スペインに残る、イスラム文明の遺産、アレハンブラ宮殿。
全体像の写真は、ネットにもちらほらあるので部分の写真を選びました。
天井の装飾は、ムカルナス形式と呼ばれる鍾乳石飾りの彫刻。
イランやエジプトから流入した技術です。壁や天井を埋め尽くすアラベスク模様。
写真の部屋はプラネタリウムのように、満天の星がちりばめられたような天井でした。
レコンキスタ後もこうしたイスラム建築が破壊されずに残された点が興味深い。
下の映像は、村治佳織さんの Recuerdos de la Alhambra (アルハンブラの思い出)。
作曲は、タルレガ。トレモロ奏法。
> アルハンブラ宮殿は、イベリア半島での最後のムスリム政権である
> ナスル朝時代に建設された壮麗な宮殿都市である。
> スペインのグラナダにある。「アルハンブラ」とは、
> アラビア語で「赤い城塞」を意味する
> 「アル=カルア・アル=ハムラー」( القلعة الحمراء al-Qal’a al-ħamrā’)と呼ばれていたものが、
> スペイン語において転訛したものである。この名称の由来については、
> 城塞周辺の土地の土壌が赤いため、あるいは建築に使われた煉瓦の色であるとか、
> 宮殿が赤い漆喰で覆われていたからなど色々と言われている。
> スペイン語表記ではAlhambraと綴り、「アランブラ」と発音する。
> ただし、アンダルシア方言では「アルハンブラ」とも発音する。
> 天井に施された彫刻は、
> いわゆるムカルナスと呼ばれる形式の鍾乳石飾りの天井装飾である。
> 数種類のみの基本となるタイルを組み合わせる事によって、
> 蜘蛛の巣状のモチーフを立体的に表現する技法になっており、
> イランのニーシャープールやエジプトのフスタートなど
> 東方で発祥・発展したものがイベリア半島まで移入してきたものである。
> 柱や壁の彫刻の中には女王が残したメッセージが隠されている。
参考:
フランシスコ・タレガ – Wikipedia [Link]
NHK 世界遺産の旅 【スペイン・アルハンブラ宮殿】 [Link]
アルハンブラ宮殿 – Wikipedia [Link]
アルハンブラ宮殿 スペイン政府観光局オフィシャルサイト(日本語) [Link]
建築マップ・アルハンブラ宮殿 [Link]
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