虹色どろぼう
エルマー・ヴァインマイヤー
2001年ドイツミュンヘン市で開催された「染司よしおか」展のために
制作されたよしおか工房を紹介した本。
海外向けに作られたものをもとに構成しているのでとてもわかりやすい内容。
タイトルがなかなかいい。
価格:3,150円
サイズ:A4判変型/総カラー116頁
> 2001年ドイツミュンヘン市で行われた「染司よしおか」展のために、制作出版した本である。
> 展覧会を企画してくれた、エルマー・ヴァインマイヤー氏が、よしおか工房へ、
> およそ1年と6カ月、何度も足を運んで取材して、
> 彼なりの視点で毎日色と格闘している姿を書き表してくれたのである。
> とりわけ毎日、染場で陣頭指揮をとり、自らも染液で布を繰り、
> 糸をあやつっている福田伝士を忠実に追って、工程を詳しく書いてくれている。
> 今まで、どちらかといえば、私自身が仕事の内容を書き表しすことが多かったが、
> エルマー氏の眼は、また新しい姿をとらえているといえる。
> 写真は小林庸浩氏。氏も1年間、何度も工房へ足を運び、
> 時には伊吹山の刈安や宇治田原の青柿の生産地までも行ってくださった。
> 染色の課程が迫力のある美しい映像となっている。
> また、完成した作品群は、京都の町家、とりわけ「大店」の本来の姿を今に伝える、
> 奈良屋杉本家をお借りして、撮影していただいた。その佇まいを背景にした作品は、
> より映えた美しい彩りとなっていると思う。
> ドイツ語版を先に制作したが、今回1月17日よりの
> 東京新宿OZONEホールでの展覧会を機に、前堀信子氏の翻訳によって、
> 日本語版としたものである。美しい本となったことを喜んでいる。
参考:
染司よしおか 「紫のゆかり」~吉岡幸雄の色彩界 [Link]
染司よしおか ONLINE SHOP [Link]
CONFORT 12月号 -二十四節気の色- (JDNブック・マガジン) [Link]
ARTGLYCINE 吉岡幸雄 profile [Link]
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