セーヌ川をあるいて近くまできたので、アラブ世界研究所をチェック。
設計は、汐留の電通本社ビルで有名な、ジャン・ヌーヴェル。
セーヌ川に面した北側ファサードは川の流れに沿って湾曲。
南側は、アラブの建築のマシュラビーヤという窓飾りからヒントを得た
カメラの絞りのような採光システムをもつ240枚のアルミパネル。
アルハンブラ宮殿(スペイン グラナダ)の装飾パターンに似ている。
おそらく外観よりも内部に落とし込む木漏れ日のような
光と影のほうが綺麗なのだろうな。

 > アラブ世界研究所を有名にしたのは1987年12月に開館した建物である。
 > この建物の特徴的なデザインはジャン・ヌーヴェルとArchitecture-studioによる、
 > アラブの文化と西洋の文化を総合する試みである。
 > 建設は1981年から1987年にかけて行われた。
 > この建物はセーヌ川と近代的な建物が建ち並ぶジュシューキャンパスに挟まれて建っている。
 > セーヌ川に面した側は川の流れに合わせて緩やかなカーブを描き、
 > シュリー橋から見ると角張った印象を和らげる役割を果たしている。
 > 一方反対側は非常に直線的である。こちらは広場に面しており、
 > 壁面はガラス張りに加えて240枚のアルミパネルが取り付けられている。
 > それぞれのパネルにはカメラの絞りのようなメカニズムが取り付けられており、
 > 開閉することで採光を自動調節する仕組みになっている。
 > これはアラブの建築にみられるマシュラビーヤという窓飾りからヒントを得たものである。
 > このように、旧来のパリの景観と伝統的なアラブの意匠、最新の技術が融合している。

参考:
ジャン・ヌーヴェル – Wikipedia [Link]
アラブ世界研究所 [Link]
uemoto:アラブ世界研究所レポート [Link]
フランス落書き帳 : パリでのアラブ文化発見 [Link]
ジャン・ヌーベル:アラブ世界研究所 [Link]