であるのかが伝統的な見方であって、
> 観光のため訪れるのは、庭の楽しみ方の一部分でしかない。
> その視点で見ると「名庭」は案外、私たちの身近にあるのかもしれません。
> 江戸時代の「庭の観光ガイドブック」などを手がかりに、「名庭」の意味を考えます。
> NHK番組案内より
参考:
日本庭園 (Wikipedia) [Link]
世界文化遺産 (京都府) [Link]
京都の庭、社寺庭園 100選 kyoto [Link]
古都京都の文化財 (文化遺産オンライン) [Link]
京都の庭 (京都 温故知新) [Link]
風待人
はじめまして!!クオリア日記から、飛んで参りました。
お若いのに、建築や設計やアートの世界でご活躍の方なんですね!!
私は、ホントウにフツウのオバサンですけれど…
このところ、いろいろなもの・ことを
見聞きしたり感じたりすることに歓びを感じており
そのアンテナに、ピンと来るものがあって、
思わず、こちらにコメントさせていただきます。
ぜひ、どんなに未来志向になっても
自然と人とその人の創ったものが調和しているような…
そこに、ひとの生きている気配の感じられるような…
作品を造りだしていただきたいなぁと、想います。
「知るを楽しむ」の一回目を見逃してしまいましたけど
こちらで、教えていただいて、次回は要チェックですね!!
yousakana
風待人さん、心温まるコメントありがとうございます。
どんなに未来志向になっても、
地に根をはやしてモノをつくっていきたいものです。
たまに気がつくと脳が宙に浮いてしまっていて、
「はっ」とさせられます。
「知るを楽しむ」の次回以降の放送、楽しみですね。